恐るべし連休の渋滞2012/04/30 00:27

私としたことが人生に汚点を残すことになってしまった。

孫のお宮参りのため、神戸の垂水にでむくことになっていた今日。普段なら1時間で十分に行けるところだが、連休のさなかという点を考えて倍の時間を見た。甘かった。

そもそも、ここ数十年、連休に混雑しそうなところには近づかないというか、でかけない生活をしていたので、そういう時期の道路を舐めていたのですな、じつに。

3時間近くかかってしまった。普段なら白浜の家に着く。それが、おなじ阪神間で、だ。

しかし、いつもそういう渋滞に参加してまででかけるかたがたが一定数おられるのには驚くのである。分かっていて行列するのは純粋関西人の性にはあわんと思うのだが…。

帰路は慎重に調査したが、それでも途中からいきなり湧いた渋滞4キロに愕然としつつ、それでも1時間で帰着できた。ほんの90分くらいあとで調べたら、一気に渋滞は増えていたのであるが。

恐るべし、連休の渋滞。

安全には金がいる2012/04/30 23:38

つくづく思ったのが日曜日のバス事故。

安全には金がいる。安さを求めるときっと安全ではなくなる。そういうふうに極論で考えると、原発の再稼働にもあてはまるのだ。大飯を稼働するには、フクイチで暴露された安全でないものが欠けているので抵抗が強いのだ。金をかけて免震重要棟や堅牢な電源のバックアップがあれば、反対勢力はすこしは減る。

大阪の人間は、生まれたときから「安くてもいいもの」にしか手を出さない(と思う)。すくなくとも私はそうだ。ちょっとしたキズがあるからB品となって安ければ買う。しかし、手抜きで安いものには手を出さぬ。そういう感覚が身についている(はずだ)。

JRの五分の一くらいの運賃で移動できるのはなぜか、ちょっと考えれば分かると思う。どこかに無理をしているはずだ。

卵10個で100円とかいわれると、どんな生産のしかたをしているのかと思って手を出さない。卵を食べなくても死なない。10個100円の卵を食べるくらいなら、辛抱して3日にいちど10個300円のブランドものを食べる。

東京に行くのに五分の一で行けるなら、4回は我慢して飛行機で行く。

危機管理とはそういうものではないだろうか。

大阪ネイティブは、安かろう悪かろうはすぐ見破るのである。安くても品質のいいものが、ほんとうの安いものなのだというのが身についている。

とくに命に関わる、交通や食品については、なぜ安いのかを本気に考えてから選んだほうがいい。