高齢者の交通事故2016/11/13 22:39

注目されるニュースがあると、同様のニュースがいつも以上にピックアップされてよけいに目立つ、つまり「多い」のではなく「多く報道される」傾向になって、人民には「多い」と印象づけられるというきらいがあることはじゅうぶんに承知したうえで、自分の仕事の回りで見ていても、やはり高齢者の、おそらく年齢に起因すると思われる交通事故はある。

ブレーキを踏んだが停まらなかったというものの、おそらくほとんどはアクセルとブレーキの踏み間違いにちがいない。

そもそも、わたしは18歳になってすぐに自動車免許をとったが、18歳を待って免許を取りにいった者はそれほど多くなかった。わたしが自分の車を持ったのはハタチ過ぎ。そのころ女性ドライバーはじつに珍しかった。

つまり、いまの高齢者のかたは、運転することが仕事であったかた以外では運転経験がそれほど長くないのではないかと、もちろんこれはわたしの勝手な推測ではあるが、だからあまり身についていないかたがおられるのではないだろうか。かつて「サンデードライバー」といわれていたかたがたが、いまだに年式のわりには走行距離の少ない白色のセダンに乗って古いニュータウンで走っておられるのを見る。

もっとも、65歳以上の高齢者が関わった死亡事故は全体の3割などといわれると、67歳のわたしは真剣にいつまで乗っててもいいのだろうかと悩んだりするのである。とりあえず75歳までとしてもあと8年。いまの車の二度目の車検で70歳。この大きな車ではしんどくなって買い換えて3年後にはさらに発達していると期待しているいろいろな安全装備のついた小型車クラスに替えたとして、それも二度目の車検で免許返納か。しかし白浜では運転できないと不便だし…。

まもなく50年間乗り続けて人身に関わる事故なし免許停止なしのわたしでもここまで思い悩む。いや、だからこそか。

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