ひさしぶりに新幹線に戻ろうと思った矢先2010/02/01 21:11

新幹線パンタグラフ破損の原因はボルト付け忘れ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/100201/dst1002011840017-n1.htm

 今月中旬に東京の日医会館での行事に参加するために上京する。じつは私はぼつぼつ新幹線が危ないと思って5年以上前から東京へはずっと飛行機を利用してきたのだが、今回はひさしぶりにN700にでも乗るかと思ってJALの前割を予約していなかった。

 事故のときにかなり懸念していたのだが、そういうことだと要するに「たるんでいる」わけで、まさしく私が「ぼつぼつ危ない」と思ったとおりになったわけだ。

 JR西日本が大きな事故をおこし、東日本も特急の転覆などを経験してから慎重になっているようだが、東海にはそういう事故が見られていないはず。それどころか、新幹線技術を輸出しようと張り切っておられる。

 現場の士気は悪くはないと思いたいが、しかし、技術の継承という点ではどうなのか。

 やっぱり元株主としてJALで行くかと迷いはじめた今日。

白衣信仰2010/02/02 22:38

 名誉のために具体的な固有名詞は避ける。

 ある病院に患者さんのためのカンファレンスに赴いたら、白衣を着るように言われた。私は30年近く前から信念をもって白衣を着ていない医者なので、決まりによって院内では医者は白衣を着るようにという病院側と真っ向から対立してしまった。

 いまや普通の医療機関で白衣廃止をするところが続出している時代、それでも院外の医者に白衣を強制する根拠はなにかと尋ねたものの、ご想像のとおり「決まりだから」と。

 病院の決まりと私の矜持が正面衝突なんだけどどうしましょうと意地悪く粘った。ある種、大阪人のボケツッコミを演じた。もちろんアイデンティティを示すためのネームカードを装着することにもとより異論はない。

 けっきょく「決まり」以外に根拠なく、ネチネチと「白衣不要論」を並べた私が勝って、私の仕事着であるスーツでの参加になった。

 あとでふと思ったのだが、その病院にくる開業医のなかには、きっとだらしない服装をして平然としている無礼な医者がいるのだろう、そういうだらしなさを隠すための白衣なのかもしれぬ。そうであれば、一方的に病院の意識の古さだと批判した私もやや大人げなかったかなとすこし反省。

 白衣で人を押し伏せる(そう意識しているかはともかく)感覚、古いねぇ。

5年ぶりのゴールドカード2010/02/03 22:26

 自動車免許の更新に行ってきた。

 ゴールドカード制ができてからずっとそれだったのに、娘が札幌にいたときにアパートの近くにレンタカーを駐めていて駐車違反を交番の巡査にやられてしまった。付近には有料駐車場が皆無で、やむをえず公園に沿ったところに一晩駐めたのだ。

 交番に出頭して「こういう取り締まりは駐車場を整備してからやるべきだ。関西ではこんな理不尽でセコい点数稼ぎはない」などと抵抗したものの、札幌の原理主義お巡りは非情だった。それによって、有効期間は5年だったものの、ゴールドではなくなった。保険金の割引もなくなっていた。雌伏の5年であった。

 いちおう優良運転者なので、更新講習は30分ですみ、免許更新センターにいた時間は1時間ほどでゴールドICカードを手にした。たいしたことではないが、じつに嬉しい。昭和42(1967)年に初回交付を受けているので、43年目。ほぼ毎日運転しているわりに免停の経験はまったくない優良運転者だ。

まわりの人たちが体調崩す2010/02/04 22:16

 昨年の後半くらいから、まわりの親しい人たちがつぎつぎに体調を崩している。

 さいわいみなさんおおごとにはなっていないが、私のまわりの人たちなので、そこそこの年齢になっておられるわけで、冗談ではすまされないのである。

 私も数年前に無念の入院を4日間ほどしたのだが、その後はしつこい腰痛とそれにともなう足の弱り以外には元気である。もっとも、降圧剤や高尿酸血症の薬は手放せなくなっていて、まあ60年も使っている身体だからしゃーないかと思っている。そういうふうに「ぼつぼつ危ない」と自覚しておくことがきっとだいじなのだ。

