食後3時間ルール2011/11/02 00:20

市医師会が新体制(一般社団法人化)になって初めての理事会。

22時にはぜったい終えるとの新会長の宣言どおり、しかし帰宅して食事は22時半から。そのうえ空腹であるので、ちょっと多く食べてしまった。幸い明日は診療の予定はいれていないので、朝寝できることを前提にまだ起きている。

私なりの3時間ルールだと、ほぼ食べ終えたのが23時だから寝ていいのは2時だ。

今朝はフレブル恬に早くに起こされてお散歩に行ったので、じつはけっこう眠いのだが、ここで寝てしまうと体重増加、内臓脂肪過多の元である。

もうすこし頑張るぞ。

いつから偉いさんは空気を読めなくなったのか2011/11/02 22:58

大阪弁には「偉いさん」という言葉がある。

> エライサン【偉いさん】(名詞) おえらがた。(大阪ことば事典、牧村史陽編、講談社、昭和54年)

権威ある「大阪ことば事典」ではあるが、「おえらがた」とはちょっとニュアンスが違うように思う。「偉いさん」には「おえらがた」よりも尊敬の念が多く含まれていると私は思う。漫才のネタに「ボクは仕事が偉い(=きつい)さん」というのがあって、つまり本来の「偉いさん」はじつに本当にいろいろな意味で「偉い」のやというのが大阪人の感覚。

で。

いったいいつから偉いさんは空気を読めなくなったのだろうか。

政権中枢はもうだいぶ前からだな。東京電力や九州電力はずーーっと前からだったようだが、大震災がきっかけで露呈したと思えばいいか。オリンパスは先日来。大王製紙はばかばかしくて論評に価せず。

何年か前、建築や食肉や料亭や金融機関で不祥事が続出して、どうみても偉いさんに見えないオヤジやオバハンらがアタフタしていた図は記憶にあるが、当時はあの人たちはたぶん偉いさんとは呼ばれていなかったと思う。もし関係者にそう呼ばれていたなら、それは強烈な皮肉、嫌みだったのだろう。

最近のは、一見したところ偉いさんの所業だから、これは逆にひどく困ったことだ。「偉いさん」の偉いところは、きちんと空気を読めて組織を危機に陥れぬように差配できるところであるのに、まったく逆のことをしている偉いさんが目立つ。

馬鹿だ。株主は怒れ。

思うに、昔から偉いさんは庶民の空気なんか読めないほうが多かった。しかし、偉いさんの横には有能な番頭さんが控えていて、世間の空気をきちんと伝える役目をしていたのだろう。最近馬鹿やってる偉いさんのところには、茶坊主ばかりが回りにいるに違いない。

以前からトップはしたくないがセカンドで目立たず組織を動かすというのが好きだった私が思うのだからたぶん間違いない(私の父も番頭さんタイプで一生過ごした人だった)。

私が診療所を開業したとき、まず決めた方針が「人を雇わない」ということだったのは、私にはトップの器量はないからという自覚でだ。私には偉いさんは勤まらない。

だから、偉いさんが勤まりそうもないのにそういう位置にいる人たちのことは見えてしまう。

しかし笑いごとではない。いかに大手企業であっても、会社が潰れるのは勝手にどうぞですむが、国が潰れるのは困ります。

医者のストを勧める2011/11/04 00:26

今日も突っ込みどころ満載のニュースが続いたが、ちょっとつかれたしアホらしなってきたので、具体的な論評はやめることにした。

つまり「見捨てた」。

若い諸君には悪いが、私は自分の余命のことなども考えつつ、もうどーでもええわと思い始めているのだ。日本、潰れてもええやん。しゃーないやん。それがわが国の運命なら。潰れたらどうなるのかは知らん。そもそもこの政権を選んだのは、結果としてはワシらやし。

医療制度がTPPでやばくなってもかまへん。医療者はたぶん実害はない。困るのは患者さんたちだが、それを言っても「医者の既得権益が」としか言うだけのアホが跋扈。もうどーでもええやん。金のない人は医療から見放されてノタレ死にしてもしゃーないやん。たまには医師会の言いぶんも聴いて損はないとおもうのだがねぇ。

目先の行列には熱心でも(ラーメン関係のイベント、なんであんなに行列するのかなあ)、将来のことは無関心、というかあえて目を逸らしてる庶民。それをいいことにごまかす官僚とその傀儡。

武見太郎さんによる「保険医総辞退スト」を知る医者が少なくなって寂しい。あれをまたやるなら私は率先するあるよ。

充実した一日2011/11/04 23:03

早朝に起床。

ヤボ用にて尼崎市まで走る。現場でおにぎり2個の朝食。11時ごろに自宅マンションに戻る。用意をして南下。

14時、田辺市のCookGardenに立ち寄って買い物。14時半、白浜の家に着。

15時、古賀浦からSPR2で出港。田辺湾出口の京大観測塔近くのポイントへ。魚影はあるが釣れるのはチャリコ(タイの幼魚)ばかり。17時すぎまで釣るが成果なし。師匠からコロダイが釣れたの一報。そで夕食の鍋のお誘い。

