わんどの身辺雑記

テレ東「ガイアの夜明け」【その便利さ、必要ですか? 】。

必要ですか? 24時間とか当日お届けとか。わたしはべつにいらない。

もともとはいま物流拠点がいつ鎮火するか分からない事態に見舞われている「明日来る」というあたりから始まったのだろうか。

amazonはいつのまにかとんでもなく早く届くようになって、わたしはべつにそこまで急いでませんど、というのが実感である。少なくとも出向いて買うより届けてもらえるだけでも楽やん、これなら田舎暮らしをしても都市暮らしと同じ生活ができるなと思い出したのが10年ちかく前か。数日のうちに届けば送料はあってもいい。自分が交通費と時間を使って出かけるよりよほど得だしとか思っていた。それがいまや翌日で送料なしだ(プライム会員だからだが/どんだけ買うてるのかね)。

そこそこ早く届けてもらうだけでよかったのだ。翌日と当日とかでなくてもいい。

スーパーなどの24時間営業も無駄だけだろうと思う。レジ袋を有料にしたって人件費と電気代のほうが浪費ではないか。深夜の買い物はコンビニだけでじゅうぶんである。ファミレスの24時間営業、これだけ生活スタイルが変わってきているのにあまりに鈍感ではないだろうか。そもそもファミレスは昼間や宵は流行っているのか。ん? 流行っている? まあわたしは最近まったく行かないから知らないのだが。

それに薬局の在宅関連の営業活動の動きは医療者としてはどうなのかとわたしは批判的に見た。わたしら在宅療養支援診療所の医者は法的に24時間対応を規定されているし実際に深夜も往診することがある。そのわたしらが深夜に往診しても、24時間やってるという薬局は「来たら処方しまっせ」としかできないのは看板倒れ。夜間の薬剤師による配達をやったら、おそらくペイしないし、息切れする。無責任なその場しのぎの対応は迷惑なだけである。やるなら大損しても続けてもらいたい。医療者の責任である。

ちなみに、白衣を着たまま町中をうろつくのはよくないと思うぞ、ウエルシアさん。

で、みんななんでそんなに急ぐのかねえ。なんでそんなに背伸びするのかねえ。

それにしても、最近の「ガイアの夜明け」は企業のマイナス面もけっこう取り上げるようになっているのだが、なにかあったのだろうか。