北風2018/03/09 23:22

朝早くから北風が強い。日付が変わろうとするいまもまだ窓がミシミシいっている。気温は今年の冬ほどではないが、いったん暖かくなったあとなので身に染みる。夜になって石油ストーブを使用して、ちょうど今シーズンの灯油のストックがなくなった。

午後には湯崎で火災があり、この風で心配されたが、さいわいにも延焼はなかったらしい。発災時に防災同報システムでサイレンが何度も鳴った。東日本震災のときの映像では、津波のときに吹鳴され続けているサイレンが印象的だったが、あれと同じ種類のもので、ちょうど外出先から帰宅する途中だったこともあって一時は不安になった。

予報では明日もまだ強い風が吹くようだ。

旧交あたため2018/03/10 22:08

小学校、中学校あいだを開けて大学でいっしょだった、少年時代には同じ町内に住んでいた友人が白浜に遊びにきてくれた。

「竹寶」さんで夕食をともにした。小学校と中学校の卒業アルバムを持ってきてくれた。

わたしはいろいろあって、卒業アルバムに欠落があるので、見たいような見たくないような…。

今夜は「長生庵」さんに泊まることになっていて、温泉街からは外れているが、しずかにいいお風呂に入ってゆっくりしていってほしい。

今回の調整をしていただいたFBFさんにも感謝したい。

子どものころを回想して懐かしくなるのは、ある意味ではつらいところもあるが、でもしゃあないなあ。

あらためて3.11に思うこと2018/03/11 22:54

地上波で震災特番が並んだ今日、災害に対する注意喚起も多かった。和歌山県の沿岸部はやはり南海東南海地震による津波の懸念から、公的機関の高台移転が進んでいたり、避難場所の再検討がされたりして、けっこう防災意識が高いと感じる。

海抜の低い土地の価格が下落したり、安くても売れないなどの傾向がずっと続いているようだ。わたしの家の近所にも、低い場所から転居してこられたかたが増えている。

しかし、川西のほうに戻ってくると、もちろん津波の危険はほぼないわけだが、23年前にあれだけの地震に襲われた記憶がほとんど生かされていないように感じる。和歌山の沿岸部では、いま逃げるとしたらと考えているけれども、大阪や兵庫でも津波被害の可能性があるのに、そんなことを考えながら動くことはあまりなさそうである。

3.11ではさいわいにも大都市の中心部は津波被害を受けなかったわけだが、南海東南海では阪神間や四国で都市部が襲われる危険が大きい。

そんなことをあらためて考えた一日だった。

在宅医療のひずみ2018/03/12 22:32

在宅医療を担っている医者のデータがある。

問題になる2025年にそれがそのままならどうなるかというと、医者も当然歳をとるわけで、若い医者がちゃんとしてくれなければわたしのように訪問診療が困難な在宅医が増える。通院が困難な患者さんに訪問する在宅医療、訪問が困難な在宅医、シャレにもならん。

たまたまわたしのところは、この1月に同じ意識をもった医者が開業してくれたので安心しているところだ。

それはそうと、高齢化社会であるから在宅医療や在宅看取りが…という話が、ときどきがんの在宅緩和ケアとすり替えられる。

標準治療が終わったらがん治療病院の出番は終わったということは、医療者は理解できるものの、しかし病院に捨てられたと感じている患者さんが少なくないことに、がん治療医はよく知っておいてほしい。

ずっと昔に広言していたフレーズを再開しようかね「趣味の在宅医療」。

火曜日2018/03/13 23:18

徐々に仕事を減らしつつあるわたしとしては、しかし火曜日だけはしっかりと仕事をする日になっている。

介護認定審査会が第一と第三の火曜日にあるし、医師会の委員会も月に一度ある。午前中に訪問診療を入れていて、午後の遅くからは古くからのつきあいの有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護適用施設)の診療が毎週ある。その診療のあとは医事会計に特段のめんどうな手続きが必要になるので、カルテ記載と会計に時間がかかる。