19時前から師匠のお宅で鍋。

充実して、かつ落差の大きい一日であった。

釣果なくても海が嬉しい #mutamagawa

何月?2011/11/05 21:07

スポット天気予報がみごとに的中して、今日の白浜は正午ごろから雨になった。

しかし、雨が降るまでの午前中の蒸し暑さは、いまはいったい何月?というほどであった。私は半袖Tシャツ1枚。それでも動くと汗ばむ。寝ているときから右の座骨神経領域の鈍痛があって、起床後も痛みのためすこし跛行ぎみであった不快も合わさってちょっと不機嫌な週末。

ピップエレキバンを6個ほど張って、朝食後に鎮痛剤を服用したので雨が降るころにはすこし軽快してきていた。涼しくなってさらに気分は楽になる。

午後からは本格的な雨になったが、相方は雨でスズメバチが退散して都合がよいと畑の作業。私は釣り餌などを入れている冷凍庫の霜取りと掃除。そのあとフレブル恬の入浴。つまりそれくらい足の具合はよくなったのである。

早めに夕食。ナギサビール直営レストラン「白浜バーリィ」
http://www.nagisa.co.jp/barley/index.html
わが家としては珍しい洋食。店に入ったときは私たちだけしか客がいなかったが、18時をすぎると堰を切ったようにつぎつぎにお客が入ってきてほぼ満席に。さすがだ。

19時すぎに帰宅して、まだ夜は長い。

休日を満喫2011/11/06 22:17

朝から雨が降ったり止んだりのはっきりしない天候。ゆっくりと朝食をとったあと、港に行って船に国際VHF無線のための外部アンテナを取り付ける作業。

昼過ぎに帰宅して釣りの仕掛け作り。

そのうち雨も止んだようなので、ちょっと行きますかということで畠島を回り込んだあたりで釣る。どうかなと思っていたが、パートナーのほうのテンビン仕掛けに25cmのマダイがヒット。ちゃんとした魚の釣果が初めてなので彼女は非常に喜んだ。こちらも嬉しいが私は小さなガシラ1本のみ(泣)。

昨日買ってヅケにしておいた串本揚がりのカツオでてこね寿司。

休日を満喫した1日であった。

遊んだあとの仕事はきつい(笑)2011/11/07 23:50

週末、しっかりと遊んだ。午前7時前に白浜の家を出て9時過ぎに宝塚のマンション着。

ひとやすみして出勤。いろいろと仕事が溜まっているうえに、いったん電源を落としてあったPCは立ち上げてからこちらも溜まった仕事をこなしていて、キーボードからの反応が鈍い。どのタスクがリソースをとっているのか分からないうえに、突然動き出したりするものだから、ちょっとイライラがつのる。

予定が順繰りに押してきて、結局夜には空腹に耐えられず20時すぎに帰宅へ。食事のあと自宅PCからVPN接続して残りの仕事をするが、なぜかレセコン機能が動いてくれない。もちろん明日診療所のPCから入力すればいいのだが「保険医療機関及び保険医療養担当規則」の第22条に

「保険医は、患者の診療を行つた場合には、遅滞なく、様式第一号又はこれに準ずる様式の診療録に、当該診療に関し必要な事項を記載しなければならない。」

とあって、真面目でお役人様に従順な(笑)私は、なんとか今日のうちに診療録の記載を、とか思ったりなんかして、ついつい夜なべ仕事もしてしまうのであった。

それにしても、しっかり遊んだあとの仕事はきつい。

病院まるごと輸出…2011/11/08 23:55

テレビ東京系「ワールドビジネスサテライト」で病院をまるごと輸出するという話題をやっていた。天下の東大病院も率先してるらしい。コメントしてた東大病院の院長の顔がなんとなく不健康そうだったのはともかく、それにテルモという大手医療器材会社がからんだりして、ちょっとキナ臭い。

それよりも、いま話題のTPPが実施されると米国からの医療や保険の黒船がくると日本医師会などは反対しているが、病院まるごと輸出って、相手側からみたらまさに日本からの黒船ではないのか。

『「病院がトヨタを超える日』
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E7%97%85%E9%99%A2%E3%80%8D%E3%81%8C%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%82%92%E8%B6%85%E3%81%88%E3%82%8B%E6%97%A5-%E5%8C%BB%E7%99%82%E3%81%AF%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E6%95%91%E3%81%86%E8%BC%B8%E5%87%BA%E7%94%A3%E6%A5%AD%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%EF%BC%81-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%8C%97%E5%8E%9F-%E8%8C%82%E5%AE%9F/dp/406272698X/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1320763406&sr=8-1
の著者である医療法人の理事長医師がなにやら言っておられたが、そりゃあ今の日本で病院を経営するのはしんどいし儲からないのは自明だ。だからといって、ある意味「ウブ」な東亜細亜に打って出るというのは下品だと思うのである。米国の巨大医療産業がTPPを利用して日本を狙うのと同じ構図だと思うのだが、そういう言及はなかったなあ。

東大病院の糖尿病のチーム治療はとってもすばらしい。しかし、誤解を恐れずに書くが、糖尿病の患者さんであれだけのがんじがらめの治療を受け入れるかたは、東大病院でなくてもそれなりの自分での節制はできるかただと思う。つまり、彼らはもともと峻別された「優秀な患者さん」ばかりを診てその成績に満足しているようにみえる。

WBSを見たドロドロの糖尿病患者さんが東大病院に殺到するようなことがないのを祈るばかりである。