やはり原発はなんとかしないと…2007/03/26 20:40

 能登地震では1号機での「臨界隠し」が幸いしてというか、志賀原発が2基とも停止していたことで、地震での問題は結果として起きなかったようですが(それでも定期点検中の2号機は点検していたために緊急停止信号そのものが発せられなかったとの新聞報道)、地震がない地域というのはあてにならないことは阪神淡路大震災でも証明されているわけで、地震が少ないとか活断層が証明されていないなどということが原発立地の言い訳にならないことが今回また立証されたことになります。

 いまや原発が人災でも天災でも危うい綱渡りであることが奇しくも同じ石川県の原発で分かってしまったことになります(以前からどちらも指摘されていたのに、大勢は無視または大げさと抑えられていたようなところがあります)。

 そうなると、東南海地震の震源近くの浜岡や既知の活断層が認められている島根や中央構造線上の伊方などの原発はやっぱりかなりやばいということになりますまいか。

 何十年か前、原発には反対やと表明したら、あんたは電気のない生活でけるんかと極端な反論を受けて、あまりにアホらしくて相手をする気も失せたことがありましたが、つぎつぎと暴露される情報隠しともども、わが国で扱うにはあまりにも危ないエネルギー供給源だと痛感する今日このごろ(もちろんもっと持ってほしくない国は近くにいくつもありますがね)。