商業ビルの盛衰2019/09/01 23:21

川西能勢口駅のまわりは数十年前に再開発されてめだったシャッター通りはない。

そのかわり、テナントがなくってベニヤ板で囲まれた区画や、当初のもくろみとは違った雰囲気の店が入って、おしゃれな名前と乖離した商業ビルがある。できたときは大いに賑わって川西も都会の仲間入りと思ったものだ。

高齢化したベッドタウンは、中心地でも客が高齢化して、それなりの店しか成り行かなくなったのだろうか。

1ヶ月ぶりくらいに行った今日のビルも、入口すぐにあったフラワーショップが閉店していた。

最近オープンした大規模モールも思ったほど混雑していない。こちらは大きな駐車場を備えたいまふうのところだが、やはりお客は高齢者が多い。

だいじょうぶかねえ、この町。

唯我独尊2019/09/02 21:45

つくづく自分が選んだ方法だと分かっていても、この16年、基本的にずっとひとりでやってきて、ちょっとつらかったなあと弱音をはく高齢町医者なのであったということは、ない。

天上天下唯我独尊。けっこう楽しい。今日、診療所で掃除機をかけていてちょっと思った。もっとも、基本的にではあるが、いざというときには相方が助けてくれているのがじつは心強いのはいうまでもない。まあお釈迦さまの手のひらで独尊と喚いているようなものである。

今月からいままで経験していない新たな業務が加わって、今年のはじめからの公務(検案業務の分担)とともに、なんで古稀にもなって新しいことをするねんと思ったりもしているが、ロートル町医者にはできることをして少しでも世間のお役にたつしかないのかと。

そういうわけで、でも唯我独尊は続けていくぞと思う月の始まり。

戻った暑さはつらい2019/09/03 21:07

ゆだんしてフロントガラスの日よけもしていなかったら、今日は朝からかなりの暑さになっていて、仕事をしだすとすぐに汗が出てきた。午前中の診療先はいずれもちょっと状況を解きほぐさなければならなかったので、その汗もあったかもしれない。

家から直接訪問先に出向いたので、昼前に診療所に帰ったときは、エアコンの入っていない部屋はまたまた暑かった。

午後から介護認定審査会、施設の診察と続いた。

夕刻には部屋は涼しくなっていて、事務仕事がはかどったのだけはよかったのだったが、帰宅しても自宅まわりはまだ昼の熱気が残っていて、ひさしぶりにリビングのエアコンをつけている。

いつまで続くのだろうか。

病院で検査2019/09/04 22:20

7月に受けた健診でちょっとした異常を指摘され、精密検査を受けるように指示された。

ふだんから患者さんの紹介や逆紹介でそれなりの関係があり、わたしも家族もなんどか受診したことがある近くの病院に検査をお願いすることにした。

地域医療連携室に受診の予約をとり、お盆に受診、そこで検査の予約をして今日検査をしてきた。正式な結果の説明は2週間後の診察で受ける。わたしが医師だからといってなにも特別な扱いはなく、ふつうに窓口に行って順番を待つ。

医師であるわれわれは、病院ではなにか優遇されているのではないかとよく誤解されるのだが、そんなことはまったくない。一介の町医者にとって大病院はやはり敷居が高い。もっとも、患者さんを紹介したときは、その患者さんになるべくよく対応していただきたいと思う。しかしじぶんのときは、逆に立場を隠して受診するように心がけている。もし病院の対応に問題がありそうだったら、別の機会に幹部職員にそれなりの意見をあげることがある(かもしれない)。いわば「ひとり病院探検隊(*)」である。イヤなヤツだ。

(*)病院探検隊: http://www.coml.gr.jp/katsudo-naiyo-iryosha/tankentai.html

昨日からの食事制限や絶食などをして検査を受けてきて、実施してくれたドクターからは問題なしとの言質をいただいたので安心したところだ。そしていつものように、この病院の接遇にはとくに指摘したいところはなかった。

2週間後の診察に行って、担当のドクターにお礼を述べたら今回の懸案事項はすべて解決である。やれやれ。

京浜急行の事故2019/09/05 23:30

トラックの運転手さんが亡くなったのは気の毒だし、ケガをされたかたもたいへんだと思うが、人的被害がそのくらいですんで不幸中の幸いかもしれない。

わたしは事故のあったあたりの京急に乗ったことはないが、羽田空港のアプローチにはほとんど京急を使うので、韋駄天ぶりは体感ずみだ。関西では阪神電鉄が同じような俊足で、阪神と同じように根強い京急ファンがおられるのも知っている。

