地方議会だとできるのに…2013/04/01 21:19

「町議は22人が立候補予定 定数減で厳しさ増す 串本町W選」
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=249981

なにげなく読んでしまうニュースだが、よく考えると不思議な話。

地方議会だと人口減に伴って議員定数を是正(削減)しているところがけっこうあるのに、憲法違反とまで言われてもまだ腰の重い国会はなんなんだ。言いきってしまえば、自浄能力がないのだね。そんな人らに国の舵取り任せていいのか。

政治的なメッセージは私はできるだけネットではしないようにしているが、次期の参院選で地元医師会は比例区は自民党候補、選挙区は民主党候補を推薦するという。そしてそれぞれサポーター名簿を作れという。そんなこと、私は人にはよう頼まん。そんな節操のないことをする教育を私は親から受けていない。

地方議会で゛てきることが国政でできないのは、おそらく「身に染みない」ていどの距離がとれるからという無節操があるはずだ。個々の有権者の顔が見えればアホなことは言えないはず。支援者とか後援会などという(自粛フレーズ)な人たちしか見ていないからだろうね。

「無能のレベルに達した」というピーターの法則そのものが議会制にも存在するのかもしれぬ。

お役所の議事進行>普通、笑うわな2013/04/03 01:16

新年度を迎えて、仕事がらみである式典/会議があった。

けっして「初めてで驚いた」とはいわぬ。そういうもんだとも分かっている。分かってはいるが、あまりの馬鹿馬鹿しさ、アリバイさえあればええのよ役所はね的見え見えさ、恥ずかしそうにもなく真面目な進行をしておられるお役人さんたちの浮世離れさ、それをみんなで辛抱して時間のたつのを待つ忍耐に、ああやっぱり笑いそうになる。

キーワードはいくつかだけだ。「異議なしっ」「事務局一任っ」「議長一任っ」。

つい「根回し一任っ」と言ってみようかという誘惑にとらわれそうになるのだ。あるいは「立候補しますっ」と言いながらスクッと起立するとか(笑)。

この話をさっき家でしていたら、相棒は歯磨き中に噴き出しそうになっていた。

これがこの国のミンシュシュギの形やんか。

フレブル恬の健康管理2013/04/03 22:12

変形性脊椎症を生まれつきもっているフレブル恬は、何度かひどい腰痛? のために歩行困難になっていて、ずっとお薬を飲んでいる。

いまの季節は狂犬病の予防注射の時期で、それを獣医さんに依頼がてら診察に。同時にフィラリア予防薬をこれからの1年分。さらにマダニを主とした虫類の忌避薬を3ヶ月分。

覚悟はしていたものの、あぁあ、iPad miniが買えるなあ、と。

ま、まったく家族の一人なんで、それをもったいないとは思ってはいないものの、人間の「国民皆保険」はじつにありがたいなあと心から思うのであった。

で、いま、本人(本犬)はリビングのソファを占領して熟睡しておるのであった。

風邪ひいた2013/04/05 00:31

未明から鼻が詰まり喉が痛く咳が出てきた。

50歳代のなかごろまで、風邪をひくことはほとんどなかった。勤務医をやめて診療所を始めて、しばらくたって時間的精神的な余裕ができてきたころから年に何度か風邪ひきするようになった。

なんとなく分かるのだ。

あ、夜が明けて一日頑張ったら週末には白浜に帰れる、金曜日はいい天気そうだから釣りに行けると思っただけで、おそらく緊張の糸が緩んで免疫力が瞬断したのだ。

若いころは当直が当たっていないときに年末年始に発熱したりしていた。つまり、私にとっては「風邪は気の緩み」だということだ。

普通感冒というのはなかなかやっかいで、効く薬がない。市販の薬(OTC薬)の総合感冒薬で対症療法するのがいちばんだと、私は個人的に思っていて、じっさいそうしている。朝食後にOTCを服用して一日は無事に仕事ができた。昼以降は飲み忘れていたので夜はまたちょっとつらくなっていたが、気が緩みきったらまた元気になるはず。

しかし、医者の書くことかねえ(あくまで個人の意見ですので)。

続・風邪ひいた2013/04/05 23:58

結論から言うと、ほぼ予想していたように、いま、ほとんど治癒してしまっている。

市販の総合感冒薬を何度か服用し、しんどそうであっても体温は計らず、朝から釣りに出るぞとテンションを上げていたら、船の上では風邪ひいてることを忘れていたし、帰ってからも「あれ?」という感じで軽快してしまっていた。

