鳴呼師走2019/12/01 23:26

午後からイベントの撤収だと思っていたら、朝早くから公務で起こされて、朝メシ抜きででかけて一仕事にバタバタして忘れていたが、今日はもう12月、師走ではないか。

たしかに今日のイベント(関西蚤の市)は毎年12月の初めにあるので、これがあると師走である。そしてその一ヶ月後には年が改まるのである。鳴呼。

今年は9月から特別養護老人ホームの嘱託医を依頼されて、この歳になってまた新しいことを学習しなければならなくなって正直たいへんだ。そしてちょうど1年前から始まった公務当番ももうそんなにたったかとちょっと感懐がある。

夏にはフレブル恬とパートナーがお世話になっていた親族が亡くなったというつらい古稀の年でもあった。

年末年始、ゆっくりしたいねえ。

サライ2019/12/02 22:45

1989年創刊だそうだ。まさにバブルのころ。

創刊からよく購読していた。おっさんにちょっと夢をくれて、すこしインテリな感じを与えてくれた。巧妙な広告が入っていて、誌面のわりにお安い値段。

それがもう30年にもなるわけだ。

しばらく離れていたが、最近またときどき立ち読みしたり購読したりするようになっている。売れているのかねえ。

今号は「歌川広重『名所江戸百景』カレンダー」が付録。なかなかいい。

¥880は高いのか安いのか。パートナーにはまたサライですかと言われたのだったが…。

なんかめんどくさいねんなあ2019/12/03 23:16

本業関連以外で診療所でのアポイントというのがじつにめんどくさい。

訪問診療をしているときは当然ながら診療所にいない。仕事がないときには診療所にいる必要がないので、診療所にはいないことが多い。

診療所にいるのは、カルテ書きやレセプト作業などのデスクワークをしているときだ。わたしが診療所にいるときに会いたいと言われても、そのときは事務作業など(わたしが嫌いだけど避けてはいけない仕事)をしているときであって、そもそもご機嫌はよくない時間である。早くやっつけたいと思っているわけだ。

そういう時間帯に仕事と関係がないアポイントを求められると、おそらくはじめから「めんどくさい感」いっぱいの対応になっているだろう。営業にきてもたいていケンモホロロにされると思うので、おいでになっても無駄だということである。

生命保険の会社が年に一度「お客さまの状況をお聞きして確認していただくことになっています」という。めんどくさいねんなあ。それはそっちの都合でしょ。ついでに新たな商品の営業をするのが目に見えてるのだね。こっちも無愛想になるわな。

あ〜なんかめんどくさいねんなあ。

平日のヨドバシ2019/12/04 22:09

ちょっと探したいものがあって、午後から梅田のマルチメディア梅田(ヨドバシカメラ)へ。先日、隣接した「リンクス梅田」がオープンしたばかりだが、平日の午後は空いていた。探し物もゆつくりできたし、リンクスのほうもダラダラとみることができた。

で、だいじょうぶかな。どんどん新しくスポットができているのだが、週末などはともかく、いくら平日だといってもこのていどの集客で、だ。

リンクス地下の飲食街でも、繁盛店とそうでない店の差がすでにあるように思った。

梅田界隈は、ここ数年ですさまじく変化している。需要がついていけてるのか、大阪のためにちょっと心配したりするのである。

晴れときどき鬱2019/12/05 22:10

なんなのかねえ、鬱というほどではないが、ときどき仕事がいやになる「日」がある。

こういうのを繰り返しながら、半世紀もたってきたので、ほんとの鬱ではないのだが、本音で言えば「医療者」でいるのがうっとうしくなるのも正直なところだ。

親をみてきたのでもない、医者になる大きな動機があったわけではない、それでも半世紀近くこの仕事をしてきて、なんの疑問もなくこれがわたしの仕事だと思ってきた。だからいまそれをやめる気はまったくないのだが、ときにふとそれから離れたいと思うことがあるのである。

