PITAPA2006/02/01 23:18

 関西での鉄道ICカード、JRはプリペイドのICOCA(イコカ)、私の生活圏の阪急電鉄/能勢電鉄はポストペイのPITAPA(ピタパ)。先日、このICOCAとPITAPAの相互乗り入れが実現して、一枚のICカードでどっちも乗れるようになりました。

 そして、今日からはPITAPAは大阪の地下鉄や阪神電鉄、阪急バスなどにも使えるようになりました。もともと関西の民鉄は「スルッとKANSAI」という協議会があって、プリペイドの磁気カードでほとんど乗れる状況になっています。その協議会が「スル関カード」のつぎに「PITAPA」を採用することになつたわけで、これでまもなく関西圏では現金がなくても公共交通機関を利用できるようになります。高速道路や有料道路がETCでキャッシュレスになっていますから、ますます楽になります。

 まあいろいろとマイナス面もあるのかもしれませんが、PITAPAは買い物でもピタっとするだけで支払いできてポイントもつくということで、私のような者にはたいへん使いやすいICカードだと思います。

 ICOCAとJR東日本のSuicaは相互利用できるはずですが、PITAPAは関東のJRでは使えないのかなぁ(私にはあまり機会はないのではありますが)。

ゲスなメンタリティ2006/02/02 13:46

 自治体の建築確認検査後に確信犯的に改築して営業していたビジネスホテルチェーンが問題になっています。発覚したときに社長が記者会見でトンデモな発言をして、よけいに話題性が出ました。この社長、まあ正直といえばいえますが、あのゲスで差別的なメンタリティにはあきれてしまいました。もっとも、こういう人たちはけっこう多くいるよなあとも私は知っています。

 以前にも書いたかもしれませんが「駅などのバリアフリー化をすることによって運賃や料金や税金に跳ね返ってくるので、ハンディキャップを持った者は外にでるな」と広言していた人もいました。総じて私たちより上の世代の男性にそのようなかたが多いような印象があります。

 ホテル社長もきっとそうなんでしょう。身障者のための設備や空間は無駄だ、身障者は来なくていい(出歩くな)という感覚。

 そして、こういう人は、自分も将来なにかの原因でハンディキャップを持つようになることは想像すらできていないし、もしそうなったら自分の差別感でみんなは見ているのだと心から信じていますから、公衆の目につくところに出ることをいやがり、閉じこもりきりから寝たきりになるというパターンでしょう。おまけに妻にはずっとエラソーにあたり続けるとか。仕事を続けてきたなかでそういう場面もいやというほど見ています。

 いまはシャチョーと持ち上げられて好きに放言しておられますが、けっこうもうお年でもありますから、明日は病院のベッドかもしれませんよ、シャチョーさん。

恵方巻き2006/02/03 20:03

 節分に恵方を向いて無言で巻きずしを丸かじりするというおまじないは、数十年ほど前に海苔の業者さんが商売のために始めたのだということで、私の若いころから大阪では馴染んでいました。

 かなりの間、それは関西ローカルのものだったようですが、おそらくコンビニ業界がそれに乗り出したことで、いつのまにか全国区になっているのだそうです。いまや首都圏のほうが盛んなのだそうで…。

 そういうふうになると、パンの海苔巻きなどというワケの分からんものまで登場して、なんだか末期症状。商店街の寿司屋さんで、ちゃんとしたバランの載った巻きずしが竹の皮にくるまれて売られているという、正統派は見かけなくなってきました。

 そのうち巻きずしを模したロールケーキなんてのも出てきそう(あ、これエエかも)。

 というわけで、今日は通所介護「おおむち」のお昼は助六寿司、そして今夜の家の食事でも巻きずしが…(笑)。

ラヂオの時間2006/02/04 23:52

 公開中の映画「有頂天ホテル」の宣伝だとは重々承知していましたが、昨日の「みんなのいえ」今夜の「ラヂオの時間」を見てしまいました。

 監督の三谷幸喜さんというかたは、じつはあまり好きなタイプではありません。なんでやと言われても、なんか好きではないのです。大阪生まれ育ちで大阪のベタな笑いが骨の髄までしみこんでいる私には、江戸の人のお笑いのセンスに対する根拠のない偏見があるのかもしれません。

 レンタルビデオ屋さんで、ずっとこの2作品をはじめとする三谷監督の映画は気になっていましたが、偏見のために後回し後回しになってここまできたわけで、たまたまテレビでの放映、しかもほかに見たいものもないというわけで、ちょっとはすかいに構えつつ見たのでありました。

 んで、悔しいけどオモロイでした。こういうオモロさ、どやオモロイやろと三谷氏がとぼけたふうを装いつつじつは「有頂天」になつていて、くそっ悔しいなあと思いつつオモロがってしまったのでした。複雑な拗ねでもありました。

 話はコロッと変わりますが、私はテレビの取材は何度か受けています。でも、スチールカメラに写されることでさえ「タマシイが奪われる(笑)」と思っているので、テレビカメラが向けられるのは愉快ではありません。緊張するとかではなく、愉快ではないのです。それに対して、ラジオに出たのは一度きりですが、これは愉快でした。二度とお呼びがかかることはないでしょうが、ラジオならいつでも行きまっせと思ってしまうほど、好きになりました。もちろん生放送。ですから、「ラヂオの時間」は見ていても興奮してしまいました。

