新しい元号2019/04/01 23:25

「令和」。

言いやすいと思う。「平成」の始めのときより、わたしにはすんなり入ってくる。テレビで出ていた学者さんが韻として、明治は閉じる、大正は流れる、昭和は閉じる、平成は流れるので、こんどの令和が閉じるのは納得できるというようなことをおっしゃっていた。閉じるのと流れるのが交互に制定されているという説。

なるほど。

ネットを見ているといろいろなネタ振りがみられているが、そんなことはどうでもいい。わたしは「令和」でいいなあと思った。

べつに茶化してもいいし、わたしは仕事の場では西暦を使うことも多いが、わたしらいちおう日本人としてはずっと元号をだいじにしていきたいと思う。

「れいわ」いいのではないかね。

令和の熱気2019/04/02 23:49

まあ予想できたことではあるが、今日のテレビは朝から新元号に関するものばかりが並んでいた。まさに熱気である。

べつにそんなに前のめりにならなくてもいいのにと思う。興味がないわけではないが、たかが日常生活での変化のひとつに過ぎないのではないか、いっぱん国民にとっては。

ところで、改元にあたっての手間だが、電子カルテの修正はサーバー側で対応してくれるので仕事での面倒はほとんどない。もともと以前から西暦使いになっているので、たとえばファイル名をつけるときの年は西暦の下二桁にしている、たとえば1904021.txtのようにしているのでこれも対処不要である。

一部の役所や企業のおしきせ書類、診断書などの年号の部分は記入のたびに訂正しなければならないかもしれない。

業種によっては1ヶ月の間にいろいろとたいへんな作業が必要なのだろうと気の毒にも思う今日このごろ。

また物欲が2019/04/03 22:42

物欲ってのは波状的に襲ってくるのであろうか。

いま、必要にかられて、あるいは純粋に欲しくて、いろいろ気になるものが出てきている。しばらくそういう欲はなかったのにこれは一種の流行病(はやりやまい)なのか。

医師会の委員会で多くの資料が出てきて、そのペーパーを電子化しているのだが、それを参照したりメモを記入したりするのにいいものがないかと漠然と考えていたら、富士通の電子ペーパー
http://www.fujitsu-webmart.com/pc/webmart/ui3211.jsp
こんなのが出てきたのである。SONYにも似たようなのがあって、価格も同じようなところである。けっして安いものではないが、きっと使い勝手がいいように思う。これは仕事がらみ。

私的用途では、Kindle PaperWhiteの最新型。4月10日に発売のを予約してしまった。初代のKindle PaperWhiteを愛用してきたが、照明のないそれは環境によってはじつに読みにくかったので、エイヤッとポチってしまった。

ミラーレス一眼も欲しいな。いまカメラはNikonのA900というコンデジを使っていて、それなりに満足しているが、この機種くらい光学ズームの倍率が大きくなると、やはりファインダーで覗いて撮影したくなる。カメラは背中を見て撮るのではなく、ファインダーを覗いてシャッターを押すものだ。

仕事の書類はScanSnapでPDF化してクラウドのストレージと同期させている形をもう10年近く続けている。酷使しているので、うちのScanSnapさんは、ときどき異音を出したりしている。ぼつぼつ寿命が近づいているような気がする。最新のそれに交換したいところだ。

というところで冷静に考えると、予約したKindle PaperWhite以外はいずれね10万円近いものばかり。いまのわが診療所の財務ではちょっとしんどい。

我慢するしかないか。

血液検査2019/04/04 22:51

3月に70歳になった前後くらいから、急に発熱することが数回あって、毎年夏には医師会の健診は受けているものの、ちょっと気になったので一般的な血液検査と、ついでにいくつかの腫瘍マーカーを調べてみた。

念のために書いておくと、こういう主旨で行う検査は、健診なので保険は適用されない。全額自費になる。もっとも、わたしら開業医は、自分で自分の保険を使った診療は「自己診療」として禁止されている。だから高血圧症と高尿酸血症の薬を服用しているわたしは、旧知の開業医さんに毎月通院して薬をもらっている。