ほそぼそとこの仕事をしてきて、いつ辞めようかと思う今日このごろ、わたしはなんだったんだろうなと、寝付けない夜に考えたりするのだ。

白浜も寒い2019/12/06 22:31

昼過ぎに帰ってきてちょっとした雑用を。寒いのでアラヂンの石油ストーブのために白灯油を買いにいく。

日が暮れてからいつものように「九十九」さんに向かう。寒い。でもお店では石窯が赤々と燃えて暖かい。それでね年中Tシャツのマスターが長袖のパーカーを着ているので、やはりさすがに寒いのだなと。もっとも、しばらくするとやはりTシャツ1枚になっておられた。

今夜も大いに賑わっていた「九十九」さんを辞していつもの代行さんに送ってもらって帰宅。寒い。

南紀といえば暖かそうだが、いやいややはり寒いのだ。

乗りなれた列車2019/12/07 17:51

午後から医師会の行事があって白浜から特急「くろしお」で大阪へ。そしていまは復路の「くろしお」車内である。

「くろしお」はもう10年ほども乗り慣れた列車だ。とはいえ、かつての主力だった381系は完全に姿を消し、新造された287系と683系改の289系が大部分になった。

復路のいま乗っているのは、かつて「オーシャンアロー」と愛称のあった283系だが、すでに車歴は20年を超えていて、置き換えの計画もあるらしい。乗っているとそれほど古さを感じないし、381系と違って振り子走行は洗練していて乗り心地は悪くない。

18両しかなくてメンテナンスの問題もあるのだろうが、ちょっともったいないようにも思う。ただ、ボディはさすがにすこし荒れている。

元気なうちに(葬式鉄に狙われないうちに)写真や動画を撮っておこうか。

海は荒れてるが山は穏やか2019/12/08 21:02

朝の状況で船を出すか決めようと思っていたが、予報のとおり北風が強くなり、田辺湾は白波が立って、出せないことはないがのんびりとというわけにはいかないほどの海なので、釣りはあきらめた。

電話で予約していつものお蕎麦屋「おおみや」さんに行く。日曜日だけあって昼前の「おおみや」さんはいつもに増してたいへん繁盛していて、スタッフさんたちがたいへんそうだった。

山をいったん下りて国道311号線に入り、なんども走っている道を東進、富田川流域から逢坂峠を越えて日置川上流の中辺路町近露、さらに小広峠を越えると熊野川支流の四村川に沿って下る。国道311号線は山道とはいえ快適なルートで、熊野川に出るまで個人的には好きなルートである。本宮町渡瀬で国道から分かれてトンネルをくぐると、これも熊野川支流の大塔川に出てそこが川湯温泉である。

ここが目的地で、毎年冬に大塔川の河原をいちぶせき止めて造られる「仙人風呂」に入りにきたのである。

http://www.hongu.jp/event/senninburo/

何年か前に駐車場が整備されていたのは知っていたが、今年はそこに立派なトイレができていると思ったら、トイレに併設して更衣室もできていた。われわれはVOXYのなかで更衣できる工夫をして行っているので更衣室は利用しなかったが、川湯のみなさんの意気込みを感じたのである。日曜日とはいえさすがに午後2時近くになるとお客さんは多くない。かれこれ30分ほども浸かっていた。

上がって河原を歩いていたら、小学低学年くらいの男の子二人が河原に造られた直径1mあまりの「即席浴槽」に寝そべっていた。「気持ちいい?」と聞いたら「あったかいよ。入る?」というが「いいよ」とやりとりした。おだやかでかわいい景色だった。

ここまできてお参りしないわけにはいかないので、そのあと熊野本宮大社へ。そこも午後遅いので参詣客は少なく、ひさしぶりにゆっくりお参りすることができたのである。

しかしまあ川湯温泉にしても熊野本宮大社にしても、わたしは白浜から往復するだけなので楽に行っているが、大阪からでもかなり遠いところだ。仙人風呂で浸かっているときにも、若い家族連れのかたが「遠かったね」「もういちど来れるかわからないので来てよかったね」という会話をしておられた。

海外もいいけど、海外より遠いかもしれないけど、ぜひいちどは熊野に来ていただきたいものだ。