教組化2018/05/30 23:33

日大アメフト部の話題がいつまでも続いている。関係者や関係団体が多くてそれぞれが連日なにかの動きをするもので、メディアはネタに困らない、祭りだよんという状況。

メディアを通じてではあるが、伝えられる前監督のやりかたは、まさにカルト宗教の教組やネズミ講の創始者のような空気を感じる。もちろんこれは何度も言うがメディアのフィルターを通ったあとの像ではある。しかし印象にはそれほど大きな開きはないだろうとも思う。

じつは、わたしの業界でもそういう空気を発散しているかたがたがおられる。わたしのように「社会の片隅で自分ができる範囲のことを背伸びせずに続けておればいい」とある意味では達観してしまうと、ご同業のかたの「教組化」がよく見えたりする。

じつは20年ほどまえ、まだまだ在宅医というのが珍しかったころ、わたしはしばしばメディアや関係団体から持ち上げられるようなことがあった。いまになって考えれば、もともと幇間のような連中が大嫌いなので、そういう神輿に乗ることがなく「教組化」から免れたのかもしれない。

世間は移り気である。今日の「教組」は明日の「罪人」かもしれない。前監督はまさにそうではないだろうか。昨秋フェニックスが優勝したときにいかにメディアは氏を持ち上げたのか。そのときにじつは前監督のブラックな部分の情報を少しは知っていたのではないか、メディアの諸君、あるいは連盟のかたは。

あちこちに教組化したトップに引きづられている企業や組織がまだまだあるのではないかねえ、 #知らんけど。