世の中ゼニでっせ2017/11/24 23:16

ここのところ体調を崩して入院になる患者さんが続いた。今日はそのうちのお一人がなくなったとの連絡を受けた。

急に寒くなったことと関係があるのかは分からない。環境をみると室温や湿度などは適切に調整されていても不調になっておられる。

午後から市内の病院のケースワーカーさんたちの連絡会が主催した高齢者住宅事業者との交流会に無理やり乱入して情報収集。訪問診療の道すがらに眺めていた新しいサービス付き高齢者専用賃貸住宅や介護付き有料老人ホームのスタッフさんたちと顔つなぎすることができた。

高齢者夫婦や独居のかたが激増しているわたしの診療圏では、いつそういう施設にお願いしなければならなくなるか分からない(現にいま数件の懸念がある)。

かつて介護保険に関係する講演を依頼されてよくしゃべっていたころの結論で「やっぱり世の中ゼニでんなあ」というオチをしていたのだが、今日はさらにそういう感を強くした。

お金、いりまっせ。

新嘗祭とか2017/11/23 22:08

患者さんの調子がよくなくて、いつもお世話になっている病院に受診させようして電話した。窓口になる地域医療連携室に繋いでもらおうとしたら「すみません、今日はお休みで」と言われてしまった。

またやった。

わたしは祝日は休まないで仕事をする。それが20年以上も続いていると、今日が祝日だという感覚がなくなって、世間(医療関係)はやっていると錯覚してしまう。いちばん失敗するのが薬局さんである。院外処方なのでいつものように処方箋を発行したら、今日はお休みでということになる。

でも、多くの介護サービスは祝日も休んでいない。今日もデイサービスの送迎車が走り回っているのを見た。しかし病院意外のたいていの医療機関はお休みである。そんなものかねえ。

訪問診療は曜日で予定しているので、祝日をお休みにするととっても面倒くさいことになるのである。休まずいつものようにするほうが、楽。

今日は勤労感謝の日とかいう新嘗祭であった。仕事をしていて、とくに勤労を感謝されもしなかったが、まあええか。

京都へ2017/11/22 23:45

旧知の村山光生さん・綾子さんご夫妻の白雲窯作陶展に伺うためにひさしぶりに京都へ行ってきた。会場は河原町の四条のちょっと北という都心部。京都市内に車で行くのは無謀だと分かっているのでとうぜん阪急電車で。

往路は先頭車の前面展望できる座席が確保できた。淡路駅前後の立体化工事の進捗に興味があったので幸いであった。もっとも、十三から河原町までずっと前を見るために頸を右に向けていたら、寝違えに近いような痛みがでてしまった。

桂駅からお父さんと乗ってきた年長さんくらいの少年が運転室の扉にへばりついて前を見ていたのだが、西院駅手前から地下線に入って扉のガラスに遮光幕が下りて、わたしの側の窓から見に寄ってきた。烏丸駅で隣の席が空いたのでそちらに寄って、彼に特等席を譲ってあげた。お父さんが靴でわたしのパンツを汚すのではないかと気遣いしてくれたが、なんのなんの。短時間であったが、彼と電車のお話をしてわたしが楽しめたのである。わたしも君の年ごろからずっとそうやってきたんだよ。

河原町駅で下車してから途中にあるバー「イグレック」さん。以前に村山さんに連れてきていただいて美味しいカレーをいただいた。その後いちど時間に間に合わなかったのだが、今日はちょうど二階のお店から下を見ておられるマスターと目が合った。「まだいい?」と口でサイン、「はい」とのサイン(笑)。木屋町で嬉しいアイコンタクト。

河原町筋では異様な行列があって、どうも抹茶アイスの店のそれらしい。200人くらい行列してはります、若者中心に。なんなんや、アホみたい。

京都は好きだが、最近はちょっと違うなあと。

海賊とよばれた男2017/11/21 23:37

録画していた「海賊とよばれた男」を見た。

百田尚樹さんの原作はかなり前に読んだ。百田さんは過激な言動でいろいろ炎上したりしているが、小説はおもしろい。

不覚にもじわっときたりした。

そのあと、これも録画していた「ギャラクシー街道」をちょっと見ようと思ったら、あまりに荒唐無稽、錚々たる役者さんたちがまじめにやってるのがあまりにおもしろくてつい見入ってしまった。なんなんだこの映画。あはははは。

