イソジン2020/08/04 23:18

なんだか世間ではとつぜんイソジン(ポピドンヨード)が爆発したようだ。いや、イソジンが爆発したのでは亡く、世間がイソジンを巡って爆発したようなのだ。

イソジンって昔はキズの処置などで医療現場ではふつうに使われていたのだが、最近はキズの処置のやりかたが変わって、あの茶色いイソジンをキズに塗ることはなくなっている。メーカーはウハウハか。

わたしは医療用のイソジンは入手できるが、そうしようとは思わない。そもそも今回の発表はどこまで医学的な裏付けがなされているのか分からない。

わたしは元外科医の習性として、コロナとは関係なく、ずっと手洗いと風呂と爪切りはあたりまえの生活をしてきた。コロナの一次ピークのときに石けんが品薄になって、わたしはなんと人々は手を洗わないのかと驚いた。男女を問わず爪が長く伸びて(伸ばしている)人には密かに近寄りたくないと思ってきた。入浴しない人は論外。そういう意味では介護施設では入浴は週2回以上という法的な規定のおぞましさ。わたしは毎日、いまの季節だと1日数回でないと我慢できん。

イソジンなどと安易なものに飛びつかず、基本の清潔、マスク、換気などを遵守するのが正解だと個人的には思うのであった。

皮膚用のイソジン液をうがいに使って粘膜が荒れたり、ヨード過敏症の人がショック状態になったりと大騒ぎにならないことを祈るばかりである。

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