本の未読2011/05/02 00:03

 twitterやfacebookやmixiやエトセトラのネットの処理に時間をとられて、本や雑誌の未読が貯まる貯まる。

 そのうえ、勝谷誠彦さんや日垣隆さんや古瀬幸広さんたちが、どんどんおもしろそうな本や雑誌をメールマガジンなどで紹介なさるし、じっさい読んだらおもしろいので、ついアマゾンで「1クリック」してしまうのだ。

 先日らい、ちょっと心をあらためて、ネット時間を短縮、読書時間を意識して増やすようにしている。最近、一人で白浜に帰ることが少なくなり、したがって往復JR特急の機会が減ったのも、本を読む時間の減少の原因かもしれない。白浜で自由な時間を読書にと思っていたのに、船釣りという楽しいことにはまってしまったのも敗因。

 その日垣さんの「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。 」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4062169630/ref=oss_product
も1クリックした。まだ入手していないが、日垣さんの電子書籍も何本読んでいる私としては興味深い。しかし、かつて本はぜったい手元に置いていたのに、ここのところは読み終わった本はどんどん処分する方針に変えてからは、本好きだと言っていた私が自分ではどうなのか分からなくなっているのも確かだ。

 何冊も並行して読み進んでいると、頭の中がごちゃごちゃになって内容の理解ができなくなるのは、昔はなかったのだから、おそらく年のせいだろうなあ。

黄砂の季節2011/05/02 22:20

 予報のとおり、今日は朝からひどい黄砂だ。

 午後になるとさらにひどくなって、自宅マンションのペランダから見ると、直線距離で4キロほどの大阪空港のRWY32R(滑走路)の北端が見えなくなっている。このベランダからは、視界がよければ関西国際空港の管制塔や、その向こうの直線距離で60キロほどもある阪和府県境の山まで見渡せるのに、だ。

 黄砂が問題になってきたのがいつのころからか記憶にないが、福島原発事故による大気汚染のことですぐ思い出した、1960年代ころの中国やソ連からの核実験廃棄物の到達は、きっと黄砂と同じような流れだったのだろうな、と。

 まだ数日この状態が続くらしい。今日一日で部屋のなかまでなんだかほこりっぽいザラザラした感じになっているのだが、これは気のせいだろうか。健康にはよくないだろうから、明日からは訪問診療で外周りするときはマスクを使うか…。

「黄砂情報提供ホームページ」
http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/kosateikyou/kosa.html

連休の憂鬱2011/05/03 23:31

 今日は疲れてあまり書く気がしない。連休の憂鬱だ。

 黄砂のうっとうしさもあるが、多くは道路事情だ。仕事で移動している身にはストレス大きい。プロドライバーのみなさんの忍耐力にはじつに敬意を払う。

 寝る前にまた腹がたつので、具体例はやめる。い~っぱいあるのだが。

 疲れたわ。

今日の大阪は大盛り上がり2011/05/04 21:31

 JR大阪駅ノースゲートビルディングのグランドオープン。

 数日前から大阪ローカルのテレビでは繰り返し取り上げられ、今日は朝の帯番組からライブでレポートされるなど、大いに盛り上がっていた。

 午後4時ごろで来館客が30万人を超えたとか。

 私は昼前に大阪市中央区の本町に用件があり、午前の1軒ま訪問のあと向かうことにしたのだが、阪神高速は環状線周辺で異様な渋滞とあり、雲雀丘花屋敷駅前のコインパーキングに往診車を置いて電車で向かうことにした。

 そして、ここでもハタと思い至ったのは、おそらく梅田近辺はパニックだろう、と。いつもなら、阪急で梅田に出て、地下鉄谷町線東梅田から南森町乗り換え、堺筋線で堺筋本町。途中、梅田周辺で書店やヨドバシなどに道草もできる経路である。しかし、今日明日は梅田には近寄りたくない。

