イヌさんやネコさんはがんばってるのだ2007/02/01 22:50

 今日の訪問診療の6軒のお宅のうち、4軒にイヌさんかネコさんがいます。そして、彼らはみんな患者さんに寄り添うような立場で在宅療養のなかでそれなりの役目をしているように感じています。

 もともと私がイヌさんネコさんが好きなので、彼らがいるお宅への訪問診療では、診療しているのかペットと遊んでいるのか分からないような塩梅 (あんばい)なのですが、ペットたちも私のそういう行動に安心するようで、とくに今日の4軒の彼らはみんなとっても友好的です。なかには勘違いして私ともっと遊ぼうとする子もいます。

 患者さんにとって、好きなペットとの生活はかなり大事なものです。私が1年あまり前に入院したときにも、もちろん家族のことは思いましたが、それと同じようにフレブル「恬」を思いました。そういう意味で、病院ではペットと切り離されていることが、病状に悪い影響を与える場合もあることは間違いありません。もっとも、往診しているときにイヌが足下にくるのを露骨に嫌がる動物嫌いのお医者には、そういう機微は理解できないかもしれませんがね。

千と千尋の神隠し2007/02/02 23:46

 DVDまで持っていますので、これまで4-5回も見ているのに、今日の地上波でやっていた「千と千尋の神隠し」をまた見てしまいました。私個人としては、ジブリのアニメのなかでは、大人の鑑賞にも耐える一番の名作だと思っています。じっくりと考えると主題も大きい。

 「トトロ」も好きなのですが、いまひとつ幼いというか、あまりにもほのぼのしすぎて私の趣味とはすこし外れてしまいます。「ハウル」もおもしろかったのですが、ちょっと凝りすぎてストーリーが好きになれなかった。

 まあ、還暦も近いええ年をしてアニメ映画に執心するのもどうかと思います。しかし、えり好みにわがままな私としましては、好きなものは好きとゆーことで。

いや~いい天気だった2007/02/03 23:58

 東京にきています。医師会の研修が明日の朝の早くからあるので、やむを得ず(笑)、泊まり。

 ずっと前からの友人を無理に引っ張り出しての夕食。初対面のかたもいっしょでしたがともかく楽しい。私は自分ではヲタクとは思っていないのですが、今夜の仲間の人たちもいっしょ。ヲタクと思っていないのがほんとのヲタクと、今夜はじつに思わされてしまいました。

ひさしぶりの長時間のお勉強に、疲れた2007/02/04 22:14

 午前9時半から午後5時前まで、1時間の昼休みと15分のブレークだけでずっと講義を聴いていました。もともと興味のあるテーマでもあり、朝は昨夜の痛飲の名残の眠気がすこしあったにもかかわらず、居眠りもせず真面目に…。

 会場は日本医師会館の大講堂で、ここは豪華な椅子に簡単なデスクもついている500名くらい入れるところです。しかし、この椅子は見かけはすごいし、ちょっと座ったときは快適なのですが、長時間の聴講にはちょっとむかないようで、午後にはすっかり腰痛がひどくなってしまいました。

 以前は東京には新幹線を使っていて、午後5時終了ですと新大阪には午後9時くらい着になっていました。数年前からはずっと飛行機を利用していて、今夜は羽田の出発渋滞もそれほどではなくて定刻着。45分のフライトだと我慢できましたが、2時間半の「のぞみ」だと腰痛はさらに悪化していたでしょう。JALはいろいろありますが、クラスJのシートはなかなか快適です。

ジェットストリーム2007/02/05 18:07

 関西だけかもしれませんが、昨日から今日にかけて「ジェットストリームCD全集」http://u-canclub.jp/jetstream/index.htmlのスポットCMがテレビで再々流されています。「詳しくは明日の朝刊で」というもので(今日は「詳しくは今日の朝刊で」になっています)、今日の朝刊には各新聞のロゴ(自宅の毎日新聞と診療所の神戸新聞を確認)が印刷されたチラシが入っていました。

