わんどの身辺雑記

ある意味、難しいところはあると思う。防火壁やスプリンクラーなどの設備がきちんとされていても、だ。

「防火扉不備、違法指摘も」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130209/dst13020918300005-n1.htm

グループホームは、入居しているのは認知症のかたばかりだ。夜勤は1ユニット9人に一人だ。おそらく全国の施設では、火事になったらとくに夜間はぜったい全員無事には助けられないと思いながら仕事をしているスタッフがほとんどだろう。

批判を承知で書くが、そもそもそういう施設基準、人員基準なのだからどうしようもない。避難路というが、認知症のかたの施設では外に出ての徘徊を防ぐために自由に出入りできない構造が普通だし、避難路を入居者さんに熟知してもらうことは無理。

だれがどう考えても、夜間の火災や地震、津波などのときにはお手上げになるのが現実だと分かるはずだ。

それを防ぐには設備ではなく人手。しかしそんなことができるほどの介護報酬は出ない。