けっきょくは人の手も必要な場面もあるわけだ2016/02/09 20:56

「誤配信の津波避難メール再開 和歌山県が再発防止策」
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=309413&p=more

今年の元旦の午後に私が串本町内の国道42号線でおおいにびびった津波を報じるメールの件である。

紀伊半島沖においたセンサーから自動でエリア内の携帯電話に自動的に津波の発生を知らせる和歌山県独自の画期的システムであったが、誤報の原因が今年の潮汐データの入力忘れという人的なものだったという情けないものであった。

そして、1ヶ月あまりたって再開されることになったわけだが、ITと人的な処理が相互補完するようなものになっていて、これはこれでいろいろな場面に通じるものがあると思うのである。

ヒューマンエラーはぜったいありうる。だからそのエラーが入り込まないようにITに任す。しかし、そのITシステムを構築するのもまた人であって、今回の事象はそこのところに洩れがあったのが原因だから、けっきょくはITで自動化していても人の手、人の目が必要な場面はなくならないということだ。

ま、せっかくのシステムなのだから、修正しながらより充実したものに発育していっていただくことに異論はない。

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