わんどの身辺雑記

診療所が11か月ぶりに減少－12月末概数
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/26670.html

　うちの市医師会でも今年になって2件の診療所が閉院した。

　レセプトのオンライン請求や詳細な領収書の発行など、IT化が難しい診療所にとってはいろいろと難題が続いていて、とくに高齢のドクターは
「そんな難しいことせなあかんねんやったらもうやめるわ」
などとおっしゃる。もっとも、診療所でいくつまで診療をできるかはまたべつの話。私はいちおう70歳が診療の区切りと考えて老後の計画を考えつつある。

　しかし、もし今後いろいろと締め付けがきつくなり、要求されるレベルが個人診療所にも高くなるようなら、あるいは、むやみな行政指導などがなされるようなら、私は70歳にならずとも、つまり明日にでも廃業してしまうかもしれない。

　いまの時代、私たちのような業種にもいろいろな意味で過酷だと思う。「医療崩壊」は、いま始まったばかりかもしれない。