鉄道員(ぽっぽや)2014/09/09 22:57

WOWOWで録画していた『鉄道員(ぽっぽや)』を見た。なにしろテレビになにもおもしろいのがないのである。エエ加減にせいよ。滅びるよ、とくに地上波。

閑話休題、今日の訪問診療の移動中、いつも聞いているMBSラジオ『上泉雄一のええなあ!』で、大人が泣くというテーマで話していた。MCの上泉アナとレギュラーの奥野文子さん、コーナー担当の鈴木健太アナ。

上ちゃんと奥野さんはアラフォー、鈴木くんは二十代。アラフォーさんらは歳のせいか涙腺が緩んでいるという。40歳台で緩んでるなら、前期高齢者の私らは涙腺ダダ漏れのはずと思うのだが、じつにそうなのである(泣)。

この映画を見るのは何度目か数え切れない。なのにじつに正確に同じところで泣く『鉄道員(ぽっぽや)』(笑)。私はヤクザ映画は嫌いなので若いころの高倉健さんはほとんど知らないが、だいたい『幸せの黄色いハンカチ』くらいからの健さん映画にははまっていて、ほぼ間違いなく毎度毎度、泣く。

話はがらっと変えるが、この『鉄道員(ぽっぽや)』にはJR北海道の協力とのクレジットがあった。ここ数年のJR北海道の体たらくはなんなんだ。フィクションとはいえ、私は現実に鉄道員の誇りを持っていた人たちを存じ上げている。組合がどうとか、革マル派などという遠い過去の遺物とか、なんでそんなことになったままでいるのだ、と。

もっとも、ぽっぽやの『乙松さん』のように、鉄道に滅私するか極左に身を捧げるしかなくなっているご同輩が気の毒なのか、私には分からない。

『鉄道員(ぽっぽや)』でまたまた涙腺が緩んでしまったおぢさんの深夜のタワゴト。