今回した検査料は、保険点数から計算して万札1枚近くになる。とりあえずわたしのポケットから診療所の会計に入れて、おかなかった(笑)。

それで、結果は、今回の検査のなかでは(飲酒に関連するいつものいくつかの異常値を除いて)問題はなかった。

やれやれ。

平成狸合戦ぽんぽこ2019/04/05 23:42

友人と食事をして帰宅したら地上波でやっていた「平成狸合戦ぽんぽこ」。つい途中から見てしまった。見るのは何度目か。1994年の作品だ。見るたびに忸怩たる気持ちになる名作だと思っている。アニメとはいえ、子どもには難しい。

多摩ニュータウンを題材にして、タヌキやそのほかの生き物たちが人間に追われる物語だ。開発が進む真っ只中の時代。しかし、それから25年たったいま、作品の中にある
「人間は狸だったんだ」というセリフの意味が違った意味で現実的になっているのではないか。

多摩ニュータウンのある山でタヌキさんの次に滅びそうになっているのはじつは人間かもしれない。多摩ニュータウンだけではない。大都市近郊の、高度成長期に開発された大規模宅地はみんな同じだろう。高齢化が激しい。

で、いま、都市部でいずれ廃墟化しそうな高齢者向けの集合住宅が林立しているのを見ると、人間はタヌキさんより賢いのかどうか分からなくなるのである。

目先だけでいいと思っているタヌキ人間も多いようだ。ん?まさか人間に化けたタヌキさんですかね?

無為な一日2019/04/06 22:09

ひさしぶりの白浜滞在だったが、なにをしたということもなく無為に過ごした一日だった。フレブル恬に気を遣ったこともある。ヤツはともかくわがまま気ままなのである。いまも何が不満なのか、横で喚いておる。

朝起きてフレブル恬のご飯のあと、ちょっと掃除をして早めの昼ご飯にいつもの「まんまてんや」さん。すでにてんやさんの弟さん、渋谷天外さんがおられてご挨拶する。天外さんリクエストの「昔カレー」をいただく。

帰ってから「ムカデホイホイ」と「ハチ激とれ」をセットアップ。これで初夏の害虫対策はOKである。

昼から「相棒」の再放送を二時間。

天気がいいが風が強くて出づらいなあと思っているうちに日が傾いてきて、けっきょくなにをしたか分からないまま貴重な一日が過ぎてしまった。

フレブル恬はようやく静かになってs)なりの椅子で寝ている。

これはこれでいい一日だったかもしれぬ。

大阪の選挙2019/04/07 22:06

政治と宗教の話題は避けるようにしているが、今夜はちょっと触れたい。

わたしはいまは大阪府民ではないが、生まれ育ちが大阪なので、ついつい大阪のことは気になる。

首都圏では分からないだろうけど、大阪の選挙は独特である。

だから今回のダブル選挙も結果はこうなるだろうと思っていた。そもそも自民党が擁立した候補に連合や共産党が乗っているという点でアウトだと思った。大阪の良識ある人は、かつての大阪の役所の体たらくを目にしている。せっかく橋下さんが整理してくれたのにまたあの時代になりそうだと直感した人が多かったのではないだろうか。

府議や市議の構成がどうなるかだが、とりあえず「府市あわせ」の悪夢は避けられたのではないだろうか。

ボサノバ2019/04/08 22:56

録画していた「Sound of Brasil 小野リサ」を、黒霧島ロックを飲みながら。

ボサノバはわたしが中学生のころからつかず離れず聴いてきた音楽だが、それが昨年で60周年だというのは知らなかった。ということは、わたしが聴き始めたころはまだまだボサノバの黎明期だったということか。

アントニオ・カルロス・ジョビンとジョアン・ジルベルトという名前は当時から記憶にある。

ボサノバに限らず、わたしは音楽というか音そのものをよく聴くが、作曲が誰かとか演奏者がどうとかなどはあまり興味がなく、ともかく自分にとって心地よければいいので、つまり音楽に能書きは不要。だからボサノバの歴史がわたしの年齢より若いというのも知らなかった恥。

数年前に小野リサさんのコンサートを森之宮ピロティホールに聴きにいったが、ボサノバはホールではなくこのライブのように小さなライブハウス、BlueNoteのようなところで聴くのがいいなあと思ったのであった。