 そこで、十三(じゅうそう)で京都線の準急に乗り換え、淡路でこんどは地下鉄堺筋線に直通の電車に乗り換えて目的地に行った。正解だったようだ。帰路はその逆を。

 大阪駅の回りには、もともと阪急、阪神、大丸の各百貨店があり、そのうえにJR三越伊勢丹が開業したのだから、いやはや賑やかなことである。

 私は人の多いところに身を置くのは嫌だけど、行列もいとわぬ人たちは少なくない。いまの時期、無条件に盛り上がるのは、おそらくいいことだ。

 火事場泥棒のようでちょっと後ろめたいようにも思うが、でも関西、いまだから元気でいようね。

楽に帰る2011/05/05 23:51

 午後6時半ごろに宝塚発。

 阪神高速はいつもの木曜日のような「塚本渋滞」もなくスムース。20分ほどで湾岸線に進入。その後も順調に走って、白浜の家には午後9時前に着。ほぼ最短。そのうえ枝雀さんのDVDをかけながら(運転している私は聞きながら、だが)なので、退屈もせず。今夜は「池田のしし買い」と「宿替え」の2本。

 いそいそと九十九さんに行ったら、連休最終なのに満席の盛況。しばらく時間をつぶしてから。ナギサビールの期間限定「ゴールデンエール」。中ジョッキーを私が2杯、パートナーは1杯のあとおかわりしたら1/4くらいで完売となった。

 いつものように温野菜サラダとフォルマッジを賞味して帰宅。

 いい気候の穏やかな夜だ。

こんなに釣れぬのも珍しい2011/05/06 20:43

 朝から昼過ぎまで、港から半時間くらい走った富田の沖まで、けっこう師匠も根性入れて出港したのに、いわゆる「獲物」はなくてもたいてい連れてくるチャリコや小さなガシラどころか、すぐにバイバイする外道すら釣れない。ほんっとに釣れない。

 朝はベタ凪だったが、しばらくすると南東の風で富田の沖(もろに太平洋に面している)はどんどん波が出てくる。ケンケンの仕掛けをして別のポイントへ移動し、よく知った瀨戸ケ瀬に行っても釣れず。そのうちここも波浪がたってきたので田辺湾内に撤退したがやはりダメ。

 というわけで、帰港してどん兵衛きつねうどんでやけくそ昼飯食って帰宅。

 パートナーの嘲笑受けながら洗車と家の外周りのお掃除お掃除。

 夕食に近所のお寿司屋さんにいって、ひどく美味いものばかり食べてほろ酔いで帰ったらまだ外はほんのり明るい。ある意味では、白浜の好き放題の時間を過ごした一日だった。

浜岡原発の件2011/05/07 22:39

思いつきのカンさんが、また唐突に浜岡原発を停止するように中部電力に申し入れたというので、連休明けに上を下への大騒ぎとなっている。

まあ、福島原発の事故以来、とりわけ危険性が大きいとされる浜岡を止めるべきという論調が目立っていたのは確かだし、個人的には原発にはあまり賛成したくない(きちんと管理できるならやむをえないかという「条件付容認」である)私も、いまの浜岡は危ないなあとは思う。

個人として可能な危機管理は、一般よりは少しはできていると自負している私(*)だが、自分の管理の届かないところでの危険性については、これはもちろんどしようもない。したがって、可能なら、人智でたぶん完全なコントロールができない「核」を人間がいじることはやめてほしいとずっと思っている。しかし、核利用が不可避だというなら(そうなのかどうか、私には判断のしようが、ない)、想定外などという無責任な言葉がだれが聞いてもそりゃ想定外だわなと納得できる状況でなければ、やめてほしい。

そういう意味で、いまの浜岡は、想定内でも危険らしいというのが、ちょっとだけ地学や地理学が好きな素人にでも分かる。だったら、やはりいまは安全にしておくべきだと思ってきた。

