父の祥月命日2011/07/11 00:22

2000年になくなった父の祥月命日は7月13日。

信仰心が乏しいとはいえ、やはり毎年お寺で法要をしていただいているので、直前の日曜日の今日、八尾市の慈願寺さん。

じつに暑い。父は亡くなる1ヶ月ほど前から八尾市内の病院に入院していて、兄弟3人が交代で夜間の付き添いに通っていたことが昨日のように思う。梅雨から梅雨明けの時期で、行き来は暑かったが、病室は冷房が効いて涼しかった。簡易ベッドで寝ていても、暑がりだった私はそこそこ快適だった。泊まり当番の翌朝、駐車場に出るとムシっと不快な暑さだった。

で、今日はじつに夏だった。慈願寺さんの境内も夏。

しかし、本堂に入ると、古い建物なのでもちろんエアコンなどはないのだが、涼しいのである。扇風機はかけていただいていたが、それだけでスーツにネクタイの私でもそれほど苦痛は感じない。さすがだ。

今年は秋に母の七回忌。ついでといったら父に叱られるかもしれぬが、父の十三回忌もいっしょにする予定。きていただく親戚筋やご友人がたも、そのぶん年を重ねていらっしゃるので、そこそこ遠方まできていただくことがいつまでできるか…。

で、だ。7月13日はフレブル恬のお誕生日でもある。彼も中年の7歳だ。

危機管理2011/07/11 23:21

今回の震災と原発事故でひとつ確実に分かったことがある。

「国は国民を守ってくれない」

だったら自分や家族の安全は自分たちで守るしかない。もちろん以前からあるていどの危機管理はしてきているつもりだが、さらに密に考える必要がありそうだ。

市医師会で緊急時の連絡方法などの検討をしているが、現状を知れば知るほどいま大規模災害が起きたらと慄然としている。おそらくたいていの医師会もあまり変わりはないだろうから、東北の医療が機能麻痺したのも頷ける。しかもこの機に及んでなお、危機意識に乏しい人たちが少なくない。

その市医師会地域ケア委員会で、市北部にある一庫ダムの危機管理に関して先日来いろいろ議論してきた。市の危機管理室の担当者も参加しているのだが、宿題にしていたダムに関する説明が今日あった。

「ダム自体は独立行政法人水資源機構の管理」

としたうえで、堤体損壊時の被害想定を同機構に質した回答は

「ダム堤体は安全で損壊しないので被害想定はしていない」

とのことだったという。どこかで聞いた論理だ。それを疑問に思わず医師会にタレ流しで説明してなにも思わぬ行政には落胆した(もともとたいして期待はしていなかったのだが)。もっとも、年にいちど猪名川河川敷での防災訓練することが最大のお仕事ではないかと、市民にはみられていてもしかたのないような部署ではあるのだが…。

困ったもんである。

(参考)

独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所: http://www.water.go.jp/kansai/hitokura/

> Q12:地震が起きてもダムは安全なの?
> A:ダムは構造物としての重要性から、将来起こりうる最大規模の地震を想定して
> 設計されています。したがって、計画以上の地震が起こることはまず考えられませ
> ん。また、十分な安全率により設計されており、かつ地質的にも地震に強い地盤上
> に設置されるため、大地震が起きても大丈夫です。

独立行政法人水資源機構役員名簿: http://www.water.go.jp/honsya/honsya/outline/sosiki/yakuinmeibo.html

川西市総務部危機管理室: http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/gyomu/kikikanri.html