遠花火2007/08/01 23:13

 今日8月1日は大阪富田林の「PL花火大会」。
http://www.walkerplus.com/hanabi/kansai/detail/fw0793.htmlおそらく世界一の花火大会でしょう。

 私の自宅マンションのベランダから、じつはこの花火が見えます。とはいえ、何十キロも離れた富田林ですから、小さな花火がパカパカと輝いているのが見えるだけです。しかし、今年は午後からなんとなくモヤってしまって視界が悪く、心配したとおりまったく見ることができませんでした。ちょっと残念です。

 それでも、ちょうど花火の時間帯、開けはなったベランダから花火の音が地響きのように聞こえてきまして、いまごろはきっと南河内では華やかに花が開いているのだろうと思えたことでした。

 そして、PL花火だけでなく、これからは宝塚観光花火や平成淀川などの遠花火が見られますし、18日にはメインイベントの猪名川花火もあります。んで、えーと、ちょっとガラにもないかもしれませんが、じつはこの時期になりますと、木の実ナナさんの「夏日傘」
http://www.ongen.net/free/trial_download.php?id=tr0000108690&file_id=fl0000000001&stream_flag=1という曲をすごく懐かしく思い出します。それほど売れた曲ではないのですが、ずっと若き日の私は(笑)、この曲がとっても好きでよくカーステレオ(古っ)でかけていたものでした。

 聞いているとじつは涙が出そうになる…って、今夜はらしくない日記(爆笑)。

蝉時雨2007/08/02 23:20

 恬の朝のお散歩コースは、彼がいやがらなければではありますが、マンションを出て東にある公園を主にしています。

 この公園は、かつてこの場所にお屋敷を持っておられたかたの遺志で市に寄贈されたもので、けっこうな広さがあり、ソメイヨシノをはじめとする大木がたくさんあります。そしてこの公園の隣には、やはりかつてのお屋敷の跡が広大な駐車場になっているところがあり、ここも舗装するでもなく大木を切り倒すでもなく、空いているスペースが駐車場所になっているようなところです。

 公園から有床診療所をはさんで、これまた広い敷地を持った幼稚園があります。ここの門のすぐ横には古墳があったりもします。

 つまり、この一帯はかなり自然が残った場所なのです。そこに恬とお散歩に行きましたら、とくに早朝は「これぞ蝉時雨」という状態になっています。公園では近所のみなさまが毎朝体操をしておられますが、そのかけ声もかき消されるほどうるさい蝉の声なんです。まさに蝉時雨。

 道ばたやマンションの廊下に蝉の亡骸がたくさんあるのもつらいものがありますが、蝉たちは懸命に夏を演出してくれているような気がしてなりません。

夏台風2007/08/03 23:09

 先日の4号といい、今回の5号といい、夏台風のくせになんとふつうに上陸してくるのか。夏台風は牛歩だったり迷走だったりというのが常識ではないか。台風がそんなだから、国政選挙で惨敗しても責任者が居座ったりするのだよ(んなアホな)。

 4号のときは直撃の恐れも感じたのでちょっと準備をしていましたが、今回は日本海に抜けそうで油断していました。診療所のベランダり植木鉢がいくつもコケてしまいまして、いちばん風雨の激しかった昼前に整理しなければなりませんでした。

 夏には北回帰線あたりで転向していた台風、その転向点がぐっと北上してきたようで、簡単にはだまされないぞと思いつつも、やはり温暖化して日本は北回帰線あたりの亜熱帯になっているのかなと思ってしまったりするわけでありました。

蚊遣草(かやりそう)2007/08/04 22:41

 現代ではほとんど蚊取線香と同意かと思われます。マンション2階とはいえ、近所に緑が多いからかけっこう蚊がいます。私たちも刺されたくないし、恬はフィラリア予防薬をきちんと服用しているとはいえ、やはりすこしでもリスクを減らしたいこともあって、蚊取線香は必需品になってます。それも最近は夏だけでなく、ほぼ冬以外ずっとということになります。

 「をゐ、あぶらとちゃうちゃうやってくれや」という品のないおっさんが出てくるCMをやっているメーカーのもの
http://www.kincho.co.jp/seihin/01/line_ka.htmlがおそらく大きなシェアを持っているのでしょうが、ウチではできるだけ自然素材ということで、ちょっと割高ではありますがカタログハウスの通販で入手できる製品
http://www.cataloghouse.co.jp/cat_order/pikaichi/special01/product15.htmlを愛用しています。煙の刺激や強い臭いがなく、ほんのりとちょうどよい「ニッポンの夏」の香りがあるのも気に入っています。

 液体のものや無色無臭のものなどもありそうですが、あまりに化学的なものはちょっと抵抗があったりする世代なもので、この茶色の蚊遣草をこれからも使うことになると思っているのでした。

