自己防衛2008/09/09 22:42

 自分と家族の健康、命や安全は、自分で守るしかない時代のようである。

 食料にしても年金にしても医療にしても。

 しかし、冷静に思い返してみれば、お国やお役人さまがイッパン庶民を助けて守ってくれるというのは、ほとんど幻想にしか過ぎないわけで、やはり自己防衛が必要になる。誤解を恐れずにいうと、物理的に自己防衛するには、これはもう武装するのが最終手段であろう。言論での武装は、すでになんとか強力にすべく努力はしているつもりである。問題は物理的な武装である。つまり、武器を個人で持ってもよいかという問題。

 と、ここまで考えていると、これは個人のことだけではなく、わが国の問題でもあるわけだ。

 私は若いころはご多聞に漏れず学生運動のまねごとに身を投じたりもした左翼的思考を持っていたが、その私でさえ最近はぐっと右寄りになるほど、わが国の立場が危ういと思う。それと同じことがそれぞれの個人にも感じられる。

 他人のことまでかまっておられないほど、この国のタガが緩んで個人の生活が苦しくなってしまっていると思うのである。

秋になりました2008/09/10 23:03

江津良浜の恬(9月6日)
 窓を開けて就寝すると、明けがたに寒くて目を覚ますようになりました。

 昼間はまだ日差しは強いのですが、それでもギらとした感じはなくて、ぜったい帽子が必要とは思わなくなっています。日陰だと涼しい。診療所のベランダの植木も、毎日の水遣りでなくてもだいじょうぶになっています。

 暑さに弱い私としてはたいへん嬉しいのですが、新しい和歌山の家がせっかく海に近いのに、ちょっともう海で遊ぶ気になれないのが残念です。

また管理するPCが増えた2008/09/11 23:08

 診療所と自宅とモバイルなどで複数のPCを使用し、また家族のぶんも「家庭内ネットワーク(通称HomeLAN)」で管理しているので、昨日のように MicroSoftのWindowsの定期updateのときなどはたいへんである。もっとも、MicroSoftは毎月第2火曜日にmajor updateをするため、私がヒマな水曜日にメンテナンスできるのでありがたい。

 で、和歌山の家が増えて、そちらに2台のPC(1台は仕事兼用のためにDELLのノートを新調、もう1台はお客様用に余剰のちょっと非力なノートを流用)が増えました。けっきょくぜんぶで10台のPCを管理することになって、これは片手間としてはなかなかたいへんであります(嫌いではないので苦痛ではありませんが)。

 それにしても、こうして複数の、しかも世代がまちまちのPCをいじっていますと、その発展を身を以て感じます。最新のDELLのものなど、一番非力のものに比べると体感速度は20倍くらいもあります。仕事で使うものは、悔しいながらもできるだけ新しい機種がいいと実感しています。

どっちが家か .2008/09/12 23:43

 今日の仕事を必死にこなして、新大阪16時03分の特急に飛び乗って白浜に帰ってきました。弟が友人とともにいたのでいっしょに食事。

 パートナーおよび娘は仕事の関係でこの週末は帰れず。

 宝塚に10年近く住んで、それなりに地域のかたがたとの交流もありますが、午後7時になるとガゼン夜中になる江津良のほうがネイティブな家だと感じる週末。

もう、うねりが… .2008/09/13 18:04

 台風13号で八重山方面はたいへんな状況のようですが、そのはるかかなたの台風の影響で紀南の海にうねりが出てきているらしい。江津良の浜も少し波が出てきて、家まで波のオトが聞こえます。

 それでも、昼間は蒸し暑くて、3連休初日の浜には夕刻になっても泳ぐ若者たちがいました。

書き込んだつもりが…2008/09/15 09:11

 午後からの在宅医療関係シンポジウムに続いての懇親会でほろ酔いになって帰宅し、ずっとビールだったため1杯だけ焼酎ロックを飲んだらできあがってしまいました。

 睡魔に襲われたために、とりあえず14日のできごとを書き留めてアップロードしたつもりが…。

 やっぱり酒気帯びは危ないです。

 年2回の在宅ホスピスケア実践シンポジウム、いつもタイトルどおりの実践的な内容で実りがありました。一人で診療所をやっていて、どうしても独断的になりがち。定期的にヨソからの刺激がほしいので、たいへんありがたいシンポジウムです。

軽老の日2008/09/15 23:16

 敬老の日であった。

 例によって祝日は休まないので、いつものとおりの業務をこなした一日であり、そのなかには有料老人ホームに入居しておられるかたへの訪問診療もあった。何人かの患者さんは、家族の訪問があり、また食事に連れていってもらったかたもおられたのであるが、施設そのものとしては昼食に「祝い寿司」とあったくらいのものであろうか。

 まあ一施設の敬老の日の対応などはべつにいいのだが、ここのところの医療介護の政策をみていると、とても敬老などとは思えぬ。タイトルのように「軽老」だ。こんな時代に敬老の日などがおおっぴらにあるのはブラックユーモアかイヤミとしか思えないのであった。

 ま、一種の偽装であるな、敬老の日。

経済の問題2008/09/16 22:33

 ごく少額の、とりあえず使うあてのないお金を、株主優待狙いでじっくりと持っているだけの株主である私は、平均株価が600円も下落したり、持っている株が入手したときの三分の一になったりしても、しゃあないなあまたいつか元に戻るかもと思いながら我慢しているだけであるものの、しかしこの連休明けの世界的な騒ぎは、世間としてはきっと大変なのだろうと思う。

 自分の仕事がたまたま経済動向に直接関わるものではないのが幸いといえば幸いである。20年近く前、世のみんながバブルに踊っていたけれど、自分はしがない勤務医で、結果として儲けることはなかった(正直なところ踊ってた連中がすこし羨ましくもあった)けれど、逆にあとになってぜんぜん損もしなかった(ので自分に自信ができた)ことのデジャヴのようである。

 人間は考える葦ではなかったのか。

 そして、こんなとき(米のこともあるだよ)にノーテンキに自分たちのことだけで全国遊説などをやっているジミントーのソーサイ候補とか、儂はやんぴしたから知らんよというようなソウリダイジンとか、害がないと言うならオノレがしばらくその米食えやと思わず突っ込みしたくなるノーナシダイジン(こいつはぜったい頭悪いと思う)とか、危機管理ゼロの政府しか持てない私は悲しい。

 やっぱり隠遁生活しかないか…。