作家としても嫌になる2013/12/18 22:37

一部では辞めるに辞められないしがらみ(腐れ縁かも)があるのだという噂もあるが、ともかく醜悪である。ああ、すこし前に大阪の首長をよく嘲笑しておられたかたが少なくなかった首都の首長のことだ。

けっこう好んでいままで読んできたのだ、この知事さんの作品。とくに「ミカドの肖像」は自分自身の年齢や生活環境や時代が変わるたびに3度も読んで、皇室や西武コングロマリットについていろいろと思うところがあった。名著だと思う。

しかし、だ。

人は、居場所によってこうも変わるものかと思う。

道路公団民営化に関わり、その延長線で副知事になるようなことがなければ、徳洲会から五千万円を受け取るようなこともなく、元気に皇居前を走って興味深いノンフィクション作品を書いていたのではないか。

おそらくジャーナリストとしては有能なかただと思うので、じつに残念だ。今後、作家に戻っても、おそらく真摯なノンフィクション好きは彼の作品には戻ってこないだろう。

惜しい。

コメント

トラックバック