ま、「鉄」だけの問題ではないけれど2010/02/09 18:19

『「鉄ヲタ専用車両でーす」 暴走する一部鉄道ファン』
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/09/news017.html

 鉄歴約半世紀超の還暦親父からすると、文字通り「隔世の感」ではある。私が元気なころは、鉄道車両にカメラを向けていたら変な目で見られていた。日陰者だったのだ。

 いつのころからか鉄道ファンは市民権を得、それどころか一種の特権階級のように大出世したようだ。その出世の間に鉄道ファンとしての品格とか矜持などというものが失われてしまったのかもしれない。しかしま、これは「鉄」関係だけの問題ではないわな。

 べつに自分のカメラで写真を撮ったり、風情もなにもなく乗りまくったりしても、心にはなにも残らないのではないだろうか。地味な車両、路線を静かに味わうというのが鉄道ファンの行き着くところではあるまいか。

 なに? たんに年とって楽してるだけではないか? ばれたか。

ああまたカメラ気分が…2010/02/10 23:52

 気になっていたのだが川西周辺の量販店ではマニアックすぎて現物を置いていないカメラ。今日、マルチメディア梅田に行って手にとって見てきた。

 愛用していたRICHOのGRIIを娘に譲ってから、ずっと使い続けているOLYMPASのμ750と白浜においているPENTAXのistDSになって、なんとなく中途半端な気分でいる今日このごろ。使い慣れていたのでRICHOのGRIIIなぁと思っていたところに突如とんでもない発想転換なGXRが出た。

 その前に、ずっと昔愛用していたOLYMPAS PEN Fを彷彿させる小型一眼レフも気になっていたのだ。

http://www.ricoh.co.jp/dc/gxr/
http://fotopus.com/style/

 うううーーーむ。どっちも魅力的だ。まあいわゆるコンパクトデジカメに比べると大きさと重さがあって、常時スーツの内ポケットに忍ばせておくには大きいのがちょっとつらいところだが、とくにGXRのおそらくすごい拡張性には注目できる。

 そして、カメラというものには、構えたときにあるていどの重量感がないと安定しないという思いがあって、こいつらには最小のボリウムでそれが感じられたのだ。

 衝動買いしなかったのは、RICHOとOLYMPASの両方を見たからだろう。どちらかひとつだったら、クレジットカードを触っていたかもしれない。くわばらくわばら(笑)。

さて五輪のメディアスクラム2010/02/11 23:11

 民主党幹事長・朝青龍・埼玉と鳥取の殺人疑いときて、いよいよきました冬期五輪。いやぁテレビはみごとにそっちにシフトだ。時間のあるときはテレビワッチしている私には、みなさん単細胞だと再確認である。やってる人たちむなしくないか。

 テレビも新聞も衰退するわな。なんか、悪あがきのようにも見える。今夜はどこかの番組で「テレビの待遇(ギャラ)ひどくなってる」との、ついにテレビ界自身の自虐ネタまで言ってた。

 五輪と蹴球世界杯が稼ぎどきと思ってるかもしれないが、やがてネットのストリーミングでマイナーなものも配信される時代になるのではないか。

 そしていまやすでにこういうものが…「Google Earthでバンクーバーを3D再現 スノーモービルで撮影した競技会場ストリートビューも」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1002/10/news101.html

上野にパンダ2010/02/12 23:05

上野動物園にパンダ復活「繁殖で日本製のパンダを」
http://sankei.jp.msn.com/politics/local/100212/lcl1002122109006-n1.htm

 いまやパンダといえばわが白浜のアドベンチャーワールドだが、ぱんだ飼育の嚆矢はやはりなんといっても上野動物園。明るい話題といっしょに喜びたい。

 一昨年、アドベンチャーで生まれた梅浜と永浜は、昨年の平日にたっぷりと見物してきた。そのほかの大人のパンダも見た。あまりに近くにいるので、いつでも見られるという気分ではいるが、やはりよく考えるとなかなか貴重な動物なのである。

