「目線」でええのか2010/02/05 23:33

円月島に沈む夕日(今夕は風強く寒かった)
 リコール騒ぎで世界のトヨタが揺れている。ほんとにモノが悪いのかどうかはともかく…。

 最近ずっと気になっている「目線」という言葉。時代で言葉が変化することに真っ向から反対する気はないので「目線」がなにがなんでもアカンやんと言う気はない。でも抵抗がある。

 で。

 トヨタのトップの記者会見である。創業家直系の現社長。「お客さま目線で」などと聞こえた。これを聞いたら、トヨタの社長は言葉では「お客さま」だけど本心は「客っ」あるいは「金づる」だと思ってるのだと思ってしまった。お客には「目線」なんかない。お客は同じような言葉では「視点」だ。

 だから。

 そういう、自分では気づかない尊大さが今回の問題につながったのではないか。ただ、とくに米国での経緯は、グチャグチャにつぶれた米国の車メーカーの嫉妬による情報操作がないともいいきれない(根拠なし、ね)。まあ、大企業の奢りかなぁ。

 自動車免許とって自分の車を持って40年。トヨタ車はいちどの持ったことがない矜持。それはそれでけっこうしんどいんです。