新嘗祭とか2017/11/23 22:08

患者さんの調子がよくなくて、いつもお世話になっている病院に受診させようして電話した。窓口になる地域医療連携室に繋いでもらおうとしたら「すみません、今日はお休みで」と言われてしまった。

またやった。

わたしは祝日は休まないで仕事をする。それが20年以上も続いていると、今日が祝日だという感覚がなくなって、世間(医療関係)はやっていると錯覚してしまう。いちばん失敗するのが薬局さんである。院外処方なのでいつものように処方箋を発行したら、今日はお休みでということになる。

でも、多くの介護サービスは祝日も休んでいない。今日もデイサービスの送迎車が走り回っているのを見た。しかし病院意外のたいていの医療機関はお休みである。そんなものかねえ。

訪問診療は曜日で予定しているので、祝日をお休みにするととっても面倒くさいことになるのである。休まずいつものようにするほうが、楽。

今日は勤労感謝の日とかいう新嘗祭であった。仕事をしていて、とくに勤労を感謝されもしなかったが、まあええか。

請求書発送作業2017/11/15 21:04

わたしがいちばん嫌いな作業が訪問診療先への請求書発送作業であって、今日は昼前からそれにあたった。

診療所のお金の作業としては、毎月5日から10日の間に前月の診療報酬の請求と介護給付費の請求をして、それがすむと請求書の作成と発送をすることになる。主要な収入なのでサボるわけにはいかない。ほとんどの診療所では事務作業をする人手があるのだろうか。わたしは開業当初からひとりでやっている。

一ヶ月の仕事が終わるとすぐにこれらの作業があって、それを終えるともう月の半ばになるので、もうすぐにまた次の請求がくるのである。これでもいろいろな点で自動化や外注化しているのである。そんなことを呆然とやっているうちに15年近くたってしまった。

来年の4月には医療と介護の報酬同時改定があって、またまた請求作業にしばらく慣れない時期が続くのだろうなと…。

今月はインフルエンザワクチンの接種があって会計もちょっと複雑になる。やれやれ。

インフルエンザワクチン2017/11/07 22:56

ワクチン接種が佳境に入りつつある。いつもこの時期になると「かかったことがない」とか「効かないのではないか」とか「接種したのにかかった」とか、いろいろなお話を聞いておもしろい。

ワクチン接種はあくまで任意であるし、安いものでもないので、わたしは強く勧めることはずっとしていない。しかし自分および家族には接種している。もとろんご希望があれば接種している。

今年はワクチンが不足しているからということで、昨年の80%ほどしか受け取れなかったので、調整が難しい。もちろんいつも診ている患者さんとそのご家族には優先的に接種しているが、あとになると足らなくなるかもしれない。

さいわい今のところ当地ではまだ流行していないようだ。学級閉鎖のレポートはまだない。

介護認定審査会合議体長連絡会2017/10/31 21:11

2000年4月に介護保険制度が始まる前から介護認定審査会の合議体長を拝命してきた。ふと気がつくといまは2017年。19年近くやっていることになる。

今日は川西市で10ある合議体の長の連絡会があって、市役所の会議室に出向いてきた。介護保険という制度も20年ほどたって非常に複雑になり、一種の制度疲労も感じるようになっている。市でもいろいろな問題点が浮かんでいるようだが、この連絡会でツッコミを入れても制度そのものは市ではどうしようもないのは分かっているが、それでもちょっと文句は言いたくなる。

紛糾ほどはしていないが、しゃんしゃん会議ですませたくないのでちょっと言わせていただいた。

さらに出席しているお一人から「介護保険は要介護者を楽にするためのものか、介護者を救うためのものか」という問題提起があった。じつにそこは医療保険とは違う文化があって、審査会での考えかたを左右するのではないかと思ったことである。

ちなみに、いまのわたしは要支援1にはなる自信がある。

在宅看取りと法的道義的問題2017/10/24 22:20

わたしはずっと在宅での看取りを続けていて、いままでとくにトラブルはない。

医師会の委員会で、在宅の看取りの現場に関していろいろと細かい疑問を受けた。そんなことを言っていたら在宅看取りはまったくできないと思うのだが、現にその場をご存じない医師には疑心暗鬼なのだろう。

法的に厳密に突っ込まれればグレーなところがある。そこはご家族との信頼関係がカバーしているというのが在宅医療の最前線なのだ。それもあかんと言われたら、在宅医療や、まして在宅看取りなんてできない。

