懐かしい食べ物2018/10/16 23:39

昨日のチキンラーメンからの流れでふと思い出したのだが、わたしは子どものころ母方の祖父母にとくにかわいがられていた。外孫だが初孫だったこともあったと思う。

いまと違って甘いお菓子が好きだったし、祖父母は経済的に余裕があって、いろいろとおいしいお菓子をたべさせてもらった。ざっと思い出すものとしては、つりがね饅頭、きんつば、みたらしだんごなど。家でたべさせてもらうあべかわもちもおいしかった。考えてみれば、その当時の祖父母の年齢よりもいまのわたしは上になってしまっている。

父方の本家では、祭りのときにはくるみもちが定番だった。ごはんどきになると、巻き寿司やバッテラが大量に盛られた大皿が出て、食欲最強の少年は驚喜したものだった。

自宅では、ネコライスやわんこめし、卵ごはんが懐かしい。いや、いまでもわたしはネコライスはときどき食べる。最近はにゃんこめしというらしい。ご飯にカツオブシをかけて醤油をたらしたもの。わんこめしはご飯に味噌汁をぶっかけたやつ。おいしいのだが、ちょっと行儀が悪そうなのでいまはしない。卵ごはんは、いまでは卵かけごはんが流行りだが、昔は生卵がいまほど安全でなかったので、鍋に卵を入れて熱しながらかき混ぜ、適当にご飯を投入したものである。ご飯を入れなければ炒り卵、当時うちではナタネと呼んでいたものになる。意外にも目玉焼きはあまり食べなかったと思う。

数日前、大阪ローカルのニュース番組で「『江戸前寿司』はあるのに「大阪前寿司」がないのはなんでやねん」というのをやっていて、その流れの中で蒸し鮨が紹介された。じつに懐かしい。こどものころではなく、大阪市内の病院勤務のころ、すぐ近くにある喫茶店なのになぜか蒸し鮨があって、それがひどく美味しかったのである。「嘉平治」(漢字が間違っているかも)というお店。マスターはどうしているのかねえ。

こんなことばかり思い出しているのは、年をとった証拠だと思うのだがねえ。

https://www.hotpepper.jp/mesitsu/entry/itsushi-yoshida/1602065

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