映画の世界だけと思ってた>成金社長室(笑)2007/11/01 17:09

 英語ができないと未来はないというような脅迫観念を押しつけて、悪どい商売をウサギのキャラクターでごまかしていた駅前留学の会社が、社長のえげつなさに危機感を持ったらしい役員のクーデターで会社更生法適用申請を選び、その保全管理人が異例ながら公開した大阪の本社社長室。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/071030/crm0710302158022-n1.htm

 こういうものは映画やテレビドラマなどで出てきて、んなアホなと思い続けていましたが、いやはや現実にあったのですねえ。しかもこれぞ成金趣味というような道具立てには、被害を受けておられるお客さんや従業員のみなさんには悪いのですが、思わず笑えてしまいました。

 この社長、まあ私と同世代人。泉州出身ということもあって、生きてきたいろいろな背景をあるていど想像できるのですが、どうも困ったものであります。

 それにしても会社の中にサウナや寝室を作って何をしておられたのでしょうなあ。

健診を受けるかたの喫煙率はさすがに低い/特定健診プチ批判2007/11/02 19:07

 私の診療所のある川西市では保健センターで市民基本健康診査という健診をやっていて、川西市民は1000円で基本的な検査を受けることができます。

http://www.city.kawanishi.hyogo.jp/post/kenkou/hokenc/kensin.htm

 3ヶ月に一度くらいの頻度で、この健診の診察の当番が、市医師会員のdutyとして回ってきまして、今日がそれでした。

 自発的に健診にこられているかたがたがほとんどですから、やはりそれなりに健康に対する意識は高く、分かりやすい例では喫煙者の比率が極端に小さいというようなことがあります。今日は30名ほどのかたが健診にこられていましたが、喫煙者は3名、つまり10%ということになります。

 その喫煙者のかたも、みなさん「やめたい」と思っておられまして、禁煙外来のある医療機関なら健康保険で禁煙治療を受けられることをご説明しますと、みなさんが興味を示されていました。ま、川西市ではまだ「路上禁煙」の条例こそ検討されていませんが、この保健センターや医師会事務局の入っている建物全体が、隣接する市役所ともども全館禁煙になっているご時世ですから、喫煙や副流煙による健康被害が気になることももちろんあって、やめられるならやめたいと思っておられるようです。

 また、なんらかの運動を定期的にしておられるかたも多く、毎年健診を受けておられるかたも少なくありません。

 逆にいいますと、禁煙に無関心な喫煙者や健康に無関心な層はあまり健診を受けにこられていないともいえるわけで、来年度からメタボリック症候群の予防などのために40歳から74歳までを対象に始まる「特定健康診査・特定保健指導」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/08/dl/s0830-2b.pdfの実効性が疑われます。この健診は民間業者への委託もできるということで、なんとなく新たな利権、天下りの発生も懸念されるわけでもありますがそれはともかく、健診を受けさせて保健指導をしたい人たちはそもそも健診を受けないという事態になりそうな予感がします。

 またまた机上の空論、税金の無駄遣いが繰り返されるのではないかと思うわけで…。

12ヶ月点検2007/11/03 20:53

 診療所を始めたときに往診用に中古で購入したデミオの12ヶ月点検に行ってきました。購入時に2万6千キロだったのがちょうどまる4年で7万キロ強。大きな故障もなくよく働いてくれています。今回の点検ではタイヤが減っていてぼつぼつ交換時期だという指摘と、エアエレメントの交換実施がなされましたが、やはり大きな不都合はなし。

 最近の国産車はもっとよくなっているのでしょうが、しかし以前からこういう量産大衆車の出来のよさというものは驚きます。もちろんメンテナンスはきっちりとしてもらっていますが、日常の足としてはきわめて優秀だと感じます。もちろん実用一点張りですから、乗っていておもしろいものではありませんが、幸いドライブを楽しむプライベートの車を別に持てるくらいの身分にはなっていますので、仕事ではこれでたいへん満足。

 デミオはこの夏にフルチェンジして、わが愛車は旧々型になってしまいましたが、いやいやなかなかまだまだ乗り続ける予定。

さいきんのオカキはなぜ湿っけないのか2007/11/04 18:55

 食べ物の安心安全ってなことについて喧しい今日このごろですが、だいぶ前から私が不思議に思っていること、オカキやセンベイやビスケットが湿らなくなっているのではないかという…。

