わんどの身辺雑記

わたしが生まれて小学校の途中まで育った大阪府八尾市は、当時歯ブラシの生産で全国のトップだった。

小学校の課外学習で歯ブラシ工場の見学に行ったのを覚えている。

当時から工程はすでにかなり機械化されていたと記憶するが、それでも途中でかなりの人手が入っていた。わたしの母は、購入直後の歯ブラシは清潔ではないからといって、まず熱湯で滅菌してから使うようにしていた。

いまやおそらく完全に自動化、清潔な製造過程だと思われる。それにしても量産品の、しかしそれなりに凝った作りの歯ブラシなのに値段の安いことには驚く。

いまのような時勢荷鳴門、いつでも好きな歯ブラシが買えているのもいつまでも続くのかとつい思ってしまう。

早くいつもなら普通に流通しているものが市場に戻ってくるように…。