いわれのないお歳暮2008/12/22 22:45

 なぜか、だいぶ以前に診療していた患者さんのご遺族からのお歳暮をクロネコさんが届けてきた。クールの冷凍だ。いまなぜそういう贈り物をされるのかさっぱりワケ分からん。もともとこの種の贈り物習慣がとっても嫌いなので、できるだけお断りしているのだが、こういういわば「送りつけてくる」ものについてはお手上げ状態。

 とくに感謝する気もなく、ありがたい品物でもなく、なくてもいいものだったり、じつは嫌いなものだったりしても、いちおう世間の礼儀としてはお礼状などというものを書かなくてはならぬ。定型文書は作ってあるが、ともかくめんどくさいのと、自分を偽って美辞麗句を書かねばならぬのが苦痛である。

 自分がどなたかに贈り物をするときには、とっても迷うし喜んでいただけそうなものを探すのにけっこうエネルギーが必要である。デパートのお歳暮カタログでチェックして直接送るようなことは、私にはできないのである。ま、文化の違いかもしれない。たんに私がひどくヘンコだという見かたもされるところではあるが…。

 ちょうどクロネコさんの伝票のストックがあったので、今日の荷物はそのまま送り主あてに届けてもらうようにその場で手続きした。950円も送料がかかってしまったが、それでいいのだ。