 昔はカンカンや瓶に入れて乾燥剤を添えていても数日でべったりしていたように思うのですが、いまのお菓子はいつ食べても堅いものは堅いままという気がします。

 添加物を使っているなら表示があるはずだし、化学的な処理でないなにかヒミツがあるのでしょうかね。

 いろいろと信用できないことが露わになってきたわが国(昔は信用できたというわけではなく、ごまかしがバレやすくなってきたと理解しています)だから、シロウトには分からないなにかがあるのではないかとか。

大連立ってゆーけどやあ2007/11/05 22:27

 マスコミはぜんぜん言わないのですが、自民と民主が大連立って、それ、大政翼賛会やないのか。国民に選択肢を与えんやん。ほかの政党は吹けば飛ぶようなもんでしょ。

 ひどい話やんか。みんな怒らへんのか。

阪急百貨店、しばらくたいへん2007/11/06 23:27

 予想はしていましたが、もともと巨大な床面積を誇っていた百貨店、建てかえで縮小というのの影響でこれほど目に見えてショボくなるとは。

 来週末に亡母の三回忌をしますので、その粗供養の品を買いに午後遅くから梅田に出かけ、まあずっと慣れているので阪急百貨店梅田本店に行ってみました。2011年完成の予定での完全建てかえ工事中。ずっと馴染んできた御堂筋側の、たいへん趣のあったビルはなくなっており、当然のことながら売場も以前の広さはありませんから、さすがの阪急の旗艦店といえども品揃えはいまいち。2011年までは客も我慢ですが、百貨店としてもたいへんでしょう。

http://www.hankyu-dept.co.jp/gaiyo/umeda.html

 けっきょく気に入ったものがなく、お向かいの大丸梅田店に行って決めてきたわけですが、JR大阪駅北側には三越の入るビルの工事が始まっています。大阪にこれだけの百貨店を潤すだけの余力が続いていることを期待しつつ、みなさんがんばってくださいまし。

ALWAYS2007/11/07 22:38

 今日はわが国を左右するような話が動いていた一日だったようですが、えらいすみませぬことに、午後から予定がなかったので、自宅から車で10分ほどのところにあるミニシアター
http://cinepipia.com/で封切り直後の「ALWAYS 続・三丁目の夕日」
http://www.always3.jp/を見てきました。

 前作より泣けるよという前評判で、たしかに前作は昭和30年代の景色を強調しているようなところがあったのに比べ、今回のはその背景描写はそのまま(かさらにグレードアップ)のうえに、きっちりと泣かせるストーリーが用意されていたと感じました。

 それにしてもこの映画のCGの巧さには前作以上に感心しました。目をこらしていても、なかなか実写との境目が分かりません。DVDが出たら早速購入して何度か見直さなくては気がすまない。

 しかし、予想はしていましたが、観客のほとんどは私よりすこし上の世代のおじさんおばさんがほとんど(笑)。そりゃそうです、鈴木オートの息子一平君はほぼ私と同学年。私の家は新聞販売店をしていまして、住み込みで家事見習いのおねえさんもいましたから、舞台設定だけでも私は泣ける。ま、当時東京は遙かかなたの土地ではありましたが…。

講演料100まんえんか…2007/11/08 22:55

 有名人、講演を聴いて値打ちのある人に講演料数十万円ということは珍しくないのかもしれません。私のご同業でもそのくらいの講演料を求める人はいます。それなりにネームバリューもあって内容も人を引きつける。

http://www.asahi.com/politics/update/1107/OSK200711070066.html

 そういう意味では、中小企業の関係者が大田房江さんの講演に数十万から百万円を出しておられても、それだけの価値のある講演内容だと思っているなら部外者がとやかく言う問題ではないし、その原資は税金でもなんでもないのでそれに文句を言う筋合いでもありません。

 でも、なんとなく違和感があるのは、大田房江さんが大阪府知事。知事って公務員ではないのでしょうか。一般の公務員は無断の副業は禁じられていますが、知事は別なのかもしれません。それでもそんなに高額の報酬をもらっているメンタリティは私にはちょっと理解しがたい(なにしろ平民の感覚が身に染みついてますからね)。

 事務所費の問題もつぎつぎに報じられて、三選を目指す選挙が近いいま、ちょっと謀略じみた暴露のような気配も感じますが、やはり政治家は身辺清廉にしておくに難きことはないように思うわけです。