 邦画が基本的に好きなので、三谷さん以外にも何人も気になる監督がいらっしゃいます。シリアス系は見ませんが、楽しい映画はこれからも見たいもの。

 あー、ラジオならコミュニティFMでもいつでもでまっせぇ(爆笑)。

ぶらりとドライブ2006/02/05 17:08

篠山城跡の石垣残雪

 風は寒いのですがお天気がいいので、いつも留守番ばかりさせている恬を連れてどこかにドライブに行こうということになりました。でももう昼前。寒いところはイヤやなあと言いつつとりあえず走り出して、宝塚ICから中国道を走ります。

 暖かいほうとなれば、心理的には山陽道か阪神高速北神戸線へ入って淡路島か瀬戸内方面かでしょうが、いずれも帰路のことを考えますと時間的にちょっとつらいかと。で、なんとなく舞鶴若狭道に分岐して、丹南篠山口ICで降りたわけです。しかし、よく考えますと、篠山ってもう日本海側の気候に近いわけで、当然のことながら残雪があってそのうえ篠山城跡を歩いていたら俄にかき曇って激しく雪が降ってきました。

 かつて某国営放送のドラマで篠山が舞台になったときには観光客がおおぜいで賑わう町だったのですが、日曜日とはいえ厳冬、そのうえ降雪とあっては町に人通りも少なく、私たちも早々に退散してきたのでありました。

 被写体としてはいいところがあるかもしれませんが…。

病診連携2006/02/06 17:30

 病院と診療所が地域医療のなかで有効に連携して患者さんの利益になるような医療を行うことを目的に「病診連携」ということが提唱されています。病院では「地域医療連携室」などのセクションが作られ、ケースワーカーが常駐して病院と病院・診療所との橋渡しをします。医療保険下では「儲けにならないセクション」なので、以前にはなかなかそういう発想をしてくれる病院はなかつたのですが、医療政策の関係で早期退院をさせなければならないという情勢変化でつぎつぎと急性期病院に連携室が作られています。

 しかし、形だけ作っても私たちには実際には状況はあまり変わらないこともあります。つまり、こういう部署は、病院の都合で作られているので、建前上はわれわれ診療所の便宜を図るように高らかに詠っておられるものの、病院内では医師とコ・メディカルの力関係の大きな差のために、事実上診療所や患者、地域の意向が尊重されることが少ないのです。

 口の悪い私は「地域医療連携室」のかなりのところは「退院対策室」だとひそかに言っているわけですが、たとえば私のほうから紹介して入院治療をしていただいていた患者さんが、不幸にも亡くなられたような場合、死亡退院では退院対策は必要ないので地域医療連携室のケースワーカーには情報が上がらず、したがってかかりつけ医は患者さんの逝去すら知らない、あるいはご家族からのご連絡で初めて知るというような情けない事態がおこるわけです。

 地域とのつながりは、診療所では想像以上に強いものがあり、病院関係者が患者さんの死で感じることとは別のたいへん大きな影響があるのが現実です。亡くなられたことを知らせてもらえなかったために、お通夜や告別式で元患者さんと最後のお別れができなかった悔しさは、地域医療の最先端で仕事をしている医療者「しか」分からないのでしょうか。

あらら地元で疑惑が…2006/02/07 17:55

 業者と首長の癒着疑惑はいつまでたっても全国で絶えませんし、噂レベルでは近辺でもよく聞こえてくるのですが、新聞沙汰になるほどのものが自分の住んでいる市で出てきたのは初めてです。http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/00047914sg200603071400.shtml (速報ですので時間がたてば消えるかも)

 市長とは昨年秋に宝塚市内の介護老人福祉施設で依頼された講演をしたさいに会っています。若いけどやはりこのくらいの押し出しがないと市長にはなれないのかなという印象でした。

 当市ではパチンコ業者を巡るキナ臭い噂がずっとあり、今回それが表沙汰になってきたようでもあります。しばらく町が騒がしくなるのでしょうか。

 読売新聞ではすでに「逮捕へ」と見出しを打っていました。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060207i107.htm (これも速報ですので時間がたてば消えるかも)

あらら地元で疑惑が…22006/02/08 19:15

 現職市長の汚職容疑での逮捕という、かなり情けない市に住んでいるwandoです。

 市役所幹部は大混乱、とはいえ市内の、私を含む一般ピープルはとくにどうということなくいつもの生活が続いていますが、こんなとき市のホームページhttp://www.city.takarazuka.hyogo.jp/はどういうふうになっているのかなと見てみましたら、なんのことはない市長の逮捕などということには一切ふれていません(2月8日18時現在)と書いていて、ねんのため19時になって確かめてみたところ、村野助役名で「市長の逮捕について」についてという短い文章が登録されていました。

 ある新聞では『「セルシオが欲しい」と要求』などという見出しがありました(まあホントかどうか分かりませんけど)。ふつうこういう場合は国産高級乗用車と表現するのではないかと思うのですが、まあセルシオという固有名詞が事件のキーワードになるのでしょうか。

 汚職事件は、贈賄側→収賄側→贈賄側…と芋づるになりそうですから、これで終わりになるのかどうか、地元のことなので注目していきます。