 若いころと同じように「いける」と思う過信が、突然の不調で不安になるのだと思う。

 自戒をじゅうぶんこめて。

「目線」でええのか2010/02/05 23:33

円月島に沈む夕日(今夕は風強く寒かった)
 リコール騒ぎで世界のトヨタが揺れている。ほんとにモノが悪いのかどうかはともかく…。

 最近ずっと気になっている「目線」という言葉。時代で言葉が変化することに真っ向から反対する気はないので「目線」がなにがなんでもアカンやんと言う気はない。でも抵抗がある。

 で。

 トヨタのトップの記者会見である。創業家直系の現社長。「お客さま目線で」などと聞こえた。これを聞いたら、トヨタの社長は言葉では「お客さま」だけど本心は「客っ」あるいは「金づる」だと思ってるのだと思ってしまった。お客には「目線」なんかない。お客は同じような言葉では「視点」だ。

 だから。

 そういう、自分では気づかない尊大さが今回の問題につながったのではないか。ただ、とくに米国での経緯は、グチャグチャにつぶれた米国の車メーカーの嫉妬による情報操作がないともいいきれない(根拠なし、ね)。まあ、大企業の奢りかなぁ。

 自動車免許とって自分の車を持って40年。トヨタ車はいちどの持ったことがない矜持。それはそれでけっこうしんどいんです。

アジの開き2010/02/06 20:56

 風がひどく強く寒いので、田辺に買い物にでも行こうかと車で出て、ふと近くの桟橋を覗くとほとんど釣り人がいない。アジの釣れるポイントも空いている。しかし寒いしなーと迷っているところに釣り人がお一人。

 寒いからみんなきてないだけだろうからやりましょうよと言われて決断。

 単純かつ安価なサビキなのにどんどん釣れる。けっこう形のいいものも。風は強いが天気がいいので、意外に寒くない。けっきょく約1時間半でアミエビをぜんぶ使い切ってアジが18本。

 そのまま家に帰って開きを作成。一夜干しとする。

 ほんとうなら刺身やナメロウを作れば旨いと思うのだが、まだそこまでの腕がない。というか、寒くて手が動かない。残念。

アジの開き(2)2010/02/07 22:38

 開いたアジを文字通り一晩干して一夜干しにした。

 風は昼間よりはましになったが、やはり北寄りの寒風が夜中も吹いて、朝になって魚をみるとなかなかいいテリになっている。1枚づつラップでくるみ、ジップロックに入れて冷蔵庫のチルド室へ。今日は朝の海の状態によっては船をだそうと誘われていたが、やはりまだ湾内も白波がたってコンディションは悪く、断念することになった。

 午後の特急だと混むかもしれないので、10時30分発の「スーパーくろしお」で宝塚に戻った。宝塚は寒いが風はおだやか。

 一夜干しの一部をパートナーは唐揚げに調理。アンをかけて夕食の一品とした。新鮮なものなのでまずいはずがない。焼酎が進む。

 数年前までは自分が釣った魚をアテに酒を飲むなどと想像もしていなかった。この年になっても、人生、なにがどうなるか分からないものである。

ここは離島か2010/02/08 21:27

右へ行くと駅前方面。私は左折した。
 訪問診療の途中の細い急な上り坂で前を走っていた軽四バンが息切れ。危なそうなので離れて待っているとなんとか登り切った。

 その先は交通量の多い幹線道路と交差するのですぐに追いついた。

 なんかヘン。

 やや、ナンバープレートがない。近くでよく見るとかなりくたびれた車だ。それであの坂を登れなかったのか。

 車が途切れて、この無ナンバーの軽四は、片側2車線中央分離帯のある県道を市中心部方面へと走り去った。八重山方面で野良道を無ナンバーのサビだらけの車が走っているのを見たことがあるが、こちらの道路は頻繁にねずみ取りがあったり白バイが走り回ってるんだけどねえ。