今年はクールビズ、どうしよう ― 2006/06/01 22:23
今日の北摂は暑かった。30度を超える真夏日だったようです。いつものようにネクタイにジャケット着用で訪問診療に回っていましたが、さすがにちょっと汗ばんでしまいました。
衣替えの日でもあり、コイズミさんも今年もまたかりゆしなんかを着て上機嫌のようでしたし、閣僚によるクールビズのファッションショーもやってましたが(もっとほかにすることあるのんとちゃうのんかいな)、私は今年はどうしようかなあ。
昨年はとりあえずノーネクタイを3ヶ月ほど続けてみましたが、なんとなく締まりなく感じたことと、秋になって標準に戻すときに、ほんのすこし窮屈だったのです。診療現場では、看護師さんのキャップと同じように、ネクタイは不潔であると指摘されたりもしていますが、それに慣れているとなかなか離しがたいものです。それに、真夏に車で往診してますと、見た目の服装がどうであれ、ともかく暑いことに変わりはありません。
うーん、今年はどうしようかと、まじめに悩んでいる6月1日。
道路は確かに走りやすくなってる ― 2006/06/02 22:45
道路交通法の改定で昨日から駐車違反が厳しく取り締まられるようになりましたが、今日すこし長い距離を車で移動してみて、たしかに走りやすくなっています。
数車線ある道路の左端にいつも駐車車両があって、車線ほんらいの機能が果たされていなかったところが空き、そこが流れる車線になったために、ちょっとした渋滞がなくなっているポイントが目立ちました。
報道では都心部の典型的、えげつない場所ばかり取材されているふうでしたが、日常生活エリアでも確実に路駐は減りました。「駐車許可車輌」の指定を受けてその適用場所で駐車するときはべつとして、駐車違反になる場所に停めることはまずしない私としましては大いに歓迎するところであります。
もっとも、こういう反応は当座のうちだけで、そのうちまた元に戻りがちなのは、運転中の携帯電話やチャイルドシートで経験したところであります。どうなることやら。
初夏というか、もう夏 ― 2006/06/03 21:44
ひさしぶりに夕方の恬のお散歩をしましたら、ご近所はすっかり夏景色になっていました。私の自宅はなんの変哲もない小さなマンションですが、街はいわゆるお屋敷街で、まだまだ大きな敷地に緑の多いお宅がたくさん残っています。
南斜面でもあって、雰囲気はとてもいいのですが、坂が急なので車がないとなかなかたいへんではあります。
市街地からすぐなのですが、季節を感じることのできる街で、なかなか気に入って暮らしているわけです。
頭がついていかなくなってきた ― 2006/06/04 22:21
どうもこれほど次から次にいろいろな出来事が続きますと、頭の切り替えがうまくできなくなって、ついていけなくなってきました。村上ファンドの事件がらみは、経済や株式のそれなりの理解が必要ですし、理解していないとニュースがおもしろくない。
そして、いろいろ摘発されるものは、いわゆるシッポ切りのように見えます。時代のせいか、最近のシッポはけっこう太いのもあるので、気をつけていないとシッポだと気づかない場合もあるわけで、今回の村上氏も、じつはシッポというかパシリというか、たんにそういう役回りであって、本体はニタリと逃げてしまっているとは考え過ぎか。
そして、なんだか最近世間を賑わす話題、事件は、ずっと底のほうでみんな繋がっているような気がします。このままこの国に住んで生きていくことでだいじょうぶだろうかという気分にさえなってしまったりして…。
もっとも、五十路も後半、まあまともな精神活動はあと15年くらいがいいところでしょうから、なんとなく滑り込みセーフで日本の崩壊は見なくてすむかもしれません。でも、わが子どもたちはかわいそうではあります。
いよいよ阪急と阪神がいっしょになりますか… ― 2006/06/05 18:55
急転直下の経過で村上氏が逮捕され、結果として阪急と阪神の統合が現実のものになる可能性がほぼ確定的になりました。午後のニュースショー類(「ちちんぷいぷい」や「ムーブ」)を見ていますと、コメンテータの意見は総じて統合によるメリットに懐疑的であり、競合する阪神間での無駄から将来的にはリストラクションされるのではないかというものでした。
しかし、統合の方針を決めた阪急ホールディングスのプレスリリースを読みますと、阪急にとってはたしかにちょっと冒険かもしれないけれども、将来的にはそれなりにメリットがあるのではないかと、私は思います。
