喪中の正月2016/01/01 21:57

「あけましておめでとう」と書きたいところだが、昨年義母が急逝して喪中である。「今年もよろしく」というご挨拶だけにしている。

まともな社会人になってから、喪中のお正月は4回目だ。2001年の父、2006年の母、2014年の弟、そして今年の義母。世間的には2親等まで喪中ということのようだが、じつは私は1親等でいいかなと思っていた。だから弟の場合はどうなのかと迷ったのだったが、しかし私たち三兄弟はきわめて仲がよかったので、やはり2014年にはひそかに喪に服することにしたのだ。2014年元旦の日記はじつに淡々としたものだ。

20年以上前から書いている日記だが、2001年と2006年のお正月には日記を書いていない。

そういうわけで、今年は初詣も遠慮して、まあヒマだからドライブにでも行くかと、串本方面に向かって好天の枯木灘を走っているときに和歌山県の緊急エリアメール「津波がくるぞ」に遭遇したのだった。場所は大津波がきたらかなり逃げ場のなさそうな国道42号線。なんとか高台のパーキングに車を駐めて情報収集。その間にもほとんどの車は平然と海の横を走る国道を進んでいく。

おそらく誤報と思ったのだが、それならそれでいいだろう。逆だと大変だ。みなさん(観光客が多かったと思う)は簡単に正常性バイアスに陥っていたのではないだろうか。津波にどれだけ気を遣っているかの差かもしれない。

その後和歌山県が誤報と断定したあとも、なんとなく心が騒ぐので、帰路は古座川上流から山間部を走ってすさみに出て、非力な中古の軽四にむち打って紀勢道を走ってきたのであった。

もう普通の週末2016/01/02 21:33

4日から仕事なので、予定を早めて午後に宝塚に戻ってきた。来週末にはまた白浜に帰るので余裕をもって。

午前中から準備や掃除や洗濯をしていたので、正月2日だというのに、もうほとんど普通の週末の一日だった。そういえば昼ご飯も食べなかったな。夕食はそのへんのものでアテを作ってもらって、ふと気がつくと焼酎が切れていたりして、いやはやなんとも普通だ。

私からは年賀状を出さないので、受け取る賀状も年々減ってきている。

テレビはおもしろくない。

ま、こうやって老兵はゆっくりとカゲを消していくのだろう。つらくはない。どちらかといえば楽だ。

もらい事故もずっとなかったのだぞ2016/01/03 21:50

午後から娘の家に遊びに行った帰路、夕食の買い物に行くかと機嫌良く走っていた。渋滞の最後尾に静かに停止したとき、数十年前にいちど経験した嫌な衝撃が… 。たまたま私も後ろを気にしていなかったので、それはとつぜんだった。17時23分。

まず考えたのは、修理せなあかんめんどくさい事故車になったということ。

幸い体調には問題ないと思われたので下車して確認した。あっちゃー、後ろはバンパーだけでなくシャーシーまで行っているしドアは交換やな、リアフェンダーも歪んでいる。だいぶやられた。

ちょうど所轄のパトカーが通りかかったので止めて事故の申告(これだけでもかなりの時間の節約になったのはよかったが、警邏仲のおまわりさんはちょっとうんざりムードだったな)し、物損としてその場で書類作成をしてもらった。幸い相手車も任意保険に入っていたのですぐ連絡させて、ともかく100:0事故なので修理は私のディーラーで徹底的にしてもらうぞ。距離は走っているとはいえ、なにしろまだ下ろして1年半の、大事に乗っている車である。

それにしても最近の車はすべてが電脳で繋がっているため、後部ドアの損傷で半ドアと判断されて走行中はずっとアラーム、電子ロックも効かず、不便このうえない。たまたま正月なのでとりあえず自宅に持ち帰って新年の初営業日の明日の朝に持っていく。明日は比較的仕事が少ないのでよかったが、しばらく代車で仕事も白浜も。

