米国産牛肉2006/01/21 21:09

 私んちはほとんど牛肉を食べることがないので、本心のところでは輸入が再禁止になったからといってどうということはないのですが、どうということはないものの、なんかやっぱり腹たちます。

 たかだか一ヶ月しかたっていないのに、まともに脊椎入りというのは、これはもう日本人をヒトと思っていないか、あるいは米国のなかにはめちゃくちゃにズサンな仕事しかしないところがあるかのどちらかではないでしょうか。

 テレビニュースを見ていたら、ミスをした会社のオヤジが「でも肉は安全だ」と厚かましく開き直っていましたが、そんな問題とちゃうやろ。そんなことゆーてるから、米国産のドッグフードは腐肉やネズミが使われているという噂に、じつはホンマかもしれないなあと思ってしまったりするのです。

 でも、さすがに米政府はまずったと思ったのでしょうね。せめてごまかせるくらいのカケラにしとけよ、とか。

スパムメール2006/01/22 21:43

 最近のスパムメールの跋扈には、ほんとにもう辟易します。携帯電話のほうは、指定アドレス受信の設定にして、おじゃまメールは排除してますが、パソコンのほうはそうはいきません。

 私はずっと以前からメールソフトは定番の Outlook Express は使わず、シェアウエアの Becky! を使ってきました。スパム対策にいろいろなアドオンツールを使ったりもしていましたが、どうしてもあまり効果が満足するものではありません。ホームページを運営していて、そこにアドレスを書いてありますし、あちこちの掲示板にも足跡を残していますので、人一倍スパムを送られやすいようです。

 それで、昨秋、スパム対策も売りにしている市販メーラーに思い切って乗り換えました。最初のうちはスパムの振り分けにけっこう手間がかかったのですが、数ヶ月するうちに、最近ではほぼ95%ていどが振り分けて捨てるようになっています。期待以上の効果がありました。いまは逆にスパムと判定されたなかに非スパムがないかのチェックをしているところです。

 それにしても、こういうスパムを読んでいますと、こんなんで引っかかるヒトがいてるんかなぁと思ってしまいますが、ずっと続けて送りつけているところをみると、釣られるヒトは少なくないのでしょうね。

在宅医療をすすめたいなら2006/01/23 20:36

 厚生労働省が今年4月の診療報酬改定で在宅医療に重点を置くということは以前にも書きましたが、現場の者から言わせてもらえば、在宅医療を進めるためにしなければならないことの重要な点は、病院に在宅医療のことをよく理解してもらうことです。

 病院から退院して在宅に戻られるときと、在宅にいて必要があって入院になるとき、これらに病院側の理解と協力がないと、在宅側のスタッフは安心していられません。つまり患者さんやご家族がとても迷惑を被るわけです。

 具体的なことをこの一般の場で書いても分かりづらいと思いますのでまたの機会にしますが、今日も新しく在宅を依頼された件では、在宅の場の現実を全く斟酌していただけていないことで、よけいな気遣いが必要になりました。

 忙しいのはお互いさま、役割が分担できている病院のほうで、それなりの用意をしていただかなくては、こんな時刻になってもまだ始末をしている事態になるのですなあ、じつに。

ネットワークスキル2006/01/24 22:54

 私自身はパソコン通信の黎明期のころからネットに親しんでいますので、ネツトのいいところも悪いところもあるていど知っているつもりで、また利用のツボなどもそれなりに分かっているつもりです。つまり、ネットワークスキルは、まあ中の上くらいはあるかなと思っています。

 仕事をしていて、患者さんまたはご家族のネットワークスキルは、治療や療養の快適性、有利性において、ここ数年で大きく影響するようになってきたと思います。

 情報へのアクセスや、私たち医療スタッフとの連絡など、ネットワークを利用することによる時間や労力の節約と迅速さ、深さは半端ではなくなっています。ネットを使いこなせるかどうかで、極端にいえば寿命にも影響してきていると言っても過言ではありません。

 こういう傾向はほんとにここ数年、とくに1年半くらいかと思います。この調子だと、来年のいまごろは、もっと情報格差が広がってしまっているかもしれません。

 って、ここで言ってもネットワークスキルの高くない人には届かない声ではありますが。

シュレッダー2006/01/25 23:36

恬のデカ頭

 ようやく自宅にもシュレッダーを買いました。訪問診療の途中に「パソコン工房」に立ち寄ったら、クロスカットのそれなりのが\4.980で出ていたのでお買い上げ。

 通信販売やDIY店で最近は時節がらたくさん出ているのですが、安いのはおもちゃみたいだし、実用になりそうなのはやはり万以上していましたので、今回のこれはお得でした。診療所で使っているのはだいぶ前に確か\3,000くらいで買った、これも価格のわりにはちゃんとしたもので、けっこう酷使しているのにもう4年くらい無事に動いています。診療所で出る紙ゴミは個人情報の塊なのでシュレッダーは必需品。