天瓜粉(てんかふん)2007/08/05 23:32

 いやあ、今夜も暑いなあと思いながら、なぜかふと天瓜粉を思い出しました。ATOKの標準では「てんかふん」では「天花粉」としか変換されません。しかし辞典では「天瓜粉」のようです。

 昔は乳児の風呂上がりに首筋や腋やお股などによくつけられていたようですが、いまはどうなんでしょう。乳児だけでなく、私など散髪のあとに刈り上げた頭にもたっぷりと振られました。散髪したてがエラ分かりで恥ずかしかったことをよく覚えています。父からよく「はつありっ」といって頭をペシッと張られたのですが、この「はつありっ」という言葉の意味がいまだに分からないこともつい思い出しました。

 昨日書いた蚊取線香の香りとともに、天瓜粉の匂いというのも私にとっては「ニッポンの夏」という感じなのですが、いまは違いますよねえ。

入道雲2007/08/06 22:32

 午後7時まえに帰宅して、駐車場のリフトのスイッチを押しながらふと南東方向を見ましたら、生駒山脈の向こうに大きな積乱雲が夕日に黄色く輝いていました。

 私の自宅マンションは何度か書いていますように、北摂のちょっと小高い山の中腹にありまして、雑木林やお屋敷の庭などに緑が多く、その木々の間から見える積乱雲は、ずっと昔、実家の近くの空き地で遊んでいるときに見た入道雲を思い出すような懐かしさでありました。

 もっとも、あの雲の下(気象情報では奈良県の宇陀地方とのことでした)ではひょっとしたら激しい雷雨になっているかもしれず、多少の被害も出るかもしれないくらいの大きな積乱雲、感傷にひたっていては叱られるかもしれません。でも、これだけ日照りが続いている北摂、ちょっと上空に入道雲が欲しいとも思ったことでした。

蕨餅屋2007/08/07 15:29

 飲み物を買うために通りがかりのコンビニに入りましたら、蕨餅を売っていました。診療所のビルの一階にあるコンビニでも能勢の名物「丁稚ようかん」を売っていたりしますし、宮古島ではコンビニでマグロの刺身があったりしましたから、コンビニに蕨餅というのにはとくに驚くことはありませんでしたが、またまたふと昔を思い出してしまったわけで(笑)。

 小学校の低学年のころには八尾市の中心街に住んでいました。昭和30年前後のことです。それなりに「町」でありまして、小さいながらも商店街などもありました。それでも豆腐やさおだけや金魚などの行商のおっちゃんがけっこう回っておられまして、夏になるとそのなかに蕨餅屋さんがありました。

 いま店頭で売っているのは型を切った四角いものがほとんどだと思いますが、その蕨餅屋さんのは手でちぎったような不整形のもの、これを家から持って出た鉢に入れてもらうわけです。そういえば豆腐の場合はなぜ両手鍋だったのでしょうか(笑)。いまから考えれば道路が舗装されているわけでもなく、手を洗って買いに出たわけでもなく、けっこう不潔だったような気もしますが、とくべつ腹をこわすことはありませんでしたね。ニンゲンが強かったのでしょうか。

 そういえばちょうど今の時期、風を通すために開け放たれていた家から、高校野球のラジオ中継がかならず聞こえていたものです。野球特待生なんかと無縁の時代。相撲もほんとうに人気のあった時代(もっとも英雄力道山がプロレスを始めた理由が相撲の世界のゴタゴタも原因だったということをずっとのちに知ったわけですけど)。

 あかんあかん、なんだか人生の回顧のようになってきてしもた ^^;

浜木綿(はまゆう)2007/08/08 19:01

 今日から夏の高校野球全国大会が始まっていまして、時間があれば見ている朝日放送の「ムーブ」がお休み。読売テレビの「ミヤネ屋」の場合、MC宮根さんは「おは朝」で毎日顔をみていて安心感はあるのですが、番組自体にあまり馴染みがありません。

 けっきょく午後2時から4時間弱といロングラン番組、毎日放送の「ちちんぷいぷい」を見ていることになるようです。この番組ではときどき和歌山県白浜町の白良浜の情報カメラの映像が映ります。さすがに夏休み、午後の浜は海水浴客でびっしりという景色が見られます。

 白良浜といえば、これまた子どものころによく連れて行ってもらったことを何度か書いていますが、当時まだ珍しかった浜木綿がシンボルになっていたと記憶しています。海外旅行など庶民にはまったく無縁だったので、宮崎や南紀は南国のイメージで浜木綿や蘇鉄を売りにしていたのでしょう。

 いまや浜木綿などべつに珍しくもなくなっていて、それではどうなっているのかと調べてみましたら、やはりいまでも浜木綿は白浜町の花に指定されていました。なぜかちょっと安心したりして…。

 そういえば、浜木綿子さんという女優さんがおられまして、誰かが「はま・もめこ」と言っていたのを思い出しました(笑)。