阪神沿線の高校に通っていて(村上氏の出身高校ほど賢いところではありません)、現在は阪急ベッタリの生活をしている私としましては、どちらにも親近感がありますし、どちらの文化もあるていどは理解できています。すくなくとも銀行の統合のような理不尽なことにはならないとシロウトながら感じているのですが…。
「阪急の株主がかわいそう」とおっしゃっていたコメンテータがおられましたが、単位株主ではあるものの、それほどかわいそうと自分では思っていなかったりもします。
そのうち他の民鉄も大合同して「関西鉄道ホールディングス」かなんかにして、関西の民鉄の底力をいまいちど見せてやりましょうよ。
目の回るような一日でありました ― 2006/06/06 23:04
昨夜は週末の講義の準備で夜更かしして、ちょっと寝不足気味で始まった一日でしたが、朝の一番から新規の患者さんのことで関係事業者のかなり不愉快な行動があってひさしぶりにちょっとキれました。そのおかげで午前の訪問診療の出発が少し遅れたのがずっと響きました。
昼前に私自身の主治医のところへ行って診察を受け(高血圧と痛風の薬を処方していただいています)、正午からの元患者さんのお葬式に出るためにいったん帰宅して着替え。葬儀は最後のお見送りまではできず、もういちど帰宅して着替え、昼食をとろうとしたところにターミナルケアをしている患家から様子がおかしいという電話があり、コンビニでパンを買って食べながらそちらに向かいました。幸いしばらくして落ち着かれましたので、予定の訪問診療を全体として1時間遅れていどで終えましたが、18時からのCOMLでの予定に間に合わすため、カルテ記録と医事会計を後回しにして大阪へ。阪神高速が比較的空いていたのはラッキーでした。
午後8時前に診療所に戻って残りの仕事をしてようやく一日を終えました。還暦まで3年ほどになったオヤジにはけっこうきつい一日でありました。ここのところアルコールをセーブしているのでまだ元気が持続できていたのかもしれません。
シンドラーのリストってシャレにもならんなあ ― 2006/06/07 19:28
「Schindler's List」って映画はナチスの時代にユダヤ人を救ったドイツ人の物語だったと思いますが、今回のシンドラーのリストは高校生を死なせたスイス企業の物語のようで…。
外資企業は今後の裁判で不利になることを考えて法務とのすりあわせが不十分なうちは口を開けない説明しない習慣になっているのかもしれないとも思うのですが、有色人種を下に見ている差別観のようなものも根底にはあるのではないかと、つい邪推してしまう今日このごろ。
それにしても、私が知らなかっただけか、シンドラーというエレベータはけっこう自治体の建物に浸透しているのですね。この傾向はいったいなんなんでしょう。なんかどうもまたリケンなどという言葉が頭をよぎったりするのですが、考えすぎでしょうか。
しかしまあ、いまやこの国は危険だらけですね。くわばらくわばら。
駐車許可車標章はけっこう厳密なんですが… ― 2006/06/08 23:42
テレビで報道されたときの映像に映っていたのは、まさに私が使っている標章でした。それはそうですよね、同じ兵庫県のものですから…。
http://www.kobe-np.co.jp/kobenews/sg/0000046441.shtml
在宅医療をしている私のところや、介護事業をしている組織が使う車は、きちんと駐車場所があるようなことは少なく、したがって県の条例で「駐車許可車標章」を交付してもらえるようになっています。しかし、その申請には、訪問先のリストを添付したり、該当車両、地域や有効期限が厳密に指定されていまして、しかも原則として警察署単位での交付となりますので、私のように複数の市町をまたがって業務する場合は、管轄ごとに申請しなければなりません。そしてまた、同じ県内なのに、警察署によって微妙に運用が違っていたりして、なかなかたいへんです。
交付されるさいには「業務以外で使ってはならない」むねの指導を必ず受けているわけで、リストにない新規の患者さんのところに行ったときや、薬局に用件のあるときなど、業務だけど指定外であると言われないかと気にしながら使っています。
それなのになんと厚かましい。別の車に提示して昼メシを食いに行ってただと、しかも最初は公務だとウソついてと、さらにまたコヤツらは裁判所職員だと…。開いた口が塞がらぬとはこのことです。裁判所にもコンプライアンス委員会が必要なのではないでしょうかねえ。