 それにしても、ほんとにイヤな時代になりました。自宅のゴミは、燃えるゴミの日の、収集車がくる30分くらい前にしか出しませんが、それでもその間が気になります(前の晩から出している無神経なお宅もあります。個人データのセキュリティに関しては本人の勝手ですが、こういうものが放火されることがある点で、きわめてはた迷惑です。ゴミは当日に出しませう)。

 最近はCD-ROMやカードを裁断できるものもできていますので、診療所のほうの買い換えのときはそういうタイプにしようと思っています。

カイロとか2006/01/26 22:40

 在宅医療では病院や診療所の診察室や病室での診療では気がつかない細かいことがありまして、たとえば今の時期、聴診器ひとつにも気を遣います。移動中に気温が低いために、聴診器が冷たくなっていて、無造作に胸にあてると患者さんによけいな刺激を与えます。要するに「 冷たっ」ということになるわけです。それで、小さな布袋に使い捨てカイロを入れて聴診器を温めるようにしています。

 最近は使い捨てカイロも安くなりまして、12時間持つ小さなヤツが一個40円ほどですので、毎日使っていても負担にはなりません。40円ケチったために冷たい聴診器を左胸に突然当てて、心筋梗塞にでもなってもらっては困ります。このカイロが「燃えるゴミ」なのかどうかはともかく…。

 カイロって「懐炉」です。つまり懐の炉。そういえば、昔は金属製の独特な形の懐炉に火をつけて、袋に入れて懐においていたことを、ふと思い出しました。いまから考えますと、ポケットに火だねを持ってあるいていたわけで、ちょっと無茶なことであったともいえましょう。燃料はベンヂンだったか…。

 そういえば、小さいころは寝るときに炭団(たどん)を熱源にした小型の櫓炬燵(やぐらこたつ)を中心に、家族が +型に足を集めていたことも思い出しました。もっとも +型に布団が敷けるほどの部屋があったことも、いまとなっては驚きかもしれません。そうやって眠って目覚めた朝は、母が味噌汁を作りながら隣のコンロで火鉢に入れる炭をいこしていたのでした。

 学校に行くと石炭ストーブが教室の真ん中に据えられていて、周囲に弁当を置いて温めていました。石炭って、けっこう臭いものでしたよね。

 この冬の大雪で孤立し、停電までしていた過疎の集落で独居するばあちゃんが「ウチはこれがあるから凍えはせん」といいつつ豆炭が火だねの炬燵に入っていた映像は印象的でした。電気がとぎれるとなにもできない現代の私たちへの警鐘。豆炭や練炭ではパソコンは動きませんしね。

神戸空港2006/01/27 22:59

 ポートアイランド二期にできた神戸空港が、いよいよあと3週間ほどで開港することになりました。中部国際空港(セントレア)ほどの派手さはありませんが、定期便も3社が運航するということで、それなりに期待できそうな塩梅。

 今日買ってきた「月刊ラジオライフ」に、神戸空港の管制用周波数が載っていました。私の自宅からは関西国際空港や八尾空港の電波も拾えますので、たぶん神戸もだいじょうぶかと。楽しみが増えます。テスト飛行が始まっていますので、休みの日には昼間にワッチしなければなりません。

 というわけで、まもなく阪神間に4カ所の空港体制が始まります。八尾は別として、それぞれがそれなりに繁華な空港です。くれぐれも安全面には注意していただきたいと願うとともに、私にとってはたいへん便利な大阪国際空港の利便性は削がないでねとエゴまるだしでついでにおねがいしておいたりして。

義務出席2006/01/28 17:49

 医師会で年に何度か「義務出席」とされる研修会があります。

 今日は、麻薬向精神薬関係と、医療紛争関係の研修がありまして、尼崎市の「ハーティ21」という施設まで行ってきました。川西近隣のこの研修会は今年は木曜日の午後という、私のところでは診療時間にまともに当たるときなので、「義務」だししかたなくちょっと遠いけど土曜日に開催される尼崎まで行ってきたわけです。

 この会は毎年一回ありますが、いつもだいたい内容は同じで、診療所を始めて最初に出席したときはともかく、その後はあまり有用とはいえません。県などの行政のアリバイ用のような気もしまして(内緒ですが…)、「義務出席」の義務は私ら医者ではなく、行政側の義務で開催してるのだろうかなどと不遜なことを考えてしまったりします。

 そういえば介護保険関係でも、いろいろと「お達し」的研修がかなり頻繁にありまして、明らかに監督庁側の都合というような、中身のあまりないものも散見されます。なんとなく時間の無駄というか、どーせだったらもっと役にたちそうなものをと思いますが、いや、いかんいかん、こんなことを言ってては睨まれてしまうかもしれなひ ^^;