その俊足がアダになったような事故。

鉄好きとしてはじつに悲しい。同時に、速度が上がっている都市部の鉄道にとってはひとごとではないだろう。神戸に行くのにJRの新快速や阪急神戸線の特急に乗ると、まだまだ踏切が少なくないところを120-130km/hで走り抜けている。

福知山線事故の第一報が、踏切で快速と車が衝突した、と流れたのを思い出した。

温泉旅館2019/09/06 21:52

十何年ぶりかで温泉旅館に泊まっている。

お盆にこれなかったので、相方の実家に墓参などにきた。これまでのようにバタバタと新幹線+レンタカー日帰りというのより、ゆったり実家付近で過ごし、そこから一時間ほどの下呂温泉の旅館にきたのである。

ずっとフレブル恬がいて、彼抜きで旅行に行くことがなかった。それは別に苦痛ではなかったが、彼がいなくなったいま、彼の面影といっしょに、あちこちいこうと決めたのだ。

その第一弾がここ。

「こころをなでる静寂 みやこ」
http://www.miyako21.co.jp/sp/

12歳以下のお子さまはお断りとのとおり、じつに静かでおちついた雰囲気、食事は標準的なものを選んだが大満足だった。

定宿にしたい。

温泉は、わたしらが紀南でいい温泉にばかり浸っているのでちょっともの足りないのは目をつぶる。それを差し引いてもなお、いい旅館だ。

ネットで探した温泉旅館復帰がここでよかった。

温泉旅館(2) —だれが興味あんねん!!2019/09/07 22:01

下呂温泉の旅館の朝ご飯もすごかった。相方は洋食、わたしは和食をリクエストしていたのだが、わたしの和食の惣菜はなんと13種類ほど。ご飯はもちろんおかわり自由である。

食事を残すのがいやなわたしたちは、ともかく「食べきれるだろうか」と圧倒された。それでも二人して配分を慎重に検討しつつ、すべて完食。いやはや朝からたいへん美味しく満腹。

旧温泉街の酒屋さんに行っておみやげの地酒やクラフトビールを購入したあと、国道41号線を南下する。紀伊半島の山深く谷するどいところをひごろから走っているわたしたちだが、飛騨川沿いの国道を走って、紀州の山とは微妙に雰囲気が違うのを楽しんだ。

そういえば「飛騨川バス転落事故」のことを覚えているかたはどれくらいおられるだろうか。わたしはなぜかずっと記憶に残っている。

https://www.pref.gifu.lg.jp/kurashi/bosai/shizen-saigai/11115/siryou/hidagawabasu.html

今日は、その白川町の道の駅で地元の野菜や豆腐や油揚などをしこたま買い込んだ。白川町内にバス事故の慰霊碑などがないかと国道を走りながら注意していたが、見つけられなかった。

ところで、わたしら夫婦が旅行したのはひさしぶりだと昨日書いた。フレブル恬がきてからは唯一かれを近所のペットホテルに預けて一泊の東京旅行しただけだった。だから今回はそれ以来。その東京のときもだったが、わたしらはどこを見物すればいいのか、そのときになると分からなくなるのである。というか、スポットに行ってみると人出が多かったりして「もうええか」となってしまうのである。いいのか悪いのか、わたしらには観光、有名スポットをつい忌避してしまうクセが強い。

で、今回も、だった。

帰りには犬山市の日本モンキーセンターと明治村に行こうかと考えていたのだが、モンキーのほうに行くと隣接した遊園地のプールのお客で車はプチパニック、ふたりして「やめよか」と。で、つぎの目的地の明治村に行ってみたのだが、駐車場手前で外気温が37度!! 全体を回ったら4時間くらいといわれて、前期高齢者夫婦は健康を考えて断念した。

今回もまた旅行に行っての観光地めぐりにわたしらの醒めた気分が出てしまった。べつにいいけど。

帰りにせめて初めてのルートということで、名古屋高速小牧北ICから新名神経由を走ってきた。とくに四日市JCTから亀山西JCTのあいだはピカピカの道路で快適だった。鈴鹿PAも新しい時代を感じたのだった。

台風被害がないように2019/09/08 22:18

珍しく西日本に関係ないコースで台風が近づいていて、関東地方がたいへんそうだ。

きっと首都圏ではあまり経験のない、海から直接強い台風がくることに警戒していることだろう。この15号が紀伊半島に近づいていたら、わたしもちょっと警戒モードになっている。

今夜から明朝にかけて上陸しそうなので、ぜひ気をつけていただきたい。