木曽川2017/06/18 22:47

松本からの帰路の特急「しなの」。往路に間違ったので慎重に座席の指定を受けて、途中に木曽川が多く見えるほうを確保した。

iPhoneのアプリ「FieldAccess2」で国土地理院の2万5千分の1地形図を参照しつつ車窓を楽しんできたのである。

今回の興味はダムと発電所。歴史が古いので、規模の大きな施設はほとんどないが、建屋もダムもレトロな雰囲気のものが多くて、じつは時間があれば車でひとつずつ見て歩きたいほどである。

以前から中央本線の景色が好きだったので、ほぼ必ず車窓見物していた。不思議だったのは、前に排水が見られない発電所が多いことだった。今回は地形図をリアルタイムに確認することでその疑問が解決した。

発電に使われた水は川に戻らずに、そのまままた山の中の導水管を通って下流の発電所に流れている。つまり、木曽川の水は、平時には川の本体をほとんど流れないまま、ずっと下流まで山の中を流れている。

すごい。

それにしても、以前なら奈良井から恵那あたりまでの2万5千分の1地図を持って特急に乗るなど考えられなかったわけだが、いまやえらい時代になったものだ。

しかし今日はちょっとヲタクっぽ過ぎたか…。

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