おおごとにならなくてよかったね>安倍なつみさん2007/10/09 14:05

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/071008/dst0710081731003-n1.htm

 免許をとって間なしだったようですが、ひとつ間違うと

http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/071007/dst0710072350011-n1.htm

こんな事故になっていたかもしれない車対バイクの事故。バイクのかたがケガですんでほんと不幸中の幸いでありました。なんでも安倍さんは超大型の外車のSUVに乗っていたらしいというのですが、おそらく私が最近しばしば見るようになって「なんで日本の町中をそんな図体の巨大な車で走るねん」と思っているヤツではないでしょうか。

 この車、かつて軍隊でよく見られていましたが、いつのころからか美しい塗装とメッキをまとってストリートに出てくるようになっています。後ろからコイツに迫られますと圧倒的な迫力と恐怖感があって、悪意すら感じることもあります。

 具体的な車名は書くのを控えますが、もし乗っておられるかたがおられたら「圧倒的な迫力と恐怖感」におびえながら前を走っている者もいるということを覚えておいていただければちょっと嬉しく思ったりするのでした。

今日はいったい何をしたやら2007/10/10 21:59

 今年になってから水曜日を「予備日」とし、できるだけ予定を入れない日、何かの予定を求められたら入れる日(ちょっと矛盾していますが、要するにともかく診療の予定はいれず、新規の診療や雑用の予定を入れやすくした日)にしています。

 今日はまさにその典型の一日でした。振り返ってみたらけっこういろいろやったし、あちこち走り回っているのですが、なんとなく印象が薄くて「私は今日いったい何をしたやら」と考えてしまっています。もちろんヒマがあり、気力があり、そのうえ時間があったのでいろいろできたわけではありますが、なんとなく寿命が尽きるまでの貴重な一日を無駄にしたのではないかと反省しかけるほど、達成感のある業務はこなさなかった、と。

 そうして、ふと「こうやっていつのまにか年をとるのか」などと後ろ向きなことを思ってしまいそうになるのでありますが、いやなにもちろん私は真剣にそんなネガティブな方向には向かないのであります。

 さて、いまから何をしようかと思いつつも、朝が早かったのでちと眠い(笑)。

インタビューは爆笑もんでした>偽装2007/10/11 18:14

 逮捕された社長さんのキャラクターはなかなかのもんだと思いました。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071010/crm0710101358017-n1.htm

 中国から輸入したそうめんを詰め替えて「三輪山本舗(株)」製造という存在しない会社のラベルを張って自分の店で売っていたそうで。三輪そうめんの老舗に「三輪そうめん山本」という会社がありますが、なんとも紛らわしい。

 朝日放送の記者がこの社長にインタビューしている画像が関西ローカルの番組ではかなり長く流されていましたが、いやあ、なかなかのキャラクター、こういう人でないと詐欺まがいの商売はでけへんねやろなと思わすに十分でした。大きな声で滔々と自論をしゃべりまくる姿は、犯罪者とはいえけっこうたいしたものです。

 夏に逮捕された賞味期限偽装も、2006の6を油性ペンで8に手で書き換えたというもので、その画像もなかなか笑えました。

 事件そのものは笑いごとではないのですが、しかしなんだか笑えてしまう。それにしても、安いからといって簡単に飛びついてはいかんという例がまた増えたわけで…。

白のつぎは赤。おまえもかい!2007/10/12 17:20

 白い恋人さんがお手本にしたいと言っていた赤福さんも製造日のごまかし。

http://www.47news.jp/CN/200710/CN2007101201000291.html

 白い恋人にしても赤福にしても、製造しているところを客に公開して質の高さを大いにアピールしていました。お伊勢さんのおかげ横丁
http://www.okageyokocho.co.jp/の赤福本店では、女性たちが手作りであんこを餅にくるんで丁寧に赤福を作っているのを見せています。

 冷凍でストックしておいて品薄になったときに解凍、解凍した日を製造日と表示していたというのですが、これは白い恋人とよく似た手法ですな。要するに品切れにせず売りまくるための方策か。ブランドが大きくなってよく売れるようになると、販路を拡大し大量に生産し在庫しなければならないことになり、気を抜くとゴマカシに手を染める、だいぶ昔に広島の日本酒蔵元が内緒でアルコール添加して信用を失墜してしまったことを思い出します。

 30年も前からやっていたとのことで、これはまた赤福は危なくなるかもしれませんね。オフィシャルサイト
http://www.akafuku.co.jp/
は消えています。サイトではまず謝罪をすることでしょうに、ネットでもそういう姑息なことをするのね。まるで相撲協会。

 ま、私は甘いものはあまり食べないのでどうでもいいのですけど。

年に数度のことだから我慢はしますが…2007/10/13 10:11

 近所の幼稚園で運動会が開催されています。先週末と違って絶好の運動会日よりでまずはご同慶のいたり。恬のお散歩で前を通ったとき、家族連れのみなさんが続々と門に吸い込まれていきました。

