17年目に入りますわ2019/10/01 23:16

2003年の今日、おおむち診療所を立ち上げた。10年だけやるわと言って衝動的に始めたのに、まる16年続けてきたことになる。

思い返せば、この時間のあいだにいろいろと業態を変えてきた。ピーク時には70人近い在宅患者さんを抱えたこともあった。自分の時間がほとんどなかったのだが、そのころに白浜プロジェクトを始めて、建築士の次弟が乗ってくれていい終の住み処ができた。その弟は早くに亡くなって、来月は七回忌だ。

先月末で医師会で親しくしていただいていたドクターが診療所を閉められた。わたしよりすこしだけ年上だ。羨ましい。

かつて在宅患者さんの緩和ケアを中心にやっていたが、いまや介護施設をメインに緩やかな在宅医療にシフトしている。ハードな在宅医療はやはり負担である。

まじめに取り組むとやはり負担であるのだよ、在宅医療は。簡単に在宅在宅と言ってほしくないと、もうすこししたら「在宅医療評論家」を名乗ろうかと思ったりするのであった。

なんだこの暑さ2019/10/02 21:43

10月に入っているのに、今日の北摂はかなり蒸し暑かった。

午後から用件があって、川西能勢口駅近くに車を駐めてうろうろしていたら、すぐにじっとりと汗をかいてしまった。午後の気温は30度を超えていた。

夏か。

日が暮れても気温は下がってきたが湿度が高くてムシムシしている。

今夜も寝苦しそうだ。

なんだか最近は忙しいなあ2019/10/03 22:13

せっかくソフトランディングへのアプローチをしていたのに、最近はまたなんだか忙しい。昨年からやっている公務(市内の検案)と、先月から受けた特別養護老人ホームの診療がその原因だとは分かっている。

簡単にはいえないが、特別養護老人ホームの診療はちょっとイビツなのではないか。処方箋料や検査料以外はほとんど診療報酬を請求できないので、求められたり気になって診察に出向いてもなんの出来高もない。行きたくなくなるやろなと思う。わたしは患者さんを見ないと気が済まないタチなので、お金にならなくても行けるときは行く。これは特別養護老人ホームに限ったことではない。

一ヶ月たって、特別養護老人ホームは医療についてはちょっと離島のような施設だと感じているのだが、違うだろうか。

安治川(あじかわ)散歩2019/10/04 23:58

宵に大阪中央卸売市場の寿司屋さんで約束があったので、ちょうどいいかと「大阪市場線」の廃線跡を見ることにした。

「野田緑道」という公園になっているのが、旧国鉄大阪市場線跡である。

野田駅で降りて、市場線がどうたどっていたかを検索しながら路線跡を歩く。たかだか1キロあまりの路線なので、スーツ姿でもだいじょうぶだ。

絵に描いたようなカーブを描いて廃線跡が続く。大阪中央卸売市場の敷地に入ってからは路線跡をたどるのは困難。お江戸では築地や豊洲やと言っているが、大阪の中央卸売市場もなかなかの規模だ。市場線の不思議な線形が昔から気になっていた。現地の廃線跡をみて納得。

各駅停車(各停)2019/10/05 23:01

ちょっとしたタイミングで神戸三宮(大阪梅田、石橋阪大前とともに10月に改称したばかり)から西宮北口、宝塚経由で雲雀丘花屋敷まで各停で帰ってきた。もっとも、阪急神戸線は駅間が長く、各停といえどもけっこう速度を出す。

それでもかつて半世紀前に阪神間の高校に通っていたころになじんだ駅をひとつづつ確認していくのはなかなか楽しかったのである。

西宮北口から宝塚までの今津線はそもそも各停しかない。宝塚からは急行だが、豊中までは各駅に停まる。

お彼岸が過ぎて「秋の日は釣瓶落とし」、18時前にはすっかり暗くなって外の景色をあまり楽しめなかったのは残念だったが、急がないときには各停もまたいいものだ。

事務仕事2019/10/06 22:14

職場近辺にいる日曜日、とくに予定はなかったが、ふと気がつくともう6日になっている。朝食のあと診療所に出かけて診療報酬請求作業をかたづけてきた。

かなり涼しい朝、休日で建物全体が静か。集中して作業ができた。

介護報酬の請求で数件の保険設定に問題があることが露見したが、これは日曜日では確認しづらいので翌月に持ち越すことにした。ちょっとおちつかない。介護報酬の請求はなんとまだフロッピーディスクでやっているが、大量ストックしていたディスクも残り少ない。さすがにもう入手できないかもしれないので、なくなればCD-Rでということになるのだろう。

さて、これがすんだらいちばん嫌いな請求書発送である。今回はインフルエンザワクチンの案内や予診票も同封しなければならないのでいつもより面倒だ。気が重いのである。

病診連携2019/10/07 21:21

だいぶ以前から病診連携と言われていて、それはいまだに言われたまま、最近は医療介護連携も加わった。

言われるのはできていないからだ。

しばしば一方通行。

さらに最近はそのためにITCを使うというのが流行りだ。ITCツールを整備したら連携できたような気になって、手段の目的化がしばしば見られるのがこわくて、わたしは数年間ずっと加わらないでいた。

しかし、推進しておられるかたがたを拝見していて、どのくらい使えるか分からないがぼつぼつ導入しようと思ったのである。

午後からインストール作業に協議会の担当者さんがきて作業してくれた。

川西市で3人目だかの「むこねっと」の接続。

http://www.mukonet.org/

月額2000円の接続料。さて、どのくらい使えるものか。

請求書発送作業2019/10/08 23:01

請求書の発送作業がいちばん嫌いな仕事だとなんども書いていたと思う。

今日はその作業をすこし前倒ししてしたのだが、それはいつもにも増してイラッとする作業だった。

(1) 消費増税のため封書は82円から84円になり、切手貼りの手間が倍になった(2円切手も貼らなければならないから)。
(2) 9月から引き受けた特別養護老人ホームの入居者さんの請求は施設がまとめてやってくれる(そうしてほしいと言われた)ので施設だけ別の請求方法を設定しなければならない。
(3) にもかかわらずおひとりのかたは直接請求してほしいとの強い希望がある。
(4) 施設に入っておられる患者さんへのインフルエンザワクチン接種の書類を同封しなければならない。
(5) ワクチン関係書類を入れると人によっては中身が重くなるので94円切手を貼らなければならない。
(6) 先月未収のかたが3名、うちおひとりは先々月も未収。その対応の書類と請求書を作成。

ふだんは(6)だけなのである。それでもめんどくさいと思っている。

ご同業の多くのかたはかたは、こういう作業を事務職に任せておられるのではないだろうか。わたしは「おひとりさまの診療所」なので自分でしなければならない。でもそのぶん仕組みの理解ができている。それはそれでいいのだ。