困ったもんや。

ぼけてんねんや2017/11/20 22:29

今日、仕事の訪問の移動中に、今日の日記のアイデアが浮かんだのだ。たしかに。

で、それを覚えておいて書くのだっと思っていたのに、忘れた。キーワードだけでも覚えていれば想起できるのに、そのキーワードさえ忘れた。こういうことがあると、認知症の始まりではないかと、心配する人たちがいるのだろう。

認知症では、昼にそういうアイデアが浮かんだことさえ忘れる。そこが病気かどうかの違いである。

それでも最近はしばしば「ぼけてんねんや」という場面が増えている。書店で本を買って一万円札でおつりをもらうことに集中していたら、買った本を受け取るのを忘れて店員さんに呼び止められた。医師会の大事なイベント。診療所の出入り口にポスターを掲示していて11月11日だと視野に入っていたのに、スケジューラに登録し忘れていただけで失念してまさかの無断欠席。情けない。

ぼけてんねんから忘れてはいかんと厳重なスケジューラ登録していると、それで安心してしまった。そもそもスケジューラに登録し忘れという「ぼけてんねんや」を防ぐにはどうすればいいのか。

つらいのぉ。

落語会2017/11/19 21:52

ひさしぶりに落語を聴きにいった。兵庫県立芸術文化センター中ホールでの「特選落語研究会2017」。いやあ、じつに楽しませていただいた。

桂二乗「阿弥陀池」
桂ひろば「大安売り」
桂ざこば「上燗屋」
入船亭扇遊「明烏」
仲入り
桂米團治「蛸芝居」
桂南光「抜け雀」

ざこばさんの高座はちょっとハラハラしながら聴きはじめたのだが、半年前に右片麻痺と失語症を発症したとは思えないほどの快復である。多くのみなさまはどう感じられたか分からないが、いちおう専門家の端くれのわたしからみるとほんとうにすばらしい。

マクラでご自身の病気体験で爆笑をつかまれたあと、まだ自信がないのでちょっと短い噺といって小咄、そのあともうちょっと長い噺と「上燗屋」を演じられた。非常に細かい部分の単語にいくつか間違いがあって、運動性失語のカケラが残っているように思えたが、しかしもともとざこばさんは病然から話すときに「んんんん」と詰まるクセがあったので、噺にはほとんど障害は感じなかった。

なんだか聴いていて感動した。

米團治さんは、なにか吹っ切れたのか、以前とは見違えるほどの上手さだと思った。扇遊さんは失礼ながらまったく存じ上げなかった東京の噺家さん。しかし、じつに引き込まれた。米二さんのお弟子さんの二乗さんとざこばさんのお弟子さんのひろばさんも若手(なのか?)ながら楽しませてくださった。

ほんとに笑った3時間あまり。いい気分である。

ぐえっ寒い2017/11/18 21:43

夕刻からの「川西市医師会・池田市医師会および両市立病院合同学術講演会」と懇親会がすんで豊中から電車で帰宅。駅から出ると豊中とは明らかに違う空気である。

風が強くて寒い。落ち葉が舞いまくる。

帰ってすぐに風呂に入って一杯やっているが、車に荷物を忘れたのを思いだしてとりに出ると、さらにとんでもなく風が強くなっていて、駐車場からの扉が煽られて危ない。

明日にかけては続くようだ。明日は午前中から出かけなくてはならない。服装はどうしようかね。

能勢2017/11/17 21:50

わたしが訪問診療を始めてしばらくたったころ、20世紀が終わろうとしているころだったかと思うが、何軒も患家を訪問していた能勢は元気がなく、このままでは大阪府から忘れられるのではないかと思った。

もともと若いころまで大阪の中南部が生活圏だったわたしにとって、能勢は小学校の郷土の地理で習った「大阪のチベット」といういまならひどく差別的な呼ばれかたをしていた僻地という感覚だった。

たまたま川西市の医療機関に就職したことで、そのチベットがすぐ近くになり、診療圏になったことで身近になった。どこがチベットやねんでもじつに元気のなさそうな町やと思いながら仕事をしていた。

ところが最近は若い世代の人たちがいろいろな起業をしてなんだか楽しい田園地帯になってきている。ここ5年ほどのことだろうか。

かつて訪問診療に通っていたころにしばしば立ち寄って癒やされていた「野間の大ケヤキ」、そのころはその巨木が寂しげに立っていたのだったが、いまや周辺は整備され、さらに若い人らが大ケヤキを慕って近くでお店を始めたりしている。

今日は能勢でも奥のほうにあるイタリアン料理店のカフェタイムでピッツァをいただいた。いい雰囲気の人気店だ。おいしかった。

まもなく新名神高速道路が開通して、能勢はチベットではなくなる。楽しみだ。