底、抜けたな ― 2012/09/19 00:19
日章旗を燃やして気勢をあげている隣の途上国の国民を嗤えぬ。
昨日からニュースに取り上げられている某県立高校の校長さんの言動。数ヶ月前の大津市の教育長さんにもあきれたが、今回も…。
もっとも、校長をつつがなく勤め上げて、頂点が教育長ということらしい(これ、一次情報に当たれないのでメディアからの受け売り。だから嘘かもしれぬ)からつまりそういうメンタリティなのかもしれぬ。
社会生活のなかで、一般的に対等もしくは下からのコミュニケーションをとる機会がほとんどなかった気の毒な人たちだとは思うが、しかし、ええ年なんだから少しは気づきぃなと思うのだ。
もちろん、わが業界の人たちもそれなりに世間知らずの気の毒なのが多いのではあるが、しかしちょっと違うのは、私らはクライアントから選ばれる可能性があるが、教育者の場合はクライアントたる生徒には選択の余地がないということ。
「医者は患者を選べぬが患者は医者を選べる」
「生徒は教師を選べぬが教師は生徒を選べる」
もちろん多くの教職者はそうではないはずだが(と注釈を入れたうえで)、そういうことなんである。同じように「センセ」などと呼ばれても、センセ具合には大きな違いがある。
私が青少年だったころの教師は、もっと豪気な人が多かったように思うのだが、それは年寄り独特の「昔はよかったやん」ちゅうことなのやろかね。
昨日からニュースに取り上げられている某県立高校の校長さんの言動。数ヶ月前の大津市の教育長さんにもあきれたが、今回も…。
もっとも、校長をつつがなく勤め上げて、頂点が教育長ということらしい(これ、一次情報に当たれないのでメディアからの受け売り。だから嘘かもしれぬ)からつまりそういうメンタリティなのかもしれぬ。
社会生活のなかで、一般的に対等もしくは下からのコミュニケーションをとる機会がほとんどなかった気の毒な人たちだとは思うが、しかし、ええ年なんだから少しは気づきぃなと思うのだ。
もちろん、わが業界の人たちもそれなりに世間知らずの気の毒なのが多いのではあるが、しかしちょっと違うのは、私らはクライアントから選ばれる可能性があるが、教育者の場合はクライアントたる生徒には選択の余地がないということ。
「医者は患者を選べぬが患者は医者を選べる」
「生徒は教師を選べぬが教師は生徒を選べる」
もちろん多くの教職者はそうではないはずだが(と注釈を入れたうえで)、そういうことなんである。同じように「センセ」などと呼ばれても、センセ具合には大きな違いがある。
私が青少年だったころの教師は、もっと豪気な人が多かったように思うのだが、それは年寄り独特の「昔はよかったやん」ちゅうことなのやろかね。
邦画を見直す ― 2012/09/19 23:04
ある時期、邦画は風前の灯だった。
ちょうど私の青年時代から壮年期にかけての時代。テレビが元気でおもしろかったので、映画館に出向く機会を奪ったと言われていた。しかし、いまになって思えば、ほんとか? と思う。
私について言えば、仕事が忙しくて映画館に行く暇がなかったのだ。べつの原因は、レンタルビデオもなくもちろんDVDやBlueRayなどは概念さえなかった。つまり映画館に行くしかなかった。
いま、私は、WOWOWやケーブルテレビのCS番組などで、古いものからごく最近のものまで、映画を見る機会が激増している。しかも「録画」という手段で、自分の好きな時間にゆっくりと見ることができる。
そのようにして、また、自分がそれなりに年をとって社会経験もいろいろしたあとで、いま邦画にはまってしまっている。氷河期といわれていた時代のものにも、けっこういい映画が多いのに気づく。
若いころはカッコつけて洋画が優れているような態度をしていたのだが、じつは邦画のほうが心中にグサッとくることが多いのに気づいた。これからもぜひ日本の映画関係者のかたには頑張っていただきたいと思うのである。
—WOWOWで黒沢監督の「8月の狂詩曲」を見終わったあと
ちょうど私の青年時代から壮年期にかけての時代。テレビが元気でおもしろかったので、映画館に出向く機会を奪ったと言われていた。しかし、いまになって思えば、ほんとか? と思う。
私について言えば、仕事が忙しくて映画館に行く暇がなかったのだ。べつの原因は、レンタルビデオもなくもちろんDVDやBlueRayなどは概念さえなかった。つまり映画館に行くしかなかった。
いま、私は、WOWOWやケーブルテレビのCS番組などで、古いものからごく最近のものまで、映画を見る機会が激増している。しかも「録画」という手段で、自分の好きな時間にゆっくりと見ることができる。
そのようにして、また、自分がそれなりに年をとって社会経験もいろいろしたあとで、いま邦画にはまってしまっている。氷河期といわれていた時代のものにも、けっこういい映画が多いのに気づく。
若いころはカッコつけて洋画が優れているような態度をしていたのだが、じつは邦画のほうが心中にグサッとくることが多いのに気づいた。これからもぜひ日本の映画関係者のかたには頑張っていただきたいと思うのである。
—WOWOWで黒沢監督の「8月の狂詩曲」を見終わったあと