1.172019/01/17 22:50

関西ローカルのニュースでは、おそらく全国ネットより1.17に関する話題が多かった一日だったと思う。

24年たっていずれでも触れられていたのが震災の記憶の風化であった。毎年おこなわれている慰霊の集まりへの参加者がどんどん少なくなっているという。それはそうだろう。アラフォーであったわたしがもう古稀である。

震災のあと、仮設住宅暮らしや激甚被災地から係累を頼って避難してきた高齢者のかたに体調不良をきたしたり、認知症が一気に進んだというかたが少なくなかった。それは10年ほども続いたような気がする。

仮設住宅暮らしはその後恒久的な公営住宅に落ちつくようになって、つぎはそういう住宅での高齢者世帯の問題が出てきた。ちょうどそのころに介護保険制度が始まったのだった。制度の初期で対象者が少なかったこともあったのかもしれないが、震災被災者のかたも多かったと思う。そして、いわゆる震災関連死も少なくなかった。

震災当時にわたしの世代だったとしても、生きていたら90歳をはるかに超えている。慰霊の集まりがだんだん寂しくなるのもしかたないのだろう。

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201901/0011984499.shtml

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