新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく特定接種の登録2014/02/02 00:36

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく特定接種の登録申請をしなさいというお達しが厚生労働省から県医師会を経て市医師会を通じて会員医療機関にきた。

簡単に言うと、新型インフルエンザの診療に関わる医療機関などにはそのワクチン接種をまず優先してするので申請せよただしその指定を受けたら新型インフルエンザの治療に率先して当たれ、というものだ。

逆に言うと、新型インフルエンザの診療に協力できないならワクチン接種はしてやらんよ、というのである。

世間ではこういうのを「恫喝」というのではないかね。

私のところは外来診療をする体制がないので、診療に協力せよと言われても困るのだがと思っていたら、発熱外来への出務や病院への応援でもいいのだというのだが…。

そして、その特措法に基づいて策定されているものを見ると、今は「海外での新型確認している」という段階で、それに対する自治体の対策があることになっているのだが、それは遅れている。しかし末端の医療機関には一ヶ月にも満たない余裕で早く登録せよとおっしゃる。

新しい未知の感染症対策についての厚生労働省のバタバタは以前にもあったのだが
「ちゃんとやっとりますです、はい」
というためだけに下達しているような気がしてならぬのである。

新型インフルエンザ等対策特別措置法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H24/H24HO031.html

厚生労働省の特定接種
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/tokutei-sesshu.html

兵庫県の特定接種(医療分野)について
http://web.pref.hyogo.lg.jp/kf16/tokuteisesshu.html

元気かな2014/02/02 22:16

ここのところ週末ごとに盛り場に行っているわが家である。

今日も昼前から梅田に行ってヨドバシカメラとグランフロント大阪をうろついた。

目的の買い物もあったし衝動買いもあったしよけいなものも買ってしまった。それはそれとして、元気そうだなという印象が強い。インテリア関係のお店での商談中のかたが目立ったし、そもそもお客が多い。

週末だけのリサーチではあるが、大阪もすこしは元気になっているかなと思ったのであった。

東京は燃えてますか?2014/02/03 21:59

都知事選挙の投票まであと1週間というときになって、橋下大阪市長が辞任して市長選挙に出るというニュースでメディアが沸いていた。

選挙期間中で都知事のほうは報道に制限があるのでしかたないのだろうが、関係のない地方(東京からみれば田舎か)から見ると、首都で選挙戦をやっているとはまったく感じない。

空白になっている。

私のSNSの関係者も東京以外のかたが多いので、そちらでも感じられない。メディアのこういう不自然さを現地では感じないのだろうか。

超大都市でなければ、町の空気が選挙になるが、東京ではどうなのだろうか。

ま、私には関係のないことではあるが。

パジャマ2014/02/04 23:16

日曜日にグランフロント大阪に行ったとき、北館にある「無印良品」でパジャマを買った。

http://www.gfo-sc.jp/shop/detail?shopid=00000288&nowdate=20140204232112

曲がりくねっているので最初に行ったときには気づかなかったのだが、広大な床面積の店舗。ちょっと驚いたのだが、ちょうどやはりMUJIの別のパジャマがだいぶくたびれてきたのでちょうどよかったのだ。

http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4548076492290

買ってからMUJIにしては値段が高くてちょっと驚いた。

今夜それを着てみると、袖口や足首にゴムが入って密着するような凝った仕立てになっていて温かい。今夜のような寒い夜には絶好であるのに気づいた。

それにしても、40代までは冬でもほとんど裸で寝ていた私が、どんどん寒がりになって、夜に理事会に行くのにネックウオーマーにライトダウンの重装備、入浴するときにはカワックで暖房、そして厚いパジャマにほっとする。

歳はとりたくないもんだ。

心の詐欺2014/02/05 21:33

佐野河内さんのことを、クラシックにあまり興味がない私は今回の騒ぎになるまで知らなかった。

広島をテーマにしたとか、東日本震災で演奏された楽曲だとか言われても、恥ずかしながら知らない。しかしまあいい曲だったのだろう。

なにが原因でいまこの時期に暴露されることになったのか分からないが、しかしいい楽曲ならゴーストライターも立派なのではないか。曲に罪はない。まさか人気が佐野河内さんのパーソナリティだけでだったということはないだろう。もしそういうことなら、音楽の世界も単にブランドだけかということになる。

それにしても、高齢者を騙して何億円と集める詐欺師もいかんが、いわば「心の詐欺」みたいなのも、法的にではないが罪深いと思うのである。

V1(ブイワン): 離陸決心速度2014/02/07 01:12

航空用語に離陸決心速度(V1)というのがある。

Wikipediaによると

「離陸決心速度を超えると、滑走路をオーバーランする可能性があるため離陸中止(RTO; Rejected Take-Off)はできない。言い換えれば、離陸決心速度を超えると必ず離陸しなければならない。」

とある。

音楽を巡って大騒ぎになっているできごとや数日前に摘発された東日本震災に関わるNPO法人の不正など、つまり「V1」を超えてしまったひとたちなのだろう。

それにしても、だ。

じつに私の個人的な感想ではあるが、V1を超えてしまった人たちは、印象として共通した悪相というか独特の品位というかがあるようだ。

今回の音楽家にしても、私はいままでこのかたのことは全く知らなかったので先入観なしであるが、お友だちになりたくないジャンルのかただと思った。

お涙頂戴を追ってフライングになってしまったメディアも、今回は強く反省していただかなくてはなりませぬな。私はもともとお涙頂戴ルポにはつねに胡散臭さを感じる天の邪鬼なので実害も涙害のまったくなかったのではありますが。

キャンピングカー2014/02/07 23:09

WBSでキャンピングカーの話題。

60代が夫婦でペットを連れて温泉を中心に旅行するのに使っているという統計がというが、そんなことは統計しなくても実感である。

そして、私らもそうしたい60代。

オフィスにも使うという話題になっていたが、それを見ていてふと思いついたのが、在宅医療をしなさいというなら、診療所が車でもいいように法改正しなさいということ(笑)。

歯科では診療所機能を持った車で走り回っておられるかたも見るが、私が思いついたのはもっと突き抜けたもの。

つまり、診療所そのものを移動で登録できるようにする。もちろん「常置場所」は必要だ(まるでアマチュア無線局だね)。

そうすれば、多少の検査は車内でできるし、病院に搬送もできる。災害への応援も簡単だ。看取りをするときは患家の前で仮眠することもできる。ケアカンファレンスも車内でできる。

うわわわ、ふと思いついたのだが、これはけっこういいアイデアではないだろうか。

もちろん、このアイデアの根底には60代夫婦でペット同伴の目論見があって、そのツールが診療所の経費でできるのではないかという不真面目な動機があるのですよ。

やしきたかじんさんという男2014/02/08 22:03

大阪ローカルのテレビ局、とくに関西テレビが怒濤の追悼番組を流している。おそらく近畿地方以外では、その現象は理解できないだろう。

今日も午後に特番。その最後のクレジットが「続きは一周忌に」というものだった。そんなことなのである。

この番組を見ていて、私はたかじんさんの無名のころの苦労はほとんど知らないのに気づいた。たかじんさんは私と生年が同じ、私は早生まれなので学年は私が一つ上だ。つまり、たかじんさんの苦労時代は、私も医者として下積みでテレビやエンタメに目を向ける余裕がない時期に重なるのだ。

深夜ラジオも、受験生時代から大学生時代までと違って聞かなくなっていた。

暴れ者だったらしい。私は物理的な暴力は振るったことはないが、若いころから言葉の粗暴さはあった。そういう意味でも共感するのである。

思い返せば、私ほど人格が丸くなった人間もいないかもしれない(笑)。