鉄道の力 ― 2025/10/07 21:56
万博で、あらためて実感したのは、鉄道の輸送力だった。
かつて1両編成で弁天町駅と大阪港駅の間でほそぼそと開業した大阪メトロ中央線が、いまや学研都市からあの車内アナウンス「いよいよ"夢洲"」の万博までの数分に1本の電車が走る大幹線になった。
夢洲駅直結の東ゲートは、電車が着くたびにおおぜいのかたが切れ目なく押し寄せる。西ゲートにも途切れることなくバスが入ってくるが、人の数は桁違いだ。西ゲートが空いているのは、バス、タクシーと鉄道の輸送力の歴然としたちがいである。
東京では、大幹線の東急電鉄の事故で電車が走らず、いつものようにニュースではバスやタクシーを待つ長い列が報じられていたが、電車1編成分の客を運ぶのにどれだけのバスが必要か、いまどきそのためにバスの車両と、さらにドライバーをどうやって手配できるのか、どう考えても無理だろう。
なさけないことだが、都市圏では鉄道によってギリギリの輸送を保っていることを認めざるをえないと思うのである。
かつて1両編成で弁天町駅と大阪港駅の間でほそぼそと開業した大阪メトロ中央線が、いまや学研都市からあの車内アナウンス「いよいよ"夢洲"」の万博までの数分に1本の電車が走る大幹線になった。
夢洲駅直結の東ゲートは、電車が着くたびにおおぜいのかたが切れ目なく押し寄せる。西ゲートにも途切れることなくバスが入ってくるが、人の数は桁違いだ。西ゲートが空いているのは、バス、タクシーと鉄道の輸送力の歴然としたちがいである。
東京では、大幹線の東急電鉄の事故で電車が走らず、いつものようにニュースではバスやタクシーを待つ長い列が報じられていたが、電車1編成分の客を運ぶのにどれだけのバスが必要か、いまどきそのためにバスの車両と、さらにドライバーをどうやって手配できるのか、どう考えても無理だろう。
なさけないことだが、都市圏では鉄道によってギリギリの輸送を保っていることを認めざるをえないと思うのである。