今日の委員会で議論していて、同業者でもそのていどの理解なのかと唖然としてしまった。これでは在宅看取りなんか進むはずはない。教育せよとわたしが言われたのだが、それはわたしの仕事ではない。わたしは淡々と在宅医療を続けるだけであって、それはイヤだというご同業はべつにしていただかなくていい。

医療者の仕事ってなんなんという、じつに根源的な疑問を投げたくなったのである。

医療・介護連携の勉強会2017/10/19 23:11

当初は医師会主導で立ち上げ、半年にいちどで数十人規模だったた勉強会も途中で行政が運営を引き継いでもう10回目。150人を超える参加者で盛況である。医療職と介護職がフリーディスカッションのワークショップをしてみなさん熱心だ。

川西市は行政と医師会の関係が比較的うまく行っていると、ときどきそれでも外に向けて波風をたてるわたしでも、やはり思っている。

専門職が本気にならなくては危ない事態がもうすぐ目の前にあることを、現場が実感しているにちがいない。なにしろ川西市は高齢化率が兵庫県の都市地域で最悪なのである。市内地区によっては45%にまもなく達するところがある。それは訪問診療で町を走り回っているわたしもじぶんの患家の事情だけでなく見えているのだ。

駅前にある、できたときにはおしゃれなテナントビルだったところも、おしゃれ系の店がどんどん撤退して、薬局チェーン店や百均ショップなどが目立つようになった。最近は1階を入ってすぐのフラワーショップがなくなって、なんと鍵屋さんになっていた。

川西市だけの問題ではないが、高齢化への対策にはかなりバラツキがあるように感じる。政治はだいじょうぶなのかねえ。

ひとごと2017/10/13 22:00

いつのころからか、在宅医療を早くからしていたり、介護保険制度が発足前に制度を批判していたりしたので、わたしのような雑魚に講演を依頼されることが増えた。もっとも、川西近辺ローカルなマイナーな講演ばかりだったが。

それを続けていてふと気づいたのである。

ほとんどみんなひとごとのことと思って聴いてるな。

で、しゃべるのにしらけてしまった。

だから最近は依頼はお断りしている。だって砂に水を撒くために時間をかけて用意するのは時間の無駄だと思うから。

いっぽうで、ひとごとでなくいざ自分のこととして降りかかってくると、わたしの時間も場所も構わず「医者なら相談に乗ってくれるのがあたりまえ」のような人も出てくる。それはあたかもクリエーターにタダで作品を提供しろと言うようなものである。プロを舐めてはいけない。これはエラソーにしているのではなく、プロはプロなりの責任を持っているからいいかげんなことはできないという矜持があるからだ。「自称インテリの評論家(by橋下徹さん)」のような無責任なコメントはできない。

総選挙になって、候補者のみなさんはいろいろ主張されているが、みんなはたいていひとごとと思って聴いているにちがいない。候補者さんが純粋に「〜の未来の危機」などと訴えても、たいていは自分にはかんけーないと思っているんじゃないか。かく言うわたしも「経済の危うさ」と言われてもひとごとみたいだ。企業経営しているわけでもなく、それが自分にどう関係するのかとスルーしてしまう。

患家に「つぎに起きる恐れのある状況」を説明してそのためにどうすればいいかと提言しても、けっこう差し迫っているのに受け入れていただけない。で、心配していたとおりになって「おっしゃってたことがよく分かりました」と言って困られても、用意できていなくてたいへんな目に遭うのはあなたがた。まあ、わたしはべつにいいのだ。

だから、わたしが「〜の心配があるのでこうしておいたほうがいいと思う」と言ったときは、本気に考えていただきたいのであったりする。

降圧剤2017/10/12 21:31

20年ほど前にずっと収縮期血圧が160を超えるようになってきて、友人の循環器科医に相談して降圧剤を服用している。おなじころから高尿酸血症(と痛風発作)があるので、その薬も飲んでいる。

これまで状況に応じてなんどか処方が変更されたのだが、10年ほど前からは同じ処方で安定していた。しかし、昨年くらいから冬の寒い時期にちょっと高血圧ぎみになってきていたので、昨冬からは利尿剤との合剤に変更していた。しかし、今春になってから血圧が低めになってきたので、元のものに変更して夏を過ごした。

9月末から涼しくなって、ちょっと血圧が高い日が続いてので、合剤に変えたのだが、その後また暑くなってここ数日はまたとくに飲酒した夜に低血圧になっている。

なかなかコントロールが難しい。脳出血はいやだが、脳梗塞にもなりたくない。いまのところまだ血圧の変化に対する許容範囲はあるようだが、今後は分からない。いまの合剤は高尿酸血症を悪化させる危険性もある。コントロールのための処方調整はじつに難しい。