釣りから帰って「さいこう」さんでせいろそばの昼食、そのあと銀行に行って、釣り道具のメンテをして、富田の水を汲みに行って、フレブル恬のお散歩をして、洗車して、いやぁよく動いた一日だった。

わずかに釣れたアジのタタキとマダイ(チャリコに近い)の刺身、それに米田鮮魚さんでゲットしたモチカツオ。乏しい材料で相棒が作ったパスタやサラダの、プチ豪華な夕食とビールでほぼ完治したのではないかなぁ。

単純なおっさんである>私(笑)

とことん荒れたら諦めもつく2013/04/06 23:20

日本海側を低気圧が発達しながらすすむシビアな天候。白浜も早々と暴風波浪警報が出て、もうまったく船を出そうなどという気がなくなっていた一日。それはそれで諦めがつくのでいい。

過ぎてみればたいしたことはなかったのだが、それはあくまで結果論。聞き及ぶところでは、こんな海況なのに漁に出た命知らずの漁師さんがいて、なんと今日もカツオの水揚げがあったという(もちろん浜値は高い)。

冬は冬で荒れて出られない、春にはこういう天気の変化がある、夏は強い日差しがつらい、秋は颱風が心配。

この年になってこれほど天候に気をつけるようになるとは思わなかったぞ。

市長選挙の告示2013/04/07 22:30

宝塚市長選挙が告示された。

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201304/0005880608.shtml

とくに失政ということもなかった現市長だが、かといってプラス点になる施策も市民には感じられていない。これまで不祥事で失職してばかりのことが続いていたので、任期満了というのが不思議な感じはある。日本維新の会の公認候補が出るのが目新しい。橋下さんも応援に入るらしいので、すこしは活気のある選挙になることを期待したい。

最近はずっと期日前投票していたが、今回は投票日に行けそうだ。

なんのために生きてきた…2013/04/08 21:36

私の診療圏は具体的に書けば川西市、豊能郡あたりが中心だ。山を削って造成した地区が多く、開発年代が古いほど仕事が安易にやられているので、たいていのお宅は道路から玄関までかなり長い階段がある。そして、その時代に家を購入されたかたは、当然いまや高齢になられて、この階段がバリアになって閉じこもり傾向になっておられる。

当時はそこそこの生活レベルがあって、その子どもさんたちはいい教育を受けられ、いい会社に就職して首都圏や外国で仕事をしていることが少なくない。高齢者ご夫婦だけの世帯。訪問診療に行って、このかたがたはご自身の現状をどう感じておられるのだろうなとつい思ってしまう。

そして1980年代以降に開発された、比較的規模の大きな住宅地がさらにたくさん広がっていて、ここの住人は私かそのすこし上の世代。つまりこれから数年のうちに一気に高齢化する地区だ。そのあたりの宅地はいまやなかなか買い手がつかないようだし、最近は阪急川西能勢口の駅前にマンションがどんどんできていて完売と言われているが、これらはほとんどが山の宅地に住んでいて経済的な余裕のある高齢世帯が買っているらしいと聞き及ぶ。つまり川西市全体の人口構成に変化がないというのが現実である。

あるいは、自宅に子どもがいる場合、認知症や要介護になってきた両親を介護しきれずに施設に入居/入所させるパターン。

だいぶ経年で傷んできたご自宅で外出できずにひっそりと暮らしておられたり、意に反して施設に入っているお年寄り。ちょうど私の両親(早くに亡くなってしまっている)が生きていたらの世代。だから子どもさんたちは私の世代。

がんばって仕事をしてローンで郊外に家を買った。子どもたちのために頑張ってやってきて、彼らは期待通りいい学校を出て一流企業に就職し、中央で家を買って幸せな家庭を築いている。すこしの蓄えのなかから家を買うときに助けたが、それは親の義務だと思っている。

そして、いよいよ年をとって自分たちの生活に助けが必要になったとき、お膳立てはしてくれたが子どもたちは直接助けてはくれない。しかたないよね、仕事があると孫の学校もある…。

脇からよけいな心配はいらないと言われそうだが、私は見ていてじつに哀しくなるのである。

これからはこんな状況がどんどん増えるのだろう。在宅医療の裏側にはこんなこともあるのだ。