交通インフラ2018/11/19 21:00

小松左京さんの「やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記」をお風呂の友に読んでいる。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%84%E3%81%B6%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%E9%9D%92%E6%98%A5%E8%A8%98%E3%83%BB%E5%A4%A7%E9%98%AA%E4%B8%87%E5%8D%9A%E5%A5%AE%E9%97%98%E8%A8%98-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B0%8F%E6%9D%BE-%E5%B7%A6%E4%BA%AC/dp/4101097127/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1542627260&sr=8-1&keywords=%E3%82%84%E3%81%B6%E3%82%8C%E3%81%8B%E3%81%B6%E3%82%8C%E9%9D%92%E6%98%A5%E8%A8%98+%E4%B8%87%E5%8D%9A%E5%A5%AE%E9%97%98%E8%A8%98

青春記のほうは小松さんの戦中戦後のはちゃめちゃな学校の話で、わたしには伝聞でしかないのだが。奮闘記のほうはまさにわたしの青春期のことである。

思い返してみると、東京五輪から大阪万博のころは、片福連絡線とか阪神近鉄相互乗り入れとか、阪急梅田駅の大改造や神戸高速鉄道などの交通インフラの計画が目白押しだった。

首都圏ほどのスピードと規模はないが、大阪圏でもこれらは確実に実現していて、ある種の感慨がある。

構想が実現すると姫路から名古屋まで民鉄の特急が走るのではないかなどと夢想した。いまや、走らせてどうかということを別にすれば、やってできないことはない。

ふつうに日常的に乗っている大阪モノレールは世界でいちばん営業距離の長いモノレールになっている。「大阪外環状線」と言われていた路線はいつのまにか「おおさか東線」として新大阪までの開通が目の前だ。新大阪から奈良まで快速が走るらしい。その先の「北梅田駅(仮称)」の工事も進んでいる。この駅ができると関空特急「はるか」やきのくに特急「くろしお」が大阪駅のすぐの乗り換えができる。

首都圏からは興味はないだろうが、関西でも人口減少をものともせずにがんばっているのである。

葬式鉄などしているバヤイではない。