今日は遅くなるついでに請求書発送作業もやってしまったので、ひさしぶりに「まじめに仕事をした」気分である。

帰宅してそそくさと入浴してビール。仕事のあとの一杯は美味い(仕事のあとでなくても美味いのであるけど)。

水曜日2018/03/14 23:24

予定のない水曜日。ゆっくりと起きてきて遅い朝食のあと、明日が誕生日の孫のプレゼントを買いに梅田に行ったり、そのあと闘病中の親族のお見舞いに走ったりして一日が過ぎた。

有料老人ホームで老衰になっておられるかたがおられるので、これから何日かは緊張フラグを立てることになるのだが、いまのところフラグはイエローでレッドにはなっていない。

今週と来週はいろいろ予定があって白浜には帰らない。するとこちらでの時間にかなり余裕ができてしまう。

いつもはできないことをする時間をとれるかと思っている年度末である。

PCのトラブル2018/03/15 22:56

昨日は仕事の予定がなかったので、診療所には行っていなかった。

今朝、出勤すると、メインのPCの画面にセーフモードでの起動を促す画面が見えた。基本的にメインのPCは電源を落とさず、ずっと稼働状態にしているのである。じつに嫌な予感である。分かる人には分かると思うが、つまりなんらかの理由で自動的に再起動されて、その起動がうまくいかなかったのだと考えられた。

ともかくそのまま普通に起動してみると、デスクトップがほぼ表示されて後ろでいろいろなドライバーやプロセスが立ち上がっているようなタイミングでいきなり、落ちた。

鳴呼。

いつからか分からないが、わがPCはこんなことを何度も繰り返していたのだろう。

それからセーフモードで起動すると立ち上がるのを確認して、1時間ほどいろいろと修復できないかと戦った。時間切れなので持ち歩き用のVAIOで処方箋の出力などをして仕事に出る(よくもまあVAIO S11を導入しておいたものである)。

午後に帰ってきてからさらにいろいろと試すが最終的に諦めた。

このPCは2014年ごろから使っているしWindows7のサポートの残り期間のこともあって、このさいWindows10のPCを購入しようかとも思ったが、収入がそれほどよい状態ではないいま、いやいやこのPCを捨てるのはもったいない、ということで、Windows7の再インストール作業を選んだのであった。

夜までにきちんと再インストールができてちゃんと動く、さらに電子カルテやATOKのインストールが無事にできたところで本日の作業に区切りをつけた。

帰りにWindows Updateをかけたら、重要な更新が170件とか出たので深夜のうちにやってもらうようにセットして帰宅。トラブってもまたやり直せばええわ。

電子カルテがクラウド型だし、いろいろなデータ類をDropboxやiCloudやOneDiskなどのクラウドに置いているのでOSのクリーンインストールに思い切れた。

白浜で使っていたDELLのラップトップが、S11の導入で余剰化しているので、それを診療所に持ってきて常時予備機にすることにしよう。先日クリーン化したPCを診療報酬のオンライン請求専用機に持ってきたので、わたし一人しかいないのにまたまた診療所に4機のPCが並ぶことになるが、まあええか(あと1台は川西市医師会アマチュア無線クラブのWIRES-Xノード専用PC)。

この温度差はきつい2018/03/16 23:43

昨日は22度くらいもあって、今朝は出勤のときの外気温が8度。しかも雨と強い風が伴う。午後になっても10度を超えない。この温度差はきつい。

数日来モードが冷房になっていた車のオートエアコンも今日は暖房である。

もともと状態が悪かったのでこの温度差のせいでもないだろうが、宵の口にお看取りが1件。そのための往診は寒さと強風のなか。

不安定な気候で体調を崩す患者さんがおられなければいいのだが。

まあ明日はもうすこし暖かくなりそうだ。