落語会2017/11/19 21:52

ひさしぶりに落語を聴きにいった。兵庫県立芸術文化センター中ホールでの「特選落語研究会2017」。いやあ、じつに楽しませていただいた。

桂二乗「阿弥陀池」
桂ひろば「大安売り」
桂ざこば「上燗屋」
入船亭扇遊「明烏」
仲入り
桂米團治「蛸芝居」
桂南光「抜け雀」

ざこばさんの高座はちょっとハラハラしながら聴きはじめたのだが、半年前に右片麻痺と失語症を発症したとは思えないほどの快復である。多くのみなさまはどう感じられたか分からないが、いちおう専門家の端くれのわたしからみるとほんとうにすばらしい。

マクラでご自身の病気体験で爆笑をつかまれたあと、まだ自信がないのでちょっと短い噺といって小咄、そのあともうちょっと長い噺と「上燗屋」を演じられた。非常に細かい部分の単語にいくつか間違いがあって、運動性失語のカケラが残っているように思えたが、しかしもともとざこばさんは病然から話すときに「んんんん」と詰まるクセがあったので、噺にはほとんど障害は感じなかった。

なんだか聴いていて感動した。

米團治さんは、なにか吹っ切れたのか、以前とは見違えるほどの上手さだと思った。扇遊さんは失礼ながらまったく存じ上げなかった東京の噺家さん。しかし、じつに引き込まれた。米二さんのお弟子さんの二乗さんとざこばさんのお弟子さんのひろばさんも若手(なのか?)ながら楽しませてくださった。

ほんとに笑った3時間あまり。いい気分である。

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