 来年まで待たずに、首都圏のみなさん、JALの南紀白浜線なら羽田から約1時間。白浜温泉に、いらっしゃい :-)

http://aws-s.com/panda/index.html

ひさしぶりの新幹線2010/02/13 22:43

 何年乗ってないか記憶がないほどひさしぶりの新幹線。そしてN700系初体験である。

 「のぞみ」は500系に一度乗っただけで300系のよく揺れる経験しかないので、聞いてはいたがN700系の乗り心地のよさには驚いた。毎週のように乗っている「きのくに特急」は振り子車という特殊な構造ではあるものの、速度が3倍もあるのに揺れは十分の一くらいか。

 曇っていて残念ながら富士山は見えなかったが、新大阪から白浜までとほぼ同じ時間で東京に着いて楽。

 ロートル鉄はもともと新幹線は好きではないのだが…。

格差2010/02/14 18:55

 東京に行って帰るといつも身にしみるのが、大阪でさえも厳然としている東京との格差である。

 いちばん目立つのは、ビルの高さと密度。今回のように新幹線でもどると、新大阪に到着しかけているのにまだまだ視野が広い。駅に着いてようやくすこし高層ビルがまわりを取り囲む。東海道線に乗り換え、大阪駅を出て2分もするともう視野が広がる。

 都市としてのキャパシティに歴然とした差があると認めざるをえないのだが、その東京が日本だと思って政治をされたりすると地方はたまらんなあと思うのだ。

 橋下大阪府知事のけんか腰も理解できないこともない。

新規・要支援2010/02/16 23:34

 午後から介護認定審査会。

 介護保険制度が始まった平成12年の直前に委嘱されたので、ほぼ10年も審査会委員を続けている。しかもずっと合議体の長。

 だから、審査する内容の変化をリアルタイムに見ているわけで、ともかく最近の審査会では「新規」と「要支援」が多い。つまり、つぎつぎに新規に申請する人の絶対数が増えているらしい(要は高齢者がどんどん増えている)こと、そして、住宅改修を第一に希望する新規では要支援レベルが多い。

 前者については当然だし、これからもどんどん増えるはず。本邦全体が高齢化しているのであたりまえだ。

 後者。景気の悪さのために介護保険の住宅改修に乗り出す業者さんが増えているのか、ともかく刹那的に介護保険の給付を求める。改修がすめば期限が切れてもべつにかまわぬという裏が見えるものも少なくない。

 まあ、いまの世の中、キャッシュフローが増えるのは悪いことではないが、しかしこんなことを続けていたら、そのうち介護保険の緊縮が検討されるようになりかねない。

 で、私はぼつぼつ審査会の仕事はやめたいなあ。

トンボ返り2010/02/17 23:48

 白浜の家のライブカメラの調子が悪いので、昨日は仕事をすませてから車で帰った。

 午後8時前に着いてライブカメラをリセットして正常稼働したのを確認、風呂を張ってからいきつけの寿司屋さんへ。ここは人気店で、日によると予約がとれないこともあるのに、行ってみると客は私一人。まあ、ゆっくりと大将や若主人としゃべって飲んだのだが、2月だとはいえさすがに淋しい。代行運転の業者さんもヒマであかんと言う。

 風呂に入ったあとシーチキンの缶詰をアテに続きをチビチビ。沖縄出張中の師匠から電話が入ってこちらの海況を報告。

 ちょっとゆっくり朝寝して、掃除とかたづけのあと、とれとれ市場(収穫なし)→富田の水→田辺のAcoop→紀菜柑を経て川西。恬のお薬をもらいに動物病院に寄ってマンションに帰宅。

 ま、トンボ返りではあったが、べつに疲れもせず。明日仕事がなければそのまま向こうにいたかった気持ちは残る。

 今週末はまた用件があってこちらにいなければならない。ま、白浜も寒いからいいか。