寺社はバリアブル2017/06/28 23:32

木曜日が第五週になるので予定のない今日から宝塚から脱出した。届け物があって娘一家の住む彩都に寄ってから、かねてからお参りしたかった紀三井寺に立ち寄った。梅雨のために車を置いていても車内の温度は上がらないと判断したので、フレブル恬がいてもだいじょうぶだと思ったのだ。

雨を覚悟していたが、山門下の駐車場に置いたときには上がっていた。でも蒸し暑い。

山門を見上げると、愕然とするような石段。あとで確認すると231段だという。しかも直線。半分ほど登ったかと思うころに「女厄坂33段」「男厄坂42段」とあって、なるほど厄年の数だけの階段かと思っていたら、そのうえが「還暦坂60段」だった。

息が上がった。

天然石の石段だし、雨上がりで濡れていて気をつかう。

いつも思うのだが、寺社の多くはバリアブルで障がいのあるかたには優しくない。昔のこの国が障がい者に対してどう考えていたのかがよく分かる。もっとも、それが時代だったのだということは理解できている。

参道階段の下りはもっと怖い。

膝が、笑った。