台風を迎える2018/08/23 22:29

いまこれを書いている時点では、台風20号は徳島付近に上陸してさらに北上している。あと数時間で四国を越えて最接近するはずだ。

白浜に家を持ってから、台風を迎える機会が増えた。そして、都市部といえる宝塚/川西と白浜と両方で台風を経験しているのは昨夜の日記にも書いたところである。

いま、おそらく白浜では風でシャッターがうるさく波打っているはずだ。その音がなくても、下の江津良の浜からの海鳴りが響き渡っていると思う。周りの木々は大きく揺さぶられ、雨が家に当たる音が続いているにちがいない。

いっぽう、いま台風を迎えようとしているマンションでは、リビングから見える大阪平野ではなにも台風で動くものはない。雨が激しくなると視界が悪くなるくらいの変化である。もっとも、寝室のある北側は里山が近いので、そちらの窓を開けると山鳴りのようにざわつきは感じる。

台風という自然界の大きな力に対して、山や海が近い場所とそうでないところではこんなに違いがあると実感する。都市部、新興住宅地のひとたちに災害の怖さをいくら言っても実感がないのはやむをえないのではないだろうか。たまたまわたしのところは強固なマンションなのでのうのうとしていて裏の里山が崩れても建物は無事だろうが、しかし里山からマンションまでのあいだにある一戸建て木造住宅は被害を受けるかもしれない。

と書いているうちに、ふつうより奥行きのあるベランダなのにリビングのガラスに雨滴がつきだした。いよいよ台風が近づいてきたようだ。