ウツボ、美味い2009/12/16 22:37

ハリスにまきついてたいへん。歯が鋭く危険。模様がけばけばしい。
 写真は9月末に白浜沖で師匠の竿にかかったウツボである。さすがの師匠もウツボをさばくのは難しいらしく、あえなく廃棄となった由。

「北風に揺れるウツボ 紀南の冬の風物詩」
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=180916

 で、寒くなると白浜町の旧日置川町地区でウツボを干す景色がみられる。そして、白浜周辺ではふつうの魚屋さんで食材として出てくる。

 11月末に白浜の行きつけの料理民宿「うら」さん(一角に割烹の店があるのだ)
http://www.jalan.net/jalan/jweb/yado/YADS_314919.HTML
でウツボのすきやきを初めて賞味した。これがかなり美味い。

 先週は、白良浜に面したマンションにいる弟とオトコ二人での鍋をやって、白浜の家からいちばん近いスーパのなかにある魚屋さん「やまね鮮魚」でウツボを買っていって食べた。うどんすきに入れてもたいへん美味。このやまねさんは「カリカリうつぼ」という商品を開発して、「ゆずもなか」や「うすかわまんじゅう」「南蛮焼」などのメジャーな白浜みやげほどではないが、隠れた名物としてそこそこ売れているらしい。このカリカリうつぼもお菓子や肴としてなかなかのもんである。
http://shop.wakayamaken.jp/yamane/item/1010/

 見た目の印象から食わず嫌いの人が少なくないのだが、ウツボはけっこう美味い魚だ。ウナギやハモやアナゴはそれほど嫌われないのだから、同じようなもんなのだが…。

 もっとも、あまり有名になって値段が高く手に入りにくくなってもらっては困る。