あーー新年からほんま、うっとおしいったら… 。

HV車の威力2016/01/04 23:32

追突されて修理入庫したヴォクシーの代車に同じヴォクシーのガソリン車があてがわれた。

まだそれほど走っていないが、燃費は私のHVの倍くらいである。やはりHVのエコさはなかなかのものがある。とくに月に2千キロ、年間に2万5千キロも走る私のようなユーザーにとっては、早くにガソリン車とHV車の新車価格の差の元がとれると思われる。なにより、満タン状態での「航続可能距離」が私の車は800キロ弱なのに代車は400キロ弱と見事に半分なのには衝撃を受けた。

アイドリングストップ機能はあるが、やはりモーターで加速してからエンジンが起動する自然さと違って、走り出しに一瞬のタイムラグがあるのにも違和感がある。

入庫したばかりだが、早くわがヴォクシーに帰ってきてほしいなあ。

新年気分はない2016/01/05 22:18

なんなんだろう。年のせいなのか。新年気分がまったくなく通常勤務に突入。

したがって、患家や知り合いに「あけまして… 」と挨拶されて「そやそや新年やった」と気づくのである。今年が喪中ということもあったのかもしれないし、職場は一人でやっていることもあるのかもしれない。華やいだことはなにひとつしていないのだから、新年気分に浸ることもないのはあたりまえか。

それがつらいというわけではない。逆にめんどくさくなくていいと思ったりもしているが、しかしこれでいいのかという気持ちもどこかにある。

なかなか複雑なのである。

洗濯物は室内2016/01/06 22:25

あまり話題になっていないようだが、新年になってからずっと景色が霞んでいる。日の出直後は天気がよくて青空でも太陽の光がくすんでしまっている。しばらくたつと日差しがまともになる。つまり地表に近いところが霞んでいるのだ。

PM2.5の襲来予測があったので、それに違いない。

天気がいいのに、外に洗濯物を干すのを躊躇する。

そのうえ今日はあの難儀な国が水爆実験に成功したと言っている。

なんだか気持ちまでどんよりする閏年の年初である。

血圧の変動に驚く2016/01/08 01:53

今年は心がけを入れ換えて、高血圧症で降圧剤を服用しているのにじつはほとんどモニターしていなかった血圧のチェックと、ついでにおそらくひどい運動不足になっているので、活動量計で観察することにしようと思う。診療所のある4階まで、最近はずっとエレベータを使っていたのを、荷物がなければ階段で昇降するようにするという決めごとも。

きっかけは、iPhoneで記録できる機材がオムロンから出ていることによる。

http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hem/hem-6321t.html
http://www.healthcare.omron.co.jp/product/hja/hja-403c.html
https://www.wellnesslink.jp/p/about/app05.html

相方からは「またっ、形から入ろうとしてる」と言われてしまったが、それでもしないよりはマシだろう。

しかし、いまのところ、自分の血圧の評価に迷っている。

宝塚から2時間半走って白浜に帰った直後に計ったら、最高血圧が170を越えていた。ちょっとやばい。いつものように「九十九」さんで楽しい時間を過ごして帰宅し、温泉を張ったお風呂に入って出たときに計ると最高血圧は116。こういう変動は問題であるのではないか。

自覚症状としてはまったくなにも変化はないのに、この変動はなんなんだ。もちろん風呂上がりに下がるのは理解できるが、それにしても下がりすぎではないか。

半月ほど記録をつけて、かかりつけ医に相談しよう。

白浜だからこそのイベント2016/01/08 22:29

南方熊楠FAN倶楽部主催のイベントにお誘いを受けて参加してきた。白浜にある南方熊楠記念館の名誉館長である荒俣宏さんがメインのゲスト。

座席がくじ引きだったのだが、当たった席は荒俣さんの前!!

参加者のみなさんの多彩さもって、非常にエキサイティングな会だった。荒俣さんはテレビで拝見する淡々とした博学者そのもので、お話していても有名人という空気もなく、あらためて尊敬することになった。2年ほど先輩だが、お元気である。

荒俣さんの講演は明日が本番なので、早くにお帰りになったが、その後も異業種交流が続く。こういうイベントはある意味では田舎の白浜だからのものかもしれない。

楽しい宵であった。