しかし、だ。ずーっと「なんやこのおっさん、団塊世代の恥さらしやん」と思ってきたカンさんに唐突に言われたら、無条件に「しゅ、首相のご英断は、す、すごい」などとは思えない。でも、ま、とりあえずは、悪い方向ではない。

どこかのメディアに「根回しもなく」などとあったが、こんなもん根回しなんかしたら叩きつぶされるのは目に見えている。今回に限っては、根回し知らず思いつき好きカンさんのケガの功名かもしれぬ。

この期に及んでも原発の存続原理主義、停止しても金はくれ、原発関連従事者の雇用がどうのとか言ってる人たちもいらっしゃるが、この事故の状況を見てもなおそうなのかと、ある意味では感動すらしてしまうのだった。そんなに原発汁は甘いのか…。

浜岡を止めたら経済に大きな影響がなどというが、ホンマか。福島止まって、東京は暗くなってるとはいうものの、計画停電などしなくてもなんとかできてるのではないか。夏に電気が足らんようになるでぇ、とかは、なんか「恫喝」みたいな気もするのである。浜岡止めて関電から融通して関電管内も節電と言われれば、しないこともない(もともとわが家はそれほど電気は使ってないはず)。しかし、各家庭に節電強要する前にすることはあるはず。

というわけで、結果として私は浜岡停止に反対する理由はまったくない。

(*) 10年以上前(当たらぬ地震予知連絡会が東海地震はいまにも起こると言いただして)から私は東海道新幹線は利用していない(航空機ばかりだ)。宝塚の自宅マンションは地盤の強固な丘陵地を選んだ。東南海地震震源域に近い白浜の家も岩盤上、しかも津波の危険のない海抜を確保、かつ強い木造に基礎に連なるシェルター状の車庫、ここは災害時には医療のミニ拠点にもできるはず。もちろん生活確保のための備品や食糧は備蓄。今回の震災直後のようにいろいろなものが品薄になっても、わが家ではとくに問題なく持っていた。

踏んだり蹴ったりの一日2011/05/08 23:57

シーン1

天気予報でよさそうだったので、朝早く起きて、朝食は船の上でとるというくらいの早朝出港。しかし、港で船SPR2のエンヂンのかかりがすこし悪い。2週間ぶりかと思ったもののそれでもとりあえず起動完了。しかしなんとなくエンヂンのフケが良くない。
午前7時出港。走り出すが回転が上がらない。異音や振動はないので、そのまま予定どおりに黄灯台へ。魚探ではけっこう魚影があるのに、釣れず(単に腕が悪いだけかもしれぬ)。

シーン2

それでもSPR2を継承して半年あまり、整備点検を受けていないこともあるので、白浜の対岸の田辺市天神崎にあるイナダマリンに回航して船を預ける。パートナーに車で迎えにきてもらったのが午後1時ごろ。空腹なので帰路の新庄食堂で昼ご飯。ほぼ食べ終わったころ、店の人が私の車を呼び出すので駐車場に出ると、若者が私の車のドアにぶつけたとのこと。凹んでるやん。なんでこんな広い駐車場で当てるかなぁ。保険代理店のおっちゃん到着まで半時間ほど待つ。そのまま知り合いの自動車工場に行って修理依頼。

シーン3

工場で借りる予定の代車。なぜかオイルが漏れていて別の車に。

シーン4

娘宅へのお土産に「カツオのヅケ」をと思って、いつも周参見のケンケン鰹のある店に行くと、なんとめったにない休業。

シーン5

うろうろしたので午後3時すぎてやっと帰宅。釣り道具を掃除して、釣れたオジサンやベラやガシラの処理をして午後5時前になってようやく入浴。ほっとしながら体を洗っていたら、とつぜん風呂椅子が抜けてお尻をケガしそうになる。

踏んだり蹴ったりの一日だった。願わくば、この不運は今日だけにしてほしいもんだ。