高齢社会2013/02/21 23:52

今日のお仕事では、もちろん分かっていたことではあるが、ほんとに高齢社会になっているとふと実感した。なにしろすべての患者さんが90歳以上なのだ。

そのうえ私の診療圏の特殊性は、斜面を開いた宅地が多く、道路から玄関まで長い階段がある戸建て住宅が珍しくない。つまり気持ちがあっても外出しにくいのだ。なんとか道路に出ても坂道、さらにバスは狭い道路のためのものでバリアフリータイプでない。結果として「閉じこもり」と言われてしまう。そのつもりがなくても、簡単には外出できないのだ。

かといってデイサービスではしたくもない集団活動を強制されたりするので、とくに男性は嫌がる(私もぜったい嫌だ)。

以前からそういう環境を見てきているので、自分のマンションはほぼバリアフリー、 白浜の引退用の家は平屋にした。それでも白浜では公共交通機関がないので運転できなければ遠出はできない。

こんなことを考えねばならなくなった年齢だ。なにしろ来年には介護保険証が交付されるのである。