 全10巻一括払い価格\28,900。城達也さんのナレーションで、当時はまだちょっと縁が遠かった日本航空のジェット旅客機へのあこがれを誘う、深夜のFMの定番だった番組。チラシによりますと放送開始から40年ということで、ちょうど私が大学に入ったころに始まったことになります。

 かなりなつかしくてちょっと心が動きかけましたが、チラシをよく見てみますと、一部ナレーションは入るものの、つまりは一種のコンピレーションあるいはオムニバスCD。内容を読みつつやや引き気味に考慮中というところです。「ミスター・ロンリー」の印象があまりに強すぎるのですね、きつと。

 いずれにしても私たち団塊世代前後がターゲットらしいのがミエミエで、簡単に乗せられるのもすこし悔しいという思いもありますですね(笑)。

病的健康番組2007/02/06 22:59

 納豆ダイエットで捏造して破滅した番組がありましたが、今日は複数のかたから「本当は怖いナントカ」という番組を見て怖くなって相談というのがありました。

 私が数十年この仕事をしていて遭遇したことのないレアな症例を、あたかもしばしば見舞われるような言いかたでシロウトさんを脅かさないでほしい。あんたらは視聴率のためにできるだけセンセーショナルな番組を作りたいのでしょうけど、神経質な患者さんはそれだけで暗示にかかって病気になったり、私たちは(納豆の売り切れと同じように)その病気ではないかと過剰に反応なさった患者さんの対応に大変な混乱を味わっているのです。

 それほど脅したいのなら、遠慮せずにタバコの害を持っと喧伝しなさいよ。JTや財務省の横やりが怖いのなら、はじめから健康関連番組なんか作るな。あんたらは、いま滅亡の危機に陥った老舗のお菓子屋さんを救済しようとしている大手パン屋さんの製品にいろいろ問題があることを放送できるのか?

 視聴者の多くが無知だといってエエ加減なことばかりしてたらあきまへんで。

パクリっはパクリなんだけどねえ2007/02/07 23:10

 先日らい報道されていた朝日新聞の記者のパクリ。記者とはいえ、このかたは本職はカメラマンで、地方総局所属になってはじめてに近いくらい記事の執筆がデューティになったらしい。ある情報では、このかたはカメラマンとしての技量はかなりのものだとのこと。「赤い赤い朝日が赤い」ところをクビになつても、フリーでやればもっといい仕事ができるのではないかとの評判であります。しかもそのパクリとされている記事の内容は、ちょっと変えるのも難しいくらいの、要するに「写真のキャプション」のようなものらしい。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070207ddm041040155000c.html

 もちろん、盗用がいいとは言いませんが、同じ日に表沙汰になった以下の「社説のパクリ」に比べれば罪は軽いのではありますまいか。

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070207ddm041040166000c.html

 社説は著作物であって、写真のキャプションに近い記事とは大きな違いがありますし、書き手は書いてくることでいまの地位まで上り詰めたはず。これはあきまへんやろ。

 日垣隆氏の「すぐに稼げる文章術」(幻冬舎新書)を読んで、文章で対価を得ることのたいへんさを再確認したばかりでして、だからこそ朝日の記者より山梨日々新聞論説委員のほうが悪質だと思うのでありました。

苦しいのにまじめにやってるところは腹たつよ2007/02/08 21:50

http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000235980.shtml

 1998年からということは、介護保険になる前からでして、しかも「県は時効期間を除き、五年間の返還総額が約四億五千万円に上るとしている」って、それは監督官庁にも問題があって責任をとってもらわなくてはならないのではないか。

 同じころ、私は老人保健施設の医者をしていて、監督官庁の指導に胃が痛くなる思いをしておったのですよ。

 これもおそらく内部告発だと思うのですが「社会福祉法人「平成福祉会」(理事長・大田研治姫路市医師会長)と、同会が運営する二施設」ということで、なんとなくきな臭いような…。

 正直モンが損をするようなことは、たいがいにしてもらいたいもんです。同じ県でのできごとなのでよけいに腹立つ。