 それはいいのですが、この幼稚園のあるところは古くからの住宅地で道路は狭い。もともとそれほど交通量の多いところではないのですが、幼稚園でなにかのイベントがあると一気に混雑します。おそらく幼稚園は自家用車では来ないように言っておられると思いますが、パパかおじいちゃんの運転の車で送ってきて門の近くで降りる姿がたいへん多い。それに加えてタクシーで乗りつける一家も少なくない。子どもたちがいっしょですから、降りるのに時間がかかって渋滞・混乱は極になります。そのうえマンの悪いことにちょうど幼稚園のすぐ下の道路は工事で通行止めになっていて、つまり前を通り抜けて行くことができません。方向転換も必要なのでさらに混乱しています。

 付近には一時預けするような駐車場は皆無なので、それに関わる混雑がないのがまだ幸いです。最寄り駅に常駐しているタクシーは事情をよく分かっていて、幼稚園からすこし離れたところでお客を下ろしてスッと横道にそれてかえっていきますが、おそらく自宅まで迎車で頼んで乗ってきたであろうヨソの地域のタクシーは、慣れないサンデードライバーのモタつきに巻き込まれてほんとに気の毒でした。

 ところで、気がついたのですが、自家用車のほとんどはみごとにミニバンです。8割くらいでしょうか。そしてそれ以外の大部分はブランド系高級セダン。いやはや、なんとなくこの有名幼稚園に子どもを通わせているご家庭の雰囲気を感じる秋の朝でありました。

『節操』は死語か2007/10/14 11:25

 先週まであれだけ亀田を持ち上げていた「サンデージャポン」(TBS系)、今日は内藤さんをゲストにして持ち上げていた。

 TBSの他のヨイショ番組がなんとなくウロたえているらしいのに比べて、この身代わりの早さはみごとというほかない。主要レギュラーの転身の素早さもすばらしい。これでこそ民放であるといえよう。近年のマスコミの状況を典型的に現している。

 もっとも、『節操』という言葉がなくなっているのはマスコミ界に限ったことではないのも悲しい現実ではある。

同業者として恥ずかしいし腹立たしい2007/10/15 13:20

 この週末、私の同業者が立て続けにマスコミの記事になっています。

 奈良県の殺人放火事件の犯人とされる少年の調書の内容を漏らしたとして精神鑑定をした医師を逮捕。

http://www.47news.jp/CN/200710/CN2007101401000179.html

 調書を見せるように依頼し、その内容をもとに本を書いた著者と出版社の立件は慎重に検討中とされています。秘密漏泄は医師には課せられていますが、作家には直接そういうものはありません。医師の違法行為のもとに作品を書いたことが犯罪になるのかどうか、私にはよく分かりませんが、個人的には、「表現の自由」が優先されると思いますので、作家とどういう関係で、どのように頼まれたか知りませんが、職業上知り得た秘密を漏洩した医師にすべての責任があり刑法134条に反していると思っています。

> 刑法第134条『医師、薬剤師、医薬品販売業者、助産師、弁護士、弁護人、公証人又はこれらの職にあった者が、正当な理由がないのに、その業務上取り扱ったことについて知り得た人の秘密を漏らしたときは、6月以下の懲役又は10万円以下の罰金に処する。』

 もうひとつ。

 時津風部屋での傷害致死事件容疑にからんで、死体検案書を書いた犬山市の医師を、のちに遺族の依頼で遺体を解剖した法医学准教授の異例の批判。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071014/crm0710141955017-n1.htm

 今日発売の「週刊現代」10月27日号に亡くなった斉藤さんの遺体写真が掲載されています。そういう写真を公開することの賛否はともかく、私は同業者として、どういう遺体を診て「急性心不全」という死因を記載したのかに興味があり、また今後の参考にもしたいので買ってきて見ました。

 感想は一言。「これはあかん」。

 この状態の患者さんを診て解剖の依頼もせずに「急性心不全」とした医師は、今後いろいろと批判にさらされてもしかたがないと感じました。最大限善意に解釈して、警察のほうからそういうふうに処理してほしいと強い要請があったと考えても、それでも最終的な責任は医師に及ぶはずなので、脇が甘すぎると思いました。

> 医師法第21条『医師は、死体又は妊娠4月以上の死産児を検案して異状があると認めたときは、24時間以内に所轄警察署に届け出なければならない。』

 とありまして、死亡診断書や死体検案書を作成するさいに「異状死ガイドライン」

http://web.sapmed.ac.jp/JSLM/guideline.html

がひとつの規準とされています。もし私が病院でこの斉藤さんを診たら、誰がなんと言っても自分が検案書を書くことは拒否していたでしょう。医師生命にも関わることです。ま、朝青龍のそもそもの発端の診断書もいろいろ言われていましたし、なにか深いものがあるのかもしれません。

 なんか、みんなタガがゆるんでる。

ガンに効くお水を売ってた創始者がガンで亡くなる不思議2007/10/16 16:09

 長野県で宗教団体が関係した奇怪な殺人事件が報じられています。事情については私たちはメディアでしか分からないので言及はしませんが、ここでもやはり「円天」騒ぎのような不思議な現象があります。

 この宗教団体が売り出しているお水はあらゆる病気に効くと称されていたらしいのですが、教団の創始者夫妻がいずれもガンで亡くなったらしいとされています。万病に効くというお水(だから高価)を売っている教団の創始者がガンで亡くなっているのにそのお水をありがたがって買う人がいることが、不思議です。そのお水は敷地内の大きなタンクにあるらしいというのも、なんだかありがたみが…。

 私たちが知らない世界がまだまだたくさんあるようです。