寒冷前線2008/12/05 22:47

 絵に描いたような寒冷前線の通過であった。

 白浜の家は北側に視界が開けている。未明に雨が降ったあと、早朝には小康状態で視界は開けていた。午前9時ごろから、空がにわかに暗くなって、突風と激しい雨、そして雷が2時間ほど続いた。田辺湾をへだてて見渡せる龍神の山はもちろん、目の前の江津良浜の海も見えなくなった。家の玄関先はかなり軒先が長いのだが、玄関ドアが背丈より上まで雨に打たれていた。

 早く整備しなければということで、今日その予定をしていた庭は、激しい雨に土が流されたために、かなりひどい状態になっていた。

 午前中には庭仕事ができそうもないので田辺に買い物に出かけたときに見えた海は、湾によってはふだんのきれいな青が汚い茶色に変わっていた。どの湾に流れ込む川の流域が荒れているのかが一目瞭然であった。

 都会では経験できない自然の動きのカケラを、予定がないのでたまたま帰っていた紀南で経験したのだった。