逆効果2020/04/20 22:43

不要不急の外出自粛でどこにも遊びに行けないので、せめて本でも読んで行った気になろうかと思って白洲正子さんの「かくれ里」を入浴の友にすこしづつ読み進んでいるのだが、これがひどく逆効果である。

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なにしろ奈良や滋賀の、いわばちょっと日帰りでも行けそうなところばかり登場するのである。執筆からもう数十年もたっているので、いまこの「かくれ里」はどうなっているのだろうかという興味もあって、行ってみたいとムズムズするのだ。

風呂から出るとiPadを出して、地形図アプリでいま読んだ寺社などの場所を確かめる。どのルートで行けばいいのかなどと夢想するのである。かえって欲求不満になりそうなのだ。

1991年初版で昨秋に60刷という「かくれ里」をはじめとする白洲さんのこのシリーズは全12冊もある。シリーズ文庫を持って回